とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

当院の年末年始のお休み

2010年12月25日 | 皆様へのメッセージ
当院は、
12月25日で、2010年の一般外来診療を終了致します。
2011年の診療は、1月4日(火)からスタート致します。

2011年も何卒宜しくお願い申し上げます。

一人でも多くの方に福音をもたらす事が出来ますように、
院長はじめ職員一同頑張って参ります。
2011年も『パワフルなとくおかレディースクリニック』で参ります。

2011年の干支はうさぎです。
卯年の「卯」という字は、
物を両側に押し開けたさまを表すとされています。
これは、閉じたものや困難を押しのける意を含んでおり、
芽生えなどを表すともいわれています。
「卯」の字のごとく、
現在の閉塞状況を打ち破って景気が上向いていく年になって欲しいと願います。


「卯の上り坂」
ー 物事が好条件に恵まれてどんどん進展すること

「卯を見て狗を呼ぶ」
ー 手遅れだと思っても間に合う事があるので、すぐに諦めてはいけないということ

2011年も、皆様にとりまして、より佳い一年でありますようお祈り申し上げます。
佳いお年をお迎え下さいませ。

ーby事務長
とくおかレディースクリニック
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心持ち・・・

2010年12月25日 | 皆様へのメッセージ
「体外受精・顕微授精Q&A」の続きは、
また来年度に続きを掲載したいと存じますので、
何卒宜しくお願い申し上げます。

ここのところ、
「卵巣年齢に制限はありますか?」
「実年齢と卵巣年齢の違いは何ですか?」
「実年齢が高くなっても妊娠出来る方法を教えて下さい」
「卵子をいつまでも若くしておける方法は何ですか?」
という内容のメール問い合わせが相次いでおります。

30代半ばにさしかかっているようであれば、
まず、専門クリニックで、必要な検査をお受け頂き、
子宝は絶対に!!という方は、確実性の高い治療で、
望まれる結果を手にされるようにして欲しいと存じます。

そして、どの段階でも大切なものは、
その方の『心持ち』なのだと思います。

体外受精・顕微授精に進まれて、
採卵手術・胚移植(受精卵を子宮に戻すこと)をし、
凍結胚はまだ残っているものの、
妊娠(-)で落ち込まれた方が、
「私は、この3カ月を無駄にしました」と、スタッフに仰いました。
それを聞いた時に、とても悲しい感想だと思いました。
妊娠(-)に悲しむ・がっかりくる・落ち込む気持ちは、まさに本音です。
ですが、
子宝を手にしたいという気持ちで、
ご夫婦で心を合わせて取り組んでこられた3カ月は決して無駄な時間ではありません。
人生の中でとても大切な時間だと受け止めて欲しいと思いました。
結果でしか物事の価値を決められない事こそ、悲しいものはありません。
結果より過程を大切にしてこそ・・・の心持ちを持っていたいものです。

そのご夫婦は、次回、凍結胚移植を受ける予定で進まれておりましたが、
とてもラッキーな事に、その短い間に、自然妊娠されました。
サポートをしてきた私達にとっても、とても嬉しい結果です。

体外受精の為に、
①卵巣の状態をみながら適度な排卵誘発をする事
②採卵手術で全ての卵胞に針をさして卵胞液を吸い出す事
などが、卵巣を刺激して、卵巣の状態を良くするともいわれています。

ですので、
長年自然妊娠出来なかった方々であるのに、
ARTに進まれて卵巣刺激をした事・採卵手術を受けた事により、
採卵手術後や凍結胚移植待ちの期間に、自然妊娠出来たという事例が結構あります。

人生において、決して無駄な事はありません。
自分に降ってくる物事は偶然などではなく、
全部必然なのだと思います。
だからこそ、日々、悔む事なく愚痴る事なく進んでいけるようにしていきたいものです。

ーby事務長ー
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体外受精・顕微授精に伴うQ&A

2010年12月22日 | ART
Q:40歳を過ぎると、体外受精・顕微授精をしても妊娠率は低下するのですか?

A:年齢が高くなるにつれ、卵巣の中の卵胞数が減少していきます。
  また、採卵手術で卵を採取出来たとしても、卵の質が低下し受精率は悪くなっていきます。
  授精が成立し、受精卵=胚を得る事が出来ても、胚の質が悪く着床しにくくなっていきます。
  また、無事に着床し、無事に妊娠出来たとしても、流産率は高くなっていきます。
  厳しいお話かもしれませんが、現実はなかなか厳しいです。

  ですので、42歳まではタイミングで、、、
  または、43歳までは人工授精で~と悠長に構えるよりも、
  30代後半で妊娠率の高い方法を選択されて、
  結果を手にして頂ける事をお勧め致します。

ーby事務長ー
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体外受精・顕微授精に伴うQ&A

2010年12月21日 | ART
Q:体外受精・顕微授精を受ける際の年齢制限はありますか?

A:体外受精・顕微授精の成功率は加齢に伴って低下します。
  では、年齢が若ければ、ずっとタイミングや人工授精といった一般不妊治療に
  こだわり続けて、同じ一般不妊治療を反復していれば成功するのか?・・・
  というと、それは違います。
  年齢が若くても、卵巣機能が低下している方の場合は、
  早めに体外受精・顕微授精に進まれる事をお勧めします。

当院でもよくある、このようなご質問を連続でアップさせて頂きます。

ーby事務長ー
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妊娠中のインフルエンザワクチン接種

2010年12月18日 | 一般医療
12月16日号の「メディカルトリビューン」の中に興味深い記事が掲載されておりましたので、
その一部をアップさせて頂きます。

ジョンズホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生学部アメリカンインディアン保健センターに
所属するドクターが発表したものです。

「母親が妊娠中にインフルエンザワクチンを受けた児では、
 生後6か月までのインフルエンザ感染リスクと呼吸器合併症による
 入院リスクが低下する」との研究結果が掲載されておりました。

経胎盤的な母体由来の抗体を含む母乳栄養によって防護されている6カ月未満児よりも、
生後6~12か月児の方がインフルエンザ感染率が高いといわれています。
ですが、インフルエンザ罹患率・死亡率は、はるかに6か月未満児の方が高いです。

母親がインフルエンザワクチン接種を受けた児では、非接種の母親の児と比べ、
インフルエンザ感染率が41%、入院率が39%低い統計が出たそうです。

ですので、妊婦に対するインフルエンザワクチン接種は、
妊婦自身のインフルエンザ合併症リスク低減の為だけではなく、
重度インフルエンザリスクが最も高い時期にある生後6か月未満の乳児を
インフルエンザから防護する追加的便益があるという事が、
今回の研究結果で裏付けられたとの事でした。

参考までに!!です。

ーby事務長ー
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12月のラボ便り

2010年12月17日 | ラボ便り
12月のラボ便り


みなさん、こんにちは。
12月も半ばになり寒さが厳しくなってきました。


以前のラボ便りで胚(受精卵)を育てている
インキュベーター(培養庫)についてお話しました。

このインキュベーター内は子宮の環境に近づけるよう、
温度は37℃に、酸素濃度、二酸化炭素濃度も一定に保たれています。
これらは機械が自動的に行っているものですので
電源が必要になります。
通常は備え付けのコンセントから電源を供給しています。

従って、電気の供給が途絶えたら
インキュベーター内の環境を維持できなくなってしまいます。

そのため、当院では万一の停電などに備えて
非常電源装置を設置しております。

この装置があればクリニック全体、ビル全体が停電になっても
インキュベーターの環境は維持され
その中の卵たちも最適な環境で育つことができます。

今年も残すところあとわずかとなりました。
体調を崩さないようお気を付け下さい。


とくおかLCラボスタッフより
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日本医師会の日医ニュースから

2010年12月15日 | 一般医療
日本医師会から届く『日医ニュース』というものがあります。

その中に「プリズム」というコラムがあります。
興味深い面白い内容が続き、毎回、とても楽しみに拝読しております。

今月号の「プリズム」の内容において、
不妊治療現場でよく見受けられる状況と重なりましたので、
その一部を抜粋させて頂きます、以下です。。。


【感情転移】

カウンセリング、精神分析療法の過程で、
患者が治療者に感情転移を起こすことがある。

転移には、
治療者に対して信頼、尊敬、情愛、感謝などの感情を示す陽性転移と、
敵意、攻撃性、猜疑心、不信感などの感情を示す陰性転移の二種類がある。

このような特殊な感情は、
患者が過去(幼少期)に自分にとって重要であった人物
(多くは両親などの養育者)に対して持っていた抑圧された感情が、
治療者に向けられたものと理解されている。

  ~~~略~~~

日常の診察場面でも、このような、いわば「的外れな感情表出」に
困惑することがある。
精神分析法においては、治療の過程で予想される現象といえるが、
一般の診療場面で感情転移が起こると、
信頼関係がおかしくなり、
治療、その他の業務に支障を来す。

  ~~~略~~~


不妊治療の現場においては、よく見受けられる状況です。
不妊治療というものに、思い入れが激しくなってしまい、
治療者へ甘たりすねたり、
反対に転ずると、治療者への猜疑心や怒りなど、、、
全くもって不要な感情が出入りする方々がおられます。
おそらく、冷静になれば、簡単に取っ払えてしまうような思い入れです。
ですが、冷静になれない状況下にいますから、その感情に浸りきってしまいます。
それは、何とかしないといけません、、、。
患者さんと治療者との間における妊娠ではなく、
あくまでも、
患者さんとそのご主人様との間における妊娠ですから・・・。
治療者側は、それを、医療的な部分でサポートする役になります。

ですので、心の安定と治療というものをうまく繋げていきたいものです。

そのような緩和策としても、
当院では、治療以外に、
「妊娠準備療法=整体=気療」
「リフレクソロジー」
「バレエエクササイズ」
というものを導入しております。

血流効果やホルモンバランスだけでなく、
心のリラックス効果や自分癒し効果が絶大です。

是非、お勧め致します。積極的にお試し下さいね。

ーby事務長ー
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新人職員の思い その2

2010年12月14日 | 社会人教育話
昨日に引き続き、
新人が思う「私が思う医療人とは?」・・・


昨日に引き続き、11月から頑張ってくれているフレッシュマンより~


「とくおかLCに入職して1ヶ月と少し経ちました。
 毎日、学ぶことがたくさんあり日に日に成長していき、
 とても充実した日々を送っています。


 医療人として、
 患者様のことを第一に考え、
 患者様が安心して通えるように、
 笑顔で明るく頑張っていきたいです。


 また、まだまだ新人なので基本的ではありますが、
 「挨拶・返事」
 この2つだけは誰にも負けないくらい、
 しっかりと行っていきたいです。


 これから様々なことをを勉強していき、
 少しでも早く先輩たちに近づけるよう努力していきますので、
 これからどうぞ宜しくお願い致します。」


入職当初は、緊張の面持ちが強かった子ですが、
日々、表情も柔らかくなってきて、
それと同時に、物腰も柔らかくなってきて、
良い方向にどんどん成長している様子を感じます。
彼女の持ち味は、真面目さです。
真面目さだけで終わらないように、
更に、周囲に気遣いの出来る柔らかさをどんどん吸収して欲しいと思っております。

裏表のない真面目さ・・・これも大切ですね・・・。


ーby事務長ー
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新人職員の思い その1

2010年12月13日 | 社会人教育話
新卒入職組メンバーの中のお二人が、
いち早くアルバイトというかたちで参加してくれております。

この子達は、来春から入職する子達と同期入職というかたちになる子達です。

そのお二人に、
「貴女達が考える医療人とは?」という難しい質問をしてみました。
順番にアップ致します。


まずは、10月から頑張ってくれているフレッシュマンより~

「医療人のあるべき姿というものは、
 まだ私の中ではっきり明確には見えていません。
 しかし、
 私が思う医療人に必要なもの、求められているものは、
 落ち着いた態度、正確な知識、周りへの配慮だと考えます。
 私がこちらにお世話になり始め2ヵ月が経ちました。
 まだ私にできることは限られていますが、
 どんな状況においても、
 医療人と患者さんである前に、
 一人の人と人ということも忘れず接していきたいです。
 知識と細かい気遣いのできる医療人となり、
 一日も早く貢献できるよう務めていきたいです。」

若いのに、社会力・対人力を感じる、とても明るく素直な子ですので、
今後の活躍を期待してやまない一人です。
夏の厳しい面接試験をクリアして入職した貴重なスタッフでもあります。
雰囲気で人を癒せるという大きな力を持っているので、
このクリニックのムードメーカーとして頑張って欲しいと思っております。

明るさ・素直さ・・・大切ですね・・・。

ーby事務長ー
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予防医学

2010年12月11日 | 一般医療
「予防医学」とは、
病気にならないように未然に防ぐ医学の事をいいます。
食生活、運動、生活習慣などを正して、病気にならない身体をつくっていく事をいいます。

病気になったら治すというのが「治療医学」です。
それに対して、病気にならないように予防するのが「予防医学」です。

「予防医学」には当てはまらないかもしれませんが、

つい先月まで行っておりました”目黒区の子宮がん検診”・・・
毎年そうなのですが、11月は駆け込みラッシュで、すさまじい外来となりました。
受診票が送られて来た方々が無料で受診出来るものです。
「私は’子宮がん’にならないから大丈夫」などと思いこまれずに、
しっかりと受診して欲しいと存じます。
今年度は、結構な数の方が「要再検査」と出ておりました。
そして、それを上回るはるかに多くの方々に「炎症性細胞像あり」というコメントがありました。

子宮がん検診は、子宮頚部の組織しか診ませんから、
卵巣の状態や子宮の状態までは分かりません。
卵巣の状態や子宮の状態も一緒に検査をして安心を得ておこうという方もいらっしゃいます。
そのような方々は、子宮がん検診と共に超音波検査をお受けになられて、
定期的にチェックを入れて安心を得ていらっしゃいます。

何事も『予防』が大切です。

今の時期は、インフルエンザの予防=インフルエンザワクチン接種をお勧めしております。
こちらも、同じ・・・『予防』が大切だからです。
私は、必須だと思っているくらいです。
インフルエンザワクチンは、流行株が一致していれば、
約70~90%の確率で発症阻止あるいは軽症化に貢献すると考えられています。

インフルエンザは、高熱など全身症状が強く、肺炎や脳炎などの重い病態に進展します。
『予防すべき対象となる感染症』の一つに位置付けられていますので、
毎年ワクチン接種をお受けになられる事をお勧め致します。

当院でも残り少なくなりましたので、
ご希望の方はお早目に接種を済まされて下さい。
何事も『予防』しておくに越した事はありません。

ーby事務長ー
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