桐原の試験を近々することになったので授業予定を変更。
昨夜の月曜日の現代文記述を中止、桐原の解説と先週に残した模試の6番の解説。
場所は高校生の教室。
隣では諒(21期生・三重大学工学部1年)が新高1数学の授業中。
声がからみ合い、ことに突発性難聴の俺は諒の声と自分の声が耳の中でハウリング。
あげく由梨佳(津高3年)から「先生、もう少し大きな声でお願いします」
結局は中学生の部屋に移動して授業再開。
桐原の解説は俺の調整も兼ねている。
桐原の試験は俺も受けるのが恒例。
しかし最少限の時間でやりくりせねばならず、解説即調整となる。
俺のミスは2・・・不確かな設問は7・・・まだまだである。
諒の授業の進め方が取りざたされている。
いつかは起こると思っていたが予想以上に早かった。
玄太と洋昴(ともに津高1年)が数学Ⅰをあらかた終えている。
それもあってベクトルや指数対数など数学Ⅱ寸矢野解説を求めている。
しかし大半はまだ高校生活が始まったばかりで式の展開や因数分解で汲々としている。
つまりは高校の進路の少し先を教えるか、もっと先・・・数学Ⅰではなく、高校数学を俯瞰的に見て重要なエリアを教えるか。
「高校の授業の少し先を教えるんなら普通の塾と同じじゃないですか。ウチの塾は違うでしょう」
そう、玄太が言ったそうな。
このあたり、中3になるやすかさず三平方を教え、余力があれば高校数学をうかがうウチの塾の流れを身体で知っているゆえに出てきたコメントか。
しかし諒にすればやりにくいこと限りないやろな。
授業が終わった後、真央と千景(ともに津高1年)とみひろ(津西1年)とこれからの授業展開について話す。
「ウチの塾は各自が工夫していく塾や。一応の形体はある。しかし、最大限のコストパフォーマンスを心がけ、授業に関しての提案をして欲しい。自分にとって最も良い授業形体は何か・・・これを一人一人で考えてほしい」
鈴鹿サーキットの時間が迫っていた。
後はれい(18期生・三重大学教育学部2年)に任せて出発。
エスティマの中で翔太(津西1年)と話す。
「数学の授業はどうや」
「・・・いや、まったく分からへん」
雨の中を疾走・・・それでも車の中は雨が降らない。
ささやかな幸せに感謝する。
今週は週末に控えた桐原の試験、といっても半分・・・106Pから137Pまでだが、その試験のために俺の授業が変更。
明日の古典と漢文は桐原の開設に充てられる予定。
このように状況に応じて陣立てが変わるのがウチの塾の特色。
しかし、新高1数学が稼動したばかりのこの段階で細分化するのが良いか悪いか。
旅の余韻に浸っているひまもない。