昨夜、鈴鹿6年制からの密航者が姿を見せた。
苦手だという英語をマンツーマンで音読・読解させてみた。
訳出する時間、確かに一歩遅い。
ポイントは英文内の単語を瞬時にイメージできる能力を構築できるかどうか。
それができればスピードは加速する。
手段としては音読用プリント、それを鈴鹿6年制の教材に合わせて作るしかない。
しかし鈴鹿6年制、まさかプログレスを使用しているとは思わなかった。
ボキャブラリーの多さを除けば、百害あって一利なし。
数年前に桐蔭のご父兄から頼まれて、プログレス対策の問題集をつくった経験がある。
しかし、大学入試レベルまでに広げる発展問題を作成するのに四苦八苦した覚えがある。
ボキャブラリーは認める・・・しかし、内容があまりにも貧弱。
今の大学入試の対極を歩むがごとしの選択ともいえる。
難度の低い、つまりは解きやすい知性溢れる入試問題をピックアウトすればいいのだ。
今の新興6年制には伝統等の使い古した古色蒼然とした教材よりは、ヴィヴィッドなリアルタイムの英文でしょ。
全国入試問題を紐解けば意外なほど突き当たるはず。
なんなら俺がみつろってあげましょか?
そんな密航者との遭遇の間に塾生からの連絡。
極めつけに落ち込んだ次第。
ついてないことはある。
でも、それにしても・・・将来の理系国公立希望を踏まえたら、里恵の口調になぞらえば・・・「それって、ホンマにありえへん」
志摩半島から戻って今回の遭遇での初の一局。
場所は塾だ。
入ってきた紗希が驚愕の表情。
委細かまわずサイコロが振られる・・・俺が起家。
親で対面のアキラの親父からリーチ・ドラ1の3,900。
次局の親の1本場、南場の名張の酔っ払いがシュウちゃんから和る。
悪気がなかったはず、・・・ふと見ると俺の連荘を示す百点棒の姿がない。
たぶん、名張の酔っ払いがシュウちゃんからの点棒ともども回収したのだろう。
このときの俺の思考・・・面子は名張の酔っ払い、シュウちゃん、アキラの親父・・・その面子で俺の前に立ちはだかるのは順当ならばアキラの親父、穴狙いでシュウちゃん。
つまりは、名張の酔っ払いが勝負にかんでくることはほとんどない・・・ならばよし。
結局は何も言わずに場が流れる。
そしてオーラス、アキラの親父から名張の酔っ払いが和って清算。
俺の持ち点45,600点、そして名張の酔っ払い・・・45,700点。
東場1局1本場のあの百点棒、あれを素直に名張の酔っ払いに申告していれば「ごめんごめん」と返してくれたはず。
俺は甘い、・・・ほんま甘いねん。