保健福祉の現場から

感じるままに

医師不足

2008年02月10日 | Weblog
「医療危機:打開へ…超党派の国会議員連盟、12日発足」(http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080210k0000m010092000c.html)の記事が目にとまった。<以下引用>
<医師不足による医療崩壊を防ごうと、超党派国会議員による「医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟」が12日発足する。お産難民や救急医不足などの当面の対策だけでなく、医学部定員の大幅増や医療費引き上げなど、抜本的な解決策にも取り組む考え。国は医療費抑制策を続け、医師の大幅定員増にも否定的だが、見直しを迫る動きだ。今年夏ごろまでに政策提言を目指す。参加議員は8日現在で、自民41▽公明9▽民主34▽国民新1▽共産1▽無所属1--の計87人。元厚生労働相の尾辻秀久参院議員(自民)や坂口力衆院議員(公明)も発起人に名を連ね、尾辻氏が会長に就任する予定。発足後は、現場の医師を招いての勉強会や現場視察などを実施。4月初旬には大規模なシンポジウムの開催も予定している。呼びかけ人の鈴木寛参院議員(民主)は「厚労省だけに頼って解決するのは難しく、省庁間の壁を取り払った横断的な取り組みが必要だ。医師のやる気や情熱が保てるような医療政策を提言したい」と話している。>

2ちゃんねる(http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1202572847/)でも盛り上がっている。<以下引用>
<11 :名無しさん@八周年:2008/02/10(日) 01:42:04 ID:YG1GrNvq0
訴訟のリスク低減(特に刑事)と医療費の激増(OECDの平均並みには)→診療報酬の増加しなかったら何の価値も無い集まりだな まあ滅ぼした方がいいんじゃね
13 :名無しさん@八周年:2008/02/10(日) 02:00:56 ID:hgvmq0OB0
公立系の病院と大学病院の赤字をすべて税金で補填して、医者に儲けとか気にしないで自由に医療をやらせる。そうすればかなりの医者の離脱を防ぐことが出来る。
今勤務医が精神的に折れているのは、無能事務から「儲けが少ない!」「赤字の原因となる医療なんて(医学的に正しくても)やる必要がない」とか罵倒され続けているから。診療報酬なんていくら上げたって開業医が喜ぶだけ。勤務医の収入は絶対に上がらない。
14 :名無しさん@八周年:2008/02/10(日) 03:00:56 ID:HpLGLnZO0
>お産難民や救急医不足などの当面の対策
正直なところ、何やっても無理でしょ。あと、「当面の対策」の次に書いてあることからして、これが中長期的な対策のつもりなのだろうが、それが
>医学部定員の大幅増や医療費引き上げ
だと言う時点で、何をか況や。さんざっぱら「それじゃ無理だよ」と語り尽くされてるのにね。
15 :名無しさん@八周年:2008/02/10(日) 03:45:28 ID:u780MIGT0
子供や妊婦とか救急医療などでの外科行為に対して刑事的な免責事項を設けるべきだ。ただし検死はきっちりやって真相追及だけはしっかりするなどの行為は必要だろうが。
16 :名無しさん@八周年:2008/02/10(日) 04:37:12 ID:L8co7Ukk0
あと女医が増えても実際の労働力に結びつかないぞ。増えればいいって問題じゃないな。
18 :名無しさん@八周年:2008/02/10(日) 04:45:01 ID:gay7FdI70
訴訟や逮捕の問題をそのままに数だけ増やしても無理。女医、バイト医、眼科、皮膚科が増えるだけ。
>医師のやる気や情熱が保てるような医療政策を提言したい
な~んだ、やっぱり奴隷が欲しいだけじゃんw アホらしw>

医学部定員増が図られているが、実際に地域に医師が供給されるのは、学生6年+初期研修2年の最低8年後(後期研修も考えれば約10年後)である。医師確保について、国の専用HP(http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/kinkyu/index.html)で情報公開されているものの、あまり更新されていないのが気になるところかもしれない。ここでは、全国各地の取り組み(http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/12/s1221-20.html)(http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/12/s1221-18.html)や関係資料(http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/10/dl/s1031-7d.pdf)も積極的に公開されてもよいように感じる。ところで、一昨年の「新医師確保総合対策」(http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/08/tp0831-1.html)、昨年の「緊急医師確保対策」(http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/kinkyu/dl/01a.pdf)に続いて、今年は何が打ち出されるのであろうか。
しかし、「首都圏救急医療崩壊 脳内出血で心肺停止ならほぼ絶望なのに「搬送受け入れ拒否」と昨年8月の事例を書き立てる朝日新聞 とうとう「東京大空襲」開始かマスコミ各社」(http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/02/8_057f.html)のブログ記事を読むと、報道のあり方も重要であるように感じないでもないところである。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする