まっしゅ★たわごと

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イタリア紀行☆2013☆【50】~ローマのトラム《2》~

2013年07月28日 10時50分53秒 | イタリア





東進するトラムを追いかけて我々も東へと進む。





それにしても、あまり広くない道路に双方向のトラム軌道を設置してしまうという、その強引さにはドン引き、いや頭が下がる。道路と併用する軌道にも関わらず、割と時間道理に運行しているようなので、それもなかなか素晴らしいなぁと感じた。





途中で見かけた不思議な光景。察するに・・・へんてこりんなカタチの控壁で支えられている建物は元々、広い道路側にも建物があって、その一部を増改築するべく解体して基礎を造り直すために掘ったら遺跡が出てきてしまって工事ができなくなってしまった。仕方がないので残った建物の小口部分を倒壊しないように、控壁で支えを作ったのではないか。





そう考えると、ローマのような遺跡に囲まれた都市は、メトロを長い時間かけて作るよりもトラムを作ってしまった方が、経済性が高いのではないかと思う。それはまた京都についてもしかりだと思う。





そんなことを考えて歩いていとようやく終点の停留所に到着。





ここでトラムは折り返し運転を行っている。





グーグルで尋ねてみると、終点近くの折り返しポイントの手前で、工事中の風景と





工事開始前の風景が少しずれた地点で混在していた。これらの写真もまた何年か後の更新の際にはキレイになくなってしまうのだろう。





2つ並んでいるのを見ると似たような車体番号なのにまるでデザインが違うのがわかる。個人的には左側のフリーザー顔の車両よりも、右側のおむすびみたいな顔をした車体の方が好きだなあと思う。





フリーザ氏、参考までに。。。





(仮称)おむすび型が出発。進行方向は車と一緒で日本のそれとは逆である。頭では分かっているけど、なかなか慣れないなぁ。







(仮称)おむすび型、めちゃめちゃカッコイイね!!フィエンツェのトラムのような近未来的なデザインもいいけど、ベースカラーを残した落ち着いたデザインのものもいいね。





後に残された(仮称)フリーザ型を見てみる。写真的には手前の鉄柱が邪魔なのだけどね。仕方がない。





バックの古い建物と上空の青い空と新しいトラム車両の対比。かっこいいけど、やっぱ最近のって基本的にラッピング多いよね。





ここも当初はちょっと大きな交差点(またはロータリー風だったのだろう)今では広い歩道を兼ねた立派な停留所になっている。この広さは歩行者が保護されているという感じで良いと思う。





次にやってきたのは(仮称)おむすび型。しかも今度はラッピングの無い車両。緑と赤と白とイタリアンカラーで全体のデザインはまとめられている。





ラッピングの無い車体の絵が欲しかったので満足。けっこうたくさんのお客さんが乗っているなあと思った。





やがて仮称)フリーザ型が出てったので、次の目的地であるフォロ・ロマーノに向かうことにした。一人やったらもう少しここに居座ってしまいそうだが、暑いし次の工程もあるしということで退散。長々と撮影に付きあってくれた妻に感謝である。





トラムの終点があるところは、ヴェネチア広場は路線バスの発着ターミナルにもなっていて『なるほど終点をここに持ってきたのかぁ』って思っていたけど、トラムの終点をここにする気はないらしく、今後はフォーリ・インペリアーノ通からコロッセオまで延伸する計画もあるとか。そうなれば更にテルミニ駅を経由してティブルティーナ駅方面へ延伸することだって有り得るのかなと思ってみたり。(コロッセオの脇を通る3号線と接続することは考えにくい)

とまあ、いろいろと思いを馳せてみたりしてみる。
次はフォロ・ロマーノへ至るまでのことを書く予定。

つづく


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