ヴィットリアーノの前にさしかかる。ここはちょっとノーマークやった。近くに行ってみても、残念ながらちょっとこれは興味の対象外と言ったところ。
白亜の度合いが綺麗過ぎるからか?
巨大なフォルムがスケールアウトしている異質感が拭えないからか?
ただ単に歴史的背景を知らないだけだからなのか?
正式名の「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂」という名前が長いからか?
よくわからないけど、ここはノーコメントでスルーする。
フォーリ・インペリアーリ通のフォロ・ロマーノ側の歩道とその脇の緑地スペースでは不思議な人たちが不思議なことをやっていて、それを通行人たちが不思議そうな表情でその脇を歩いていた。「ただ静かにいるだけ」だからというわけではなく、どこの観光スポットにも必ず「獲物が近くまで来るのを待っている」人たちなので、私にとっては「そういう人たちも含めて」これはローマの一風景であるのだという認識が高くなってきている。
その中で唯一、ひと際目立たない場所で、ひと際目立たないゆっくりとした動きで、ひと際目立たないように(?)何かの準備をしている方を見つけた。もちろん手前の少年ではない。その奥にいらっしゃる黄金の布を身にまとったエジプトのお面をかぶったヒトである。
無表情のままでゆっくり立ち上がると・・・
無言のまま静止。。。て、え?それだけ??
子供が近くに寄って記念撮影しても何も無し・・・「は?」
フォロ・ロマーノに到着。そして入場。
日本やったら園内マップも一緒にくれて、その中にトイレの位置とか出入口の場所とか記載しているのだけれども、こちらはそういうサービスは一切無いのである。どこが見どころかもよくわからないけど、実父曰く「ローマ行くなら、コロッセオなんかよりもフォロ・ロマーノを是非とも見るべし」との強い助言があったので来てみたという事情もあり、とにかく園内をぐるりと回ってみることにした。
つづく
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