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某旅行会社で添乗員の仕事をしている友人Wにお勧めしてもらったお店である。本当はメトロのカヴール駅の近くにある「ラ・カルボナーラ」でカルボナーラを食したかったのであるが時間と場所の都合で、当初の予定の通りここ「ゼウス」という店で食べることになった。
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カルボナーラ風スパゲッティって書いてあるけど、訳し方の加減で「風」ってつけっちゃっただけ、きっと本当は「カルボナーラ」なんだろうと思う。だって、観光客相手に、こんなちゃんとしたレストランが「風」ってつけないよね。例えば「日本蕎麦」を「日本風蕎麦」と書いてしまっちゃうような感じかも。
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行きの飛行機内で一食のラザニアを半分ずつ食べたことへのリベンジという思いが心のどこかにあったのかも。。。
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疲れた体へのご褒美として「フルーツの盛り合わせ」をオーダーしたところ、それは無いけど「マチェドニア」ならあるよと言われ、マチェドニアで我慢することにした。
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まずは、キアンティとアップルジュース。緑て。。。(笑)
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続いて、カルボナーラ(風スパゲティ)。いや、これカルボナーラでしょ。本物のカルボナーラの味はここが初めてだけど、日本のように生クリームを加えず卵の黄身とチーズがパスタに程良くの濃厚に絡まっている感じになっているし。写真ではかなり少なく見えるけれど、フォークでこの巻き巻きをふりほどいていくと、かなりの量になる。全体的にキュッとくくられている感じで職人技を感じたよ。おまけになかなか解けない。解けないのは面と面が不細工に絡まっているわけではなく、技術で絡めている感じ。ベネチアで出てきたツアーのナンチャッテパスタとはワケが違うなぁと思った。上に載っているのは海苔ではない。塩昆布のような感じだけど何だったのかは不明。
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ヴォリュームたっぷりのラザニア。ラザニアへは特に執着が無かったので、善し悪しはわからないけれど、ただ1つこれは言えるかな。美味しかったよ☆
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店内はこんな感じ。私の向かいのテーブルでは日本人みたいなご夫婦が1組。その隣には中国人観光客を思われるご夫婦が1組。私の背後のテーブルには現地の日本の会社員みたいな人たちが数人。他のテーブルには欧米人もちゃんといらっしゃった。
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マチェドニア。色彩がイメージと違う。。。スイカとかもっと色のあるものを入れてみませんか?
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いやぁ、楽しく美味しく食べることができて良かった。そんなイタリアの最後の晩餐。
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友人Wに感謝感謝である。ゼウスを出た我々は、西側のフィレンツェ通りを北西に抜け陸軍省の北東側をすり抜けてバルベリーニ通りからバルベリーニ広場に至り、そこのバールで先日、添乗員氏が教えてくださった「バルベリーニ広場で水を買うならこの店がオススメ」とバスの中から我々にさりげなく教えてくれたお店でミネラルウォーターを購入した。前日は、その店まで行かずにその手前にあるディスカウントのワインショップみたいなお店でミネラルウォーターを買ったのだけど、教えてもらったお店の方が店の雰囲気は良いし、ミネラルウォーターも美味しかった。しかも同じ料金で売っているので、こちらの方が良いものを安く求めることができる店ということになる。そんな店をさりげなく教えてくれる添乗員氏にも感謝である。我々のように何年かに1回しか訪れないような一般観光客にとって、無事に旅行を楽しむことができるのは、こういったプロの方々の支えあってこそなのだろうなあと考えさせられた8日間やったと思う。てか、まだこの時点では旅は終わっていない。次はイタリア最後の朝食から書き始めようと思う。
つづく
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