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いざ、バスに乗り込む。自分の中では帰りのバスの車窓から見える(であろう)とある建物との遭遇がちょっと楽しみ。自宅でグーグルマップと観光地図を見比べながらシュミレーションしたときには車窓からその建物が見えるはずなので、とりあえずバス乗車時からどこを走行しているのかをチェックしてみる。バルベリーニ広場を出たバスは道なりに東へ向かいサンタ・マリア・マッジョーレ教会を左手に、そのまま少し南下を始める。
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トラム3号線を横断したくらいに、どこ走っているのかわからなくなったけど、車窓から撮った写真を帰国後に確認してみると
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サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂前の広場に付きあたり、そのまま右折。今度は南西方向へ道なりに進み、カラカラ浴場(ここも行きたかったスポット。大好きな小説「モンテクリスト伯」の序盤で、かなり重要なスポットになっている)の東を抜け、
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アウレリアヌス城壁をくぐり南進。
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アウレリアヌス城壁を抜けてすぐ、進行方向左側は広大な緑地帯が広がる。今走っている道路からわずか400~500mくらい先にアッピア街道があると地図にはある。アッピア街道も一度踏んでみたかったなぁ。何にもないところだとは思うけど。しばらくすると高速道路みたいなところに入る。このあたりでも再び方角を見失い『もしかしたら、想定していた車窓方向とは逆の方向に“それ”は見えるのではないか?』と心配していたのだけれども、
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窓の遠くに“それ”が見えたときにはホッとしたよ。
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当初のシュミレーションでは、この建物を中心に2時の方角から10時の方角に時計と反対周りに遠巻きに走ることになっていたのだが、想定した道を走っていたので良かったと思う。
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エウル (EUR, Esposizione Universale Roma) という街にある労働文明館(労働文明宮)という大層な名前の建物。ムッソリーニがローマ博覧会のために作った街の一角に建てられている。ムッソリーニつながりというところで、どことなくテルミニ駅とデザインが似ているようにも思う。極限まで装飾的なものをそぎ落とされたファサードはとても美しく見える。「四角いコロッセオ」とも言われているらしい。
http://www.hotelforum.com/jap/palazzo-della-civilta-hotel-rome.html
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手前の建物群とのギャップが凄まじいけど、これはエウル地区があるコンセプトの元できっちり(きっちり過ぎるようにも思える)都市計画さてた街だからなのかも知れない。
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ちなみにエウル地区はこんな感じ。労働文明館(労働文明宮)は画像の左上端にある。ローマの南側に位置していて。メトロB線の南端の方角になる。フリータイムがもう一日あればこの辺もまわってみたいと思っていたけど、基本的にツアーで延泊は好きではないので、また今度いつかの機会にということになるのかなと思ってみたり。
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カメラ的にはここまでの望遠が限界といったところである。というよりも高速運転しているバスの車窓からの望遠は被写体がすぐどっかに行ってしまうし、手振れの観点から行ってもこれG限界と言ったところである。
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そうこうしているうちに、ローマ・フィウミチーノ空港に到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/50/93890b468169b1ca8866928a355ce88d.jpg)
そして、別称の通り、巨大なレオナルド・ダ・ヴィンチの像がお出迎えしてくれるのであった。
つづく
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