まっしゅ★たわごと

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イタリア紀行☆2013☆【56】~ローマのトラム《3》~

2013年07月30日 23時44分11秒 | イタリア



テルミニ駅を最終目的地にした私の思惑は、そう!トラムである。





しかもテルミニ駅に至るトラムの路線はガイドブックごとにその経路が異なり、さらにグーグルマップのストリートビューにおいても、一歩手前と一歩奥とではまるで見える景色が違っていて、それをまとめたのが下の図。





図中の「○」がストリートビューの中で駅と認識できる場所で、「×」のところには駅らしきものが見当たらなかった。青ラインの範囲で軌道が視認できる状況で、更に、赤いラインは軌道の姿画面に存在せず、一体どこ走っとんねん状態であった。実際は「○」とその一本南側の筋に軌道はなく、テルミニ駅は「×」のところに存在していた。したがって赤いラインは実際も無いものと思われる。きっと、軌道経路の付け替え中の前後でストリートビュー車両が時間差でもって走ったのやろうね。







わりと古風なイデタチをした車両。旅行に行く前は、どこの路線もこのような古風な車両が走っているものだと思っていたのである。





その古風な車両の後ろ姿はこうなる。つまりミラノの一部のトラムと一緒でこの路線は、終点付近で一筆書きで走るループ構造の駅になっているということである。前の車両も後ろの車両も車体番号は同じ番号。ということはこのトラムは2両で1つの車体番号が付せられているということになる。





左側の車両はナポレオン3世通りからフェルミニ通りの手前で左側に折れてテルミニ駅に向かう。右側の車両はテルミニ駅からぐるっと回ってきてフェルミニ通りから、まっすぐナポレオン3世通りを東進する。





左に曲がる軌道は、ラケットの柄の付け根のところで、ラケットの円周と付け根との狭間にできる二等辺三角形の底辺にあたる部分。この軌道を左に折れると何周でもテルミニ駅のループラインをぐるぐる回り続けることになる。





中央の道がテルミニ駅に向かう一方通行の軌道。さっきの「ぐるぐる」用のポイントについて『はて?』と思っていたら、





ひとつ前の写真の通りから撮影していた方向を見る。左側の線路がてナポレオン3世通りからテルミニ駅に向かう軌道。右側の線路が、先程の二等辺三角形の底辺をなす軌道で溝には砂やら錆が詰まっており、現在は使用していないように見受けられた。





てゆうか?こんなに細い路地を往くの?ここって、歩行者用道路のようにも見えるけど・・・そして頭に浮かんだコトバが・・・またもや『はて?』である。







いや、マジで強引にも程がある・・・と日本人の感覚では思ってしまう。





軌道のすぐそばにバールのテラス席があってひょいと手や顔を出すとトラムとゴッツンコと・・・いや、そんなカワイイ話には終わらないほど近いのである。







他の都市のトラムでは気がつかなかったけど、ローマのトラムは右折または左折をする場合「ウインカー」を出すのである。ちゃんと点滅してるのである。上の2枚との写真と下の写真を見比べるとわかるのだが、上の2枚の写真を良く見ると左右でテールランプの数が違うのが見れると思う。右側のテールランプの2つ目がウインカーランプなおである。









突きあたりの辻で左折するのに、一旦右方向にS字を描くのってバスなどの大型自動車のようで何だか面白いと思った。





左に折れながら軌道は2方向に分岐するのだけれども、





一方はすごく安直な方法で閉鎖されていた。ここに入線して来ないということがあらかじめ分かっているという意味では親切なのかなとも思った。

つづく






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