雑貨屋「ミラ」を後にした我々はパンテオンに向かう。通りの向こうにスペイン階段が見える。こういう風景も悪くはない。むしろこういう風景をローマでもたくさん撮りたいと思っていた。
はたらく車を発見。シャベルアームのしまい方がコンパクトで面白いなあと思って、ふと目をやってみたところ、そこは、なななななんと!!!
舗装工事中の現場であったのだ!!
面白そうなので、ちょっと行ってみようかしら♪るんるん☆
手前には舗装用の石たちがゴロゴロと・・・四角くて小さい石はずっと立方体のような正六面体であると勝手に思い込んでいたのであるが、我々の「歯」のように根元が鋭角に長くなっていることを知った。
手前の木枠の部分はマンホール用の部分かな?
前回の記事で見たような緑豊かな光景と出会う。ローマの中心で、我々観光客が歩いて見えるローマンの空と、この中庭の住人が見ているローマの空は実は、それぞれ違ったカタチの空をみているのかも知れないなと思った瞬間でもあった。
石畳の路面て昔からある路面を騙し騙し・・・そう、
一部陥没したりしたらその部分だけを本当に一部補修しながら使い込んでいるものだと思っていたけど、
こうやって、一度全部はがしてもアスファルト舗装にすることはなく、
面倒でも(たぶん面倒だと思うよ)また元の石畳にしまうのだなあということに感心したのであった。
道路工事をしている通りを過ぎたその突き当たりのT字路で、このクソ暑い中、どこぞのストリートミュジシャン氏がヴィヴァルディの「冬」を弾いていた。『ネタですか?』とも思ったけど、なかなか上手かったので石畳の上に置かれたバイオリンケースの中にチャリ~ンと僅かばかりの小銭を入れてきた。ストリートミュージシャン氏は、けっこう激しい短調のパッセージを弾きながらも陽気な声で「グラッチェ」と行ってきた。暑いのか寒いのかよくわからないヴィヴァルディであった。
つづく
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