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【play】「ジーザス・クライスト=スーパースター in コンサート」鑑賞 @東急シアターオーブ

2021-08-14 00:54:11 | play

【play】「ジーザス・クライスト=スーパースター in コンサート」鑑賞 @東急シアターオーブ

 

 

2019年の初演時にはチケット取って楽しみにしていたのに、台風19号が関東直撃で自分が見る予定だった日の公演のみ中止に😭 もちろん払戻となったけれど、ものすごく見たかったので悲しかった😭😭😭 そんな「ジーザス・クライスト=スーパースター in コンサート」が再演!🙌🙌🙌 ということで、もちろんチケットゲット! 東京公演千秋楽のこの日、見に行って来た~

 

 

 

なんとこの日も台風8号が関東直撃か?との予報が出る中で、ドキドキしながら迎えたわけだけれど、なんとか反れてくれて幕間にはすっかり晴れた🙌 本来のスーパー晴れ女を発揮!!

 

 

 

 

「ジーザス・クライスト=スーパースター」(以下JCS Wikipedia)は、イエス・キリスト最後の7日間を描いたロック・ミュージカルで、1971年にブロードウェイで初演された。作曲者は「オペラ座の怪人」「キャッツ」でおなじみのアンドリュー・ロイド=ウェバー(Wikipedia)、作詞は「エビータ」のティム・ライス(Wikipedia)で、当時2人とも20代だった。

 

1971年という時代背景や作り手たちの若さや情熱が、ロックに乗せてガンガン来るものすごいパワーのある作品で、見る側にもかなりパワーのいる作品。でも、だからこそ良いカンパニーだった時の感動がハンパない。このカンパニーは圧巻だった!

 

 

舞台上には工事現場などにある足場のようなものが天井近くまで組んである。かなり大きなセットで舞台上のほとんどを占めている。なので基本セットチェンジはなし。

 

その足場セットの所々に演奏者がいて、演者たちは彼らがいないものとして演じたり時にはからんだり。そしてセットの上に乗ったり、ヘロデ王にいたってはビックリな場所から登場。

 

衣装ではあるのでしょうが、いわゆる紀元前のイスラエルを思わせるものではない。例えばジーザスはTシャツに黒のレザーパンツだったりする。直近映像で見た40周年のアリーナツアー版と、ジョン・レジェンド版でも現代的な衣装で、無機質なセットというのは、JCSの定番になりつつあるのかな? 

 

イエス・キリストの話ではあるけれど、本当に描きたいのはどの時代でも共通の問題だからなのかなと思う。なのでエルサレムでも、現代でも、それこそ劇団四季の歌舞伎バージョンでもハマる理由なのかなと思う。

 

アリーナツアー版も、ジョン・レジェンド版もコンサート形式だった。コンサートとはいっても役者たちは舞台を動き回り、時には踊ったりしながら歌うので、これはもうほぼミュージカル公演といえるのかも🤔

 

とにかく、芝居とコンサートのいいとこどりで、上述の演出も含めてアレンジがしやすい作品なのかもしれない。

 

 

メインキャスト全員について感想書きたいのだけれど、そうもいかないので何人かに絞って書くけど、とにかくキャスト全員超絶歌が上手い!

 

そんなに詳しいわけではないけど、ロックと一口にいってもいろんなジャンルがある。その中ではメタルっぽい印象。ギターがギュインギュイン鳴る曲が多くシャウト系。そのシャウトの力強さとハイトーンと声量で鳥肌。

 

そんな中、主要キャストで唯一女性のマグダラのマリア役のセリンダ・シューンマッカーはかなり大柄で、線の細いマイケル・K・リーのジーザスよりも大きい。この役以外で見たことがないので、この力強さが役作のみなのか分からないけど、受け身ではないマリアはなかなか新鮮で、ラミン・カリムルーのユダとガッツリ闘って間違いなく勝ったと思う😅

 

 

ジーザスはもちろん彼を裏切るユダにしても、ジーザスを処刑したいカヤパにしても追いつめられている。こういう大きな流れの中にいると、どんどんテンションが上がってしまい、もう自分の考えしか見えなくなってしまう。

 

とはいえ、皆自分で責任を取りたくないから押し付け合って、ピラトが決断を迫られることになる。ピラトとしてはジーザスに罪はあるとしても、命を奪うほどのことではないと考えている。それは責任を負いたくないだけではないと思うし、見ている側も同じ思いでもある。

 

同時にジーザスが危険な存在だと感じる気持ちも分かる。自分はキリスト教徒ではないので、あくまで第三者的な目線で見ると、本人がどう思っていようと、教え自体に共感する部分があろうと、自分の立場が上になればなるほど扱いに困る相手だと思う。

 

ジーザスの教えや行動自体に問題がなくても、その言動で多くの人が動く状況は、秩序を乱す人物だと感じることは理解出来る。そして、それが政治的に"危険"であると言われることも。だからジーザスが"無罪"ではないと考えるのも分かる。

 

でも死刑となるほどの罪なのかといえば違うだろうと。人を殺したわけでもないし。だから鞭打つだけでいいではないかという、ピラトの判断は至極まっとうだと思う。

 

でも、群衆はそれを許さない。とにかく殺せ殺せの大合唱。ピラトは鞭打つ間にジーザスが罪を認めてくれればと願うけれど、ジーザスとしては既に自分の運命として死ぬことが分かっているし、罪を認めることは神を否定することになってしまう。群衆、ピラト、ジーザスと見ている次元が違っているので、全くかみ合わない。

 

ここで一番追いつめられているのは、裁かれているジーザスではなく裁いているピラトの方。間違っていることは分かっているのに磔刑を言い渡す羽目になる。こんな役回りは嫌だなぁ😣

 

そのピラトの苦悩をロベール・マリアンが熱演。素晴らしかった! もうピラトに共感しちゃって辛かった。正しく物事を見れている人が、間違った決断を迫られて、結局追い込まれて折れてしまう😭 これはスゴイ!

 

しかし、恐ろしいのは集団心理。ああなってしまうと自分たちの望んだ結末にならないと気が済まなくなり、自分と違う意見は悪(アンチ)だと決めつけ、相手が音を上げるまでしつこく粘着する。SNSでよく見かける構図。前述したとおり今作が初演されたのは1971年でSNSなどない時代。でも、作者たちが言いたかったのはここなのかなと思う。

 

そしてそれは21世紀になっても変わらず、さらに即時に反応できるツールを得てしまったため、よりこの傾向に拍車がかかってしまったように思う。

 

そしてまたジーザスを妄信していた人々が、自分たちの理想の存在でなくなったと感じた時、裏切られたと責める様子も現代にも通じるものがある。この傾向が強い人と、そうでない人はいるのだろうとは思うのだけど、多かれ少なかれ人間にはそういう部分があるのでしょうね。特に集団になってしまうと・・・

 

もちろん集団心理は良い方向に作用することもあって、それが大きなうねりとなり社会を動かすこともあるのだけど、それを悪用される場合もある。情報が溢れる時代、正しい情報を得て選べるように気をつけたい。

 

というようなことを考えながら見ていた。神の御心は計り知れないけれど、作り手たちの思いはここなのかなと思った。

 

 

日本人キャストたちもとても良かった! 今公演は全て英語での歌唱。母国語ではない言葉の歌詞を覚えるのは大変だと思うし、さらにそこに感情を載せて行くのは難しいと思う。とても伝わって来たし、海外キャストに負けてなかったと思う。特にアンサンブルに躍動感があり、とてもカッコ良かった! 

 

 

今回、初めて見たマイケル・K・リー。韓国系アメリカ人とのこと。韓国人は喉がとても強い印象だけれど、登場した時にはとても線が細かったので若干心配に。そして、群衆にもてはやされてまんざらでもない様子で、腰を動かしてのノリノリぶりにビックリ! 居酒屋で飲んでる若者のようだ!😲

 

でも、一見はしゃいでいるジーザスは、自分の運命を知っているジーザスでもあって、その時に進むにつれて苦悩を深めて行く。もちろん、死ぬことが怖いこともあるけれど、何故に自分は死ななければならいのか、ならば何故自分を創造したのかと苦しむ。

 

教えを説いたけれども真理を理解した者はほとんどなく、自分の周りにいるのは自分が起こす奇跡を求める者ばかり。心ゆるした者が自分を裏切っていく。それも神の決めた運命。

 

イエス・キリストの話だと思って見てるから、これも試練だなどと思ってしまうけど、例えばプロジェクトリーダーだと仮定して、期日が迫っているのに、裏切る者が出て来たり、人任せで何も考えようとしない人ばかり、助けを求めても自分をリーダーにした上司は何の助言もくれない状況。普通に辛いかも😅

 

一度は民衆にキレてしまったジーザスだけど、ゲッセマネで神に思いの丈をぶつけ、そして運命を受け入れる決意をする。そこからはもう変な言い方だけど悟りを開いたかのように穏やかに、そしてどんどん神がかっていく。その感じがスゴイ!

 

上手く言えないけど、どんどん全体が白くなっていく感じで、最後には発光しているみたいだった😭😭😭

 

歌も超絶上手くて、そして華奢な体型からは想像がつかない声量! 素晴らしかった

 

 

そして、お目当てのラミン。絶対に合うと思っていたイスカリオテのユダ。いつもの声とは違うややダミ声っぽい感じの発声で、歌い方もロック調だった。

 

そもそもラミンがミュージカル俳優を目指したのは、学校の行事で「オペラ座の怪人」トロント公演を見て感動。その時の主演がミュージカル界の神様ことコルム・ウィルキンソンさん! 出待ちをしてコルムさんに、あなたのようになるにはどうしたらいかと尋ねると、コルムさんは特別なレッスンは受けておらず、バンドで歌っていたと答えたそうで、それで早速バンドを組んだじゃなかったかな?🤔 

 

親友のハドリー・フレイザーと一緒にSheytoonsというバンドもやっているし、バンド編成で「The Broadway to Bluegrass」としてツアーをしていたこともあったけど、どちらもロックという感じではない。メタルっぽい曲調なので、わりとハードな歌唱。いつもの艶のある声とは違うけどこの歌唱もいい。

 

ユダがジーザスを裏切ることは知っているので、複雑な思いで見ているわけなのだけど、今回じっくり見て初めてユダがジーザスを裏切るに至った理由がスッと降りて来た。もちろん今までも分かっていたし、感動もしていたのだけど、ああそういうことなのかとスッキリした。

 

冒頭からユダはジーザスに何度も、何故計画的に進めなかったのかと言う。なるほど! ユダの言いたいことがとてもよく分かった! ユダはジーザスの教えをとても良いものとして理解して、ジーザスを崇拝していたけれど、来るもの拒まずで行き当たりばったり的に見える布教活動を歯がゆく見ていたということなのね? 

 

教えのことなど理解せず、ジーザスが起こす奇跡ばかりを求める人たちを従えて何になるのか? 本当にもてはやされるべきは奇跡ではないだろう! 来る者拒まずで誰でも受け入れるけれど、誰でも彼でも受け入れるのはどうなのか? そして、娼婦を身近に置くのは誤解を招くのではないか?

 

娼婦というのはマグダラのマリアのことで、かの有名な「罪のない者だけが石を投げよ」という発言になるわけで、それはとても正しくて差別はいけないことだと思う。キリスト教徒ではないので、ジーザスを通して神が何を人間に伝えたかったのか、どのような世界を作ろうとしていたのか不明なのだけど、娼婦だからという理由で仲間に加えないという世界ではないのでしょう。

 

ただ、ユダの言い分もとても分かる。経営的な視点からいえばターゲットを絞った方がいいというのはあるし、評判を落とすようなことをすべきでないというのも理解できる。ユダは別にビジネスと考えていたわけではないと思うけれど、ビジネス的に考えるととても理にかなっている。

 

ユダの見ている世界と、ジーザスの見てる世界が違い過ぎて、ユダはジーザスをとても愛しているのに全く理解が出来なくなってしまう。その理解が出来ないこと、自分よりもマリアを傍に置くことによる疎外感と嫉妬、そういうもので混乱しきって、とうとうカヤパたちにジーザスの居場所を密告してしまう。

 

その結果ジーザスがどうなるかは分かっているけれど、もう自分でも止められない運命に突き動かされていることにも気づいている。だから、神になぜ自分を選んだのかと言う場面は涙が止まらなくなった😢 ユダもまた選ばれてしまった人であったのだったら、それは何故ユダなのだろう。

 

そして、最期にジーザスと対峙する。もう何が何だか分からない、全く理解ができないと泣き叫ぶラミンユダがかわいそうでかわいそうで😭 混乱の中で命を絶つシーンも特にセットがあるわけではなく、跪いて首をだらりと倒すことで、彼が亡くなったことが分かる。その直前までの混乱と、唐突な死がよりユダの哀しさを際立たせている。ラミンの演技がスゴイ!

 

この壮絶な死があって、逆のテンションの「スーパースター」は、だからこそこんな感じなのかと思ったりする。上手く言えないけど、この世の苦悩から解き放たれて、俯瞰で物事を見た場合に、あの曲というのは作り手の上手さだなと思う。見ている側もこの曲でノリノリになることで、辛過ぎる話を少し忘れることができて緩急になっている。

 

この曲のラミンのロック調の歌唱が素晴らしく、立ち上がって手拍子で盛り上がるお客さんもいて楽しい。自分がノリノリになるかは別として、こういう熱さのようなものが生の舞台の醍醐味なのだと再認識。

 

ライブ配信はコロナ禍というだけでなく、普段なかなか劇場へ行けない方々にとっても有難いことだし、映像であっても演者の熱量は伝わって来るけれど、やっぱり同じ空間で体感するというのは、全然違うものだなと改めて思う。

 

 

 

 

カーテンコールは何回あったんだろう? とにかく出演者はもちろん観客も熱かった! 全てが熱く素晴らしい公演だった

 

コロナ陽性者が出て5公演が中止、さらに台風8号が関東直撃か?という状況で、また2019年に引き続きまた見れないのか?と不安でいっぱいだった。本当に見れて良かった!

 

困難な状況の中、上演して下さった主催者、劇場関係者、関係各所、出演者、スタッフの皆さんに感謝です!🙏🙏🙏

 

ラミンのInstagram

 

 

また来てね~✋😃

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【Googleのロゴ】Doodleチャンピオンアイランドゲームが始まります!

2021-08-08 21:39:33 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!

 

 

Doodleチャンピオンアイランドゲームが始まります!

 

結局、ハッキリと明言はされなかったものの、

開会式当日に切り替わり、閉会式当日にも切り替わったということは、

やっぱりオリンピックに連動しているのでしょう😀

 

開幕から一週間くらいは毎日ゲーム内容が切り替わっていたけど、

ゲーム苦手で全くできなかったので、

毎回記事は書かなかった😢

 

前回の内容が引き継がれるようで、

全くゲームが進まないままで終わっていて、

スクショも前回記事(コチラ)のままなので割愛😅

 

検索画面のロゴはこんな感じ

 

画面上ではこんな感じでデザインされている

 

二週間に渡って繰り広げられてきたオリンピックも今日で閉幕。

とにかく、いろいろあり過ぎて、

開催前には既にグッタリしていた感もあった。

 

賛否両論あって、個人的にも思うところはあるけれど、

でも、一生懸命な選手たちの姿を見ていると、

大きな問題なく無事に開催出来てよかったなと思う😌

 

それは、運営スタッフ、ボランティアなど、多くの方々のご尽力によるもの。

今大会中にIOC委員に選出された太田雄貴氏のTwitterをよく拝見していたけど、

選手たちは選手村で快適に過ごしていたように思う。

 

日本の男子選手(どなただったか失念💦)は

ボランティアの方々の優しさ、食事のおいしさ、清潔さが素晴らしく、

それこそ日本の良さであって、

海外の選手や関係者たちにアピールできたと思うとのことだった。

 

そういう意味で、少なくとも開催した意味が全くなかったわけではないのかなと思う。

 

もちろん、コロナ禍で感染者が増えている中で、

オリンピックをやっている場合かと思う部分もあるけれども・・・

 

最後に、今大会の日本選手の活躍は素晴らしかった!

 

金メダル🥇27個・銀メダル🥈14個・銅メダル🥉17個

トータル58個は史上最多!🙌🙌🙌

メダルには届かずとも、数十年ぶりの入賞などの競技も多かった。

日本人選手の活躍はやっぱりうれしくて、

毎日テレビの前で熱くなってた。

 

感動をありがとう!

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【cinema / DVD】2021年7月鑑賞まとめ

2021-08-06 00:34:58 | cinema / DVD

【cinema / DVD】2021年7月鑑賞まとめ

 

鑑賞レビューを書く時間がないDVDやTVで鑑賞した映画の記録を残しておきたいってことで、レビュー投稿している映画サイトcocoの投稿をもとに残しておく企画。

 

ということで感想をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

#70.『ある女優の不在』@WOWOW(2021年7月3日鑑賞)

coco投稿

ショッキングな冒頭から始まり、終始ドキュメンタリーのような感じ。

前作同様車中の場面も多いが、密室なので突っ込んだ話しが出来るという部分もあるのか?

重いテーマを描いているとは思うが、個人的にはあまり乗れず。

 

 

#71.『ジョーンの秘密』@WOWOW(2021年7月4日鑑賞)

coco投稿

モデルとなった人物の要素だけ借りた感じなのかな?

役者たちの演技は良かったし、恋愛を絡めて描くもの、

家族愛の話にしたのも見やすくて良かったけど、おもしろくはないかも🤔

主人公の気持ちは分かるが理解はできず。

 

 

#72.『パブリック 図書館の奇跡』@WOWOW(2021年7月10日鑑賞)

coco投稿

平等と公平は違うし、一方を守るために一方が不利益を被るのも違う。

難しい問題。

分かりやすいヒール役がいるが、そう単純ではない。

一石を投じたと思うし、それをユーモアを交え描いたエミリオエステベスは見事。

 

 

#73.『プレステージ』@WOWOW(2021年7月11日鑑賞)

coco投稿

見たことあったけどザックリしか覚えてなかった🥲イリュージョンにはタネがある。

そのタネにまさかのニコラテスラって発想が好き。

マジシャン2人?の愛憎渦巻く感じに、オカルト?要素も加わって、ホラーですらあるの面白い。

 

 

#74.『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』@WOWOW(2021年7月17日鑑賞)

coco投稿

ホントにタイトル通り。

ディックロングは回想シーンでチラッとしか出ず、主人公と友人がのっぴきならない状況へ。

まさかの理由に驚愕😳

なんだこの映画😅となってしまったので良しとする🐎

 

 

#75.『リンドグレーン』@WOWOW(2021年7月18日鑑賞)

coco投稿

「長くつ下のピッピ」の作者にはこんな半生があったのね😲

早熟な少女は女癖の悪い中年男に惹かれてしまうものなのかしらね😓

辛い思いはしたけれど、その後運命を切り拓いたのは素晴らしい。

アルバアウグストが好演。

 

なんと7月は6本しか見てなった💦 オンラインも含む試写会の当選はなしで、劇場鑑賞もなし。映画館で見たい作品もあるのだけどね~😓 7月後半はオンライン配信で、みうらじゅん×いとうせいこう両氏の「ザ・スライドショー15 いとうさん呼び出してごめん」を繰り返し見ていたということもあるのだけど、とにかく眠くて眠くてすぐ寝ちゃう💦💦  8月は何本見れるかな?

 

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【cinema】『5月の花嫁学校』cocoオンライン試写

2021-08-06 00:05:00 | cinema

2021.5.14『5月の花嫁学校』cocoオンライン試写

 

久々当選! 直近で当選した作品も韓国映画が邦画が多かったので、久々の洋画。題材が面白そうと思い応募。楽しみに見てみた。

 

 

ネタバレありです! 結末にも触れています!

 

「1967年、フランスのアルザス地方。夫と義妹そして老修道女と花嫁学校を経営するポーレット。経営は楽ではないものの忙しく働いていた。しかし、夫の急死で事態が一変し・・・」という感じかなぁ🤔 あまりいいあらすじではないかも。タイトルには実は重要な意味が含まれているのだけど、日本人にはあまりピンとこない。そして意外にもドタバタコメディで思っていたのとは違ってた。内容的にはLGBTや性差別などを盛り込んだ現代的な感じで、最終的にそこを描きたいのだろうなという所に行きつくわけなのだけど、そこまでのドタバタが個人的には合わず😢 そしてラストのアレにビックリ!

 

マルタン・プロヴォ監督作品。監督作品としては『ルージュの手紙』を見ていて、良かった記憶がある。作品のWikipediaは見当たらない💦 なので、公式サイトの監督コメントから映画についてザックリと抜粋。監督の母親は家事と子育てを一人で行った、父親は一家の稼ぎ手であるというだけで、一切手伝わないばかりか、用意が出来たと呼ばれてから食卓につき、誰よりも先に食事が出されることを当然だと思っていた。母親はそういう父に怒っていた。一方で、夏休みになると、子どもたちの世話をするために若い女性たちが雇われた。この女性たちはたいてい農村出身だった。1960年代のフランスの農村は発展しておらず、娘たちは花嫁学校を出て裕福な家庭に嫁ぐか、家政婦になることが多かった。しかし1968年5月以降、花嫁学校が一切なくなった。女性たちは社会に出て、男性たちも家事を担うようになった。ところが最近、女性たちを再び家庭に戻そうという動きがあるのだそう。監督としては、新しい領域とまではいかなくても、女性の側から違った領域に足を踏み入れたいと考えたのだそう。なるほど、そういう思いがあったのね🤔

 

見てから2ヶ月以上経ってしまったし、個々のエピソード自体はホントに日常的なものだったりするので、そんなによく覚えていない💦 細かく描写せずにザックリと書くことにする。順番が前後する場合もあるかも? 毎度どうでもいいと思うけれど、断り書きとして書いておく😌

 

1967年、アルザス地方にあるヴァン・デル・ベック家政学校の校長であるポーレット(ジュリエット・ビノシュ)は、新入生を迎える準備に追われていた。経営者である年の離れた夫ローベル(フランソワ・ベルレアン)のことは、それなりに愛しているし頼りにもしているようではある。疲れたと言っているのにしつこく求められると、うんざりしながらも妻の務めと受け入れる感じは伏線でもあるのだろうけれど、後に発覚する夫の借金含め、彼のダメ男ぶりというか、夫の無自覚の横暴ぶりを表しているのかなと思う。

 

ヴァン・デル・ベック家政学校は、校長のポーレットと、義妹のジルベルト(ヨランド・モロー)、そして寮母でもある修道女のマリー=テレーズ(ノエミ・リヴォウスキー)の3人がそれぞれ花嫁修業を教える。生徒のほとんどが貧しい家庭の少女たち。この時代であってもフランスの地方の貧しい家庭の少女たちの将来は、誰かの妻になって誰かの母になることで、そのための学校が存在していたとのこと。なるほど🤔 

 

実際既に結婚相手が決まっている少女たちもいる。教えている内容が正しい紅茶の飲み方などで、背筋を伸ばして美しい所作でとても素敵ではあるのだけど、これは玉の輿に乗ることが狙いということかしら? じゃなきゃちょっとズレているような気も😅 そのせいなのか年々入学者の数も減っているらしい。

 

思春期の少女たちが20人も集まれば、それなりにドタバタする。初日の寮では枕投げ状態の大騒ぎで、マリー=テレーズを困惑させる。そんな中、少女A(役名を失念💦 公式サイトにもないので分からない💦💦)は少女B(同じく)が気になっている様子で、おそらくそれは彼女に恋しているのだろうと思われる。先に書いてしまうとBはAの思いを知り、最初は拒絶して婚約してしまうけれど、次第にAに惹かれていき、最終的には2人でパリで暮らす約束をする。

 

そんな中、授業中にポーレットが窓の外を見ると、庭でロベールが胸を押さえて倒れてしまう。教室中がパニックになるが、次のシーンではロベールはすでに亡くなっている。夫というだけでなく、経営者を失って途方に暮れる。

 

しかし、ロベールが全財産をギャンブルにつぎ込み、多額の借金があることが発覚! 銀行に相談に行くと、担当者はなんと昔の恋人アンドレ(エドゥアール・ベール)だった。アンドレはポーレットとの再会を喜び、彼女が経営者となり立て直しを図ることを条件に融資を申し出る。うーん😅

 

ポーレットとしては同行したジルベルトの手前、他人を装っているけれど、アンドレはどんどん燃え上がり、ジルベルトが自分に一目ぼれしたことなど気づきもしない。この辺り多分笑わせるところ😅 ポーレットより年上で外見もかまわない感じのジルベルトがときめく感じも含め、中年の彼らがドタバタと恋愛ドラマを繰り広げるのをクスクス笑う感じ。役者たちもコミカルに演じているし、バカにしているわけではない。

 

その後もアンドレはポーレットに猛烈アタック! ロベールを亡くしたばかりだからと拒否していたポーレットもついにはその気になる。結構2人の恋のドタバタシーンが続く。アンドレはポーレットの部屋のベランダをよじ登る始末。しかし、雨どい的なモノが外れてしまい、危うく落ちそうになってしまう。この期に及んでアンドレの愛情を確かめるポーレットに、必死でつかまりながら料理のレシピをそらんじる。これは要するに家事は女性だけのものでなはいという描写なのかなと思うけれど、どうにもドタバタ過ぎる😵

 

さらに学校がテレビで紹介されることになり、やはりドタバタして女性レポーターを呆れさせるシーンなどがあるけれど割愛😌

 

えーと💦 ちょっと記憶があやふやどころじゃなく覚えていないのだけど、たしか意に沿わない結婚をすることになった女子生徒が家出しちゃったんだっけ? 何かがあって全員で逃げなきゃならくなったような??🤔 とにかく全員で歩いていると、平等を唱えるデモ行進に遭遇する。するとポーレットの中でずっと抑えていたものが爆発! 行進に加わって歩き出す。生徒たちもこれに続き、そのうち歌い踊り始める。まるで『ラ・ラ・ランド』(感想はコチラ)のオープニングを思わせる状態となり映画は終わる。

 

どうやらこの運動は五月革命もしくは五月危機(Wikipedia)と呼ばれるもので、フランスではタイトルだけで何を描こうとしているのか分かるらしい。まぁ、その辺りを知らなくてもポーレットたちが目覚めるのだろうことは想像がつく。学校の授業が今見たらあまりに時代錯誤なので。ただ、まさかのミュージカルになるとは思わなかったけど😅

 

正直、ドタバタが苦手で重いテーマを含んでいることは承知しつつも、これは合わなかったなーと思っていたけど、この『ラ・ラ・ランド』的なシーンでどうでもよくなった😅 終わりよければすべてよし的な。よく考えると何も解決していない気もするけど、でもきっと彼女たちは逞しく生きて行くのだろうという希望に満ちたラスト。かなり力技な気もするけれど😅

 

キャストは久々に見たジュリエット・ビノシュに勝手にいろいろ感慨深かった以外は特にないかな🤔 生徒たちの中でA役の子が良かったと思うのだけど、前述どおり公式サイトにも紹介がないので何も分からない。義妹のヨランド・モローのおとぼけぶりも良かった。

 

個人的にはちょっと合わない部分もあったけれど、なんとなく日本より進んでいるだろうと思い込んでいた欧米での男女平等。ほんの数十年前のフランスでもこんな感じだったのかという部分や、サラリとLGBTを入れ込んで来たり、ポーレットとアンドレの新たなカップルの在り方、そしてラストの目覚めなどをコミカルに描いていて重くなり過ぎずに見れる。

 

ポーレットの衣装の変化も興味深い。ピンク色のタイトスカートのスーツから、ゆったりしたパンツスタイルへ。ポーレットの心の変化を魅せるのも良かった。

 

ちょっと疲れた時など、重くないけどしっかりテーマがある作品を見たい時にオススメかも? 

 

『5月の花嫁学校』公式サイト

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【art】「国宝 聖林寺十一面観音 三輪山信仰のみほとけ」@東京国立博物館本館

2021-08-05 23:50:39 | art

【art】「国宝 聖林寺十一面観音 三輪山信仰のみほとけ」@東京国立博物館本館

 

 

去年開催予定だったのが延期になり1年間待ってた! 一番見たかった仏様で、なんとか桜井の聖林寺まで行けないものかと計画していたのだけど、まさかの十一面観音様自らお出ましに! とはいえ、夜間開館していないし、いつ見に行こうか考えて、7月の4連休中に「法隆寺展」(感想はコチラ)「聖徳太子のこころ」(感想はコチラ)と併せて見に行くことに決定✨ 

 

 

 

「光背残光」

 

「光背残光」は「十一面観音菩薩立像」の光背の残りの部分とのこと。光背がないお姿しか知らなかったので、まさか部分だけとはいえ光背が残っているとは思わなかった! 光背なのでそれなりの大きさがあるのだけど、大部分が失われているため、光背の全体像も想像がつかないし、十一面観音様にどのようにセットされていたのか分からない🤔 でも、残った部分の装飾が美しくて、全体が残っていたらさぞかし素晴らしかっただろうと思う。

 

 

「大国主大神立像」

 

大国主大神は「十一面観音立像」が、もともとおられた大神神社創建に大きく関わったとされるとサラリと説明に書いてあったのだけど、大国主大神って神様だよね? 大神神社は神様が造られたということなのか?? 毎度のWikipediaによると、どうやら大神神社の祭神ということらしいけれど???🤔

 

どうやら大黒天(Wikipedia)の姿で表されることが多いそうなのだけど、この方は狩衣と袴姿なので大黒天とは違うのかな? と疑問だらけ😅

 

 

「地蔵菩薩立像」

 

江戸時代までは大神神社で十一面観音菩薩立像とともに安置されていた地蔵菩薩立像。現在は法隆寺におられる。平安時代の密教彫刻ということで、とてもふくよかなお姿。衣の造形も美しく、とてもありがたい優しいお顔。150年振りに十一面観音菩薩様と再会🥰

 

 

 

「十一面観音菩薩立像」

 

ずっとずっとお会いしたいと憧れ続けていた仏様。小さな会場なので入った途端に見れるのだけど、遠目でも思ったより大きくてビックリ。肉感的であることは画像などでも感じていたけれど、大きさまでは分からなった。美しい蓮華座の上にスッキリとお立ちで、大迫力ボディなのに涼やかなお顔が圧迫感を感じさせない。でも、威厳がある。

 

奈良時代の東大寺造仏所(コトバンク)の製作。願主は智怒王(Wikipedia)と言われており、木芯乾漆造り。木芯乾漆というのは、木で大まかな形を作り、その上に漆と木屎漆を塗って整形する手法。なので、木彫より表情が出しやすかったりするのかしら? お顔はもちろん、すっと垂らした右手の指の美しさ! 背中も美しい! 背中もみれるのは360°展示のおかげ。

 

とにかく神々しいお姿。コロナ禍の日本をお守りくださいと思ったら泣いてた😭

 

 

この十一面観音様は大神神社の境内にあった大御輪寺に上記の地蔵菩薩立像と一緒に安置されていた。明治政府が行った神仏分離(Wikipedia)により、大御輪寺が神社(現大直禰子神社)となることが決定。慶応4年(1868)5月16日、廃仏毀釈(Wikipedia)の動きを怖れた人々が聖林寺に運び、聖林寺も守って来た。

 

明治20年(1887)布につつまれたままの十一面観音様を、聖林寺を訪れたフェノロサが解禁。その美しさに心打たれ厨子を寄進し、人々に公開した。厨子の内部には滑車がついていて、いざという時に運び出せるように可動式になっているのだそう。フェノロサが日本美術にもたらした功績は大きい。

 

とにかく、様々は人々の尽力で、今自分が拝見できている幸せを感じて涙が止まらない😭😭😭

 

 

本来は昨年開催される予定だったけど、新型コロナウィルスの影響で1年延期となった。諦めずに開催して下さったことに感謝している。主催者、関係者の皆様ありがとうございました🙏🙏🙏

 

十一面観音様が他県にお出ましになるのは初めて。ガラスケース内ではあるけど360°拝見できる機会は貴重中の貴重! 離れ離れとなっていた仏様たちと150年振りの再開を見届けられて幸せな企画展だった。

 

毎度しつこいけど、本物を見れる機会があるなら、絶対に本物を見るべき! 法隆寺展とVR聖徳太子のこころと併せて見るのオススメ💕

 

🎨国宝 聖林寺十一面観音 三輪山信仰のみほとけ:2021年6月22日ー9月12日 @東京国立博物館本館

国宝 聖林寺十一面観音 三輪山信仰のみほとけ

 

 

 

お土産はまとめて公開。「聖徳太子と法隆寺展」ではポストカード2枚。「聖徳太子のこころ」ではハッシュタグつけてツイートしてもらったステッカー、そして「聖林寺展」ではポストカード2枚と柿バター! この柿バター以前も東博の企画展で購入して、めちゃめちゃおいしかった! 今回もあるかもと期待してた✨ まんまとあったので2個購入! おすすめです💕

 

柿バターこれです!


 

 

 

 

 

 

平成館の休憩室にはレプリカが展示されていた。今回の紡ぐプロジェクトで製作されたのかな? 製作風景をNHKの番組で紹介していたのだけど、詳細を失念💦💦 とてもよく出来ているけれど、印象として少し小さめな気がするけど違うかな? 本物の十一面観音様は撮影禁止だけど、こちらは撮影OKなので是非!

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