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【art】「芸術×力 ボストン美術館展」鑑賞 @東京都美術館

2022-09-19 18:20:38 | art

【art】「芸術×力 ボストン美術館展」鑑賞 @東京都美術館

 

 

アメリカのボストン美術の作品を展示する企画展。実は2年前の2020年に開催予定だったけれど、コロナ禍で作品の来日が間に合わないということで中止に。残念に思っていたのだけど、今年あらためて開催された。

 

行きたいと思ったのは「吉備大臣入唐絵巻」が見たかったから。期せずして会期が延長されたことにより、四巻一気に見ることができるようになったらしい🙌 ということで、よろこんで行ってきた!

 

いつものように感想をツイートしておいたので追記する形で鑑賞記録として残しておく😌 あと「ぶらぶら美術・博物館」で取り上げられた時にメモしておいた内容も併記しておく。

 

 

 

同じ東京都美術館で開催中の「フィン・ユールとデンマークの椅子展」も見る予定だったので、朝一の9時半からの回を予約。少し遅れて9時40分頃到着。

 

東京都美術館は地下1階が入口のロビー階となって、そこから2階までの3フロアー分が展示室となっている。順路としてはロビー階から登って行くのだけど、混んでいる時は目当ての作品を先に見てしまうことが多い。

 

今回は朝一の回ということで迷うことなく「吉備大臣入唐絵巻」から見ることに! 狙いどおり展示室には2人しかおらず、じっくり自分のペースで見ることができた。

 

「吉備大臣入唐絵巻」(Wikipedia)は2階展示室最初の展示。四巻が一気に見れるように逆コの字型に展示されている。壁には描かれている場面の説明や、一部拡大した部分の解説などがあり分かりやすい。

 

📺ぶらぶら美術・博物館より ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

 

遣唐使として唐に渡った吉備真備(Wikipedia)を描いた絵巻。吉備真備は非常に優秀だったので神格化されており、超能力者的に描かれていて、フィクションの冒険ものとなっている。

 

第一巻

 

 

遣唐使として到着。高楼に幽閉されてしまう。急すぎる階段で高さを表現している。

 

第二巻

 

遣唐留学生として唐へ渡った阿倍仲麻呂(Wikipedia)は、唐で出世して帰れずに亡くなり赤鬼となってしまった。本当は吉備真備が2回目に唐に行った時も生きている。

 

真備の幽閉先に鬼の姿で会いにきたので、きちんと服を着て会いに来るように言ったため、高楼では服を着ているが顔は鬼のまま。

 

第三巻

 

 

真備に恥をかかせようと難読書「文選」から出題しようとしているらしいと聞き、鬼(阿倍仲麻呂)と試験問題をカンニングしに行こうとなり空を飛んで行き、廊下で盗み聞きをする。

 

 

使者が高楼にやって来ると「文選」の内容が紙に書き散らかしてある。使者はもう知っているのかと驚く。使者が「文選」を持って来ているので、日本の「文選」と比べたいから貸して欲しいと借りてしまう。

 

第四巻

 

名人と囲碁対決をするも決着がつかないため、真備が碁石を一つ飲んで勝利。この行為を怪しまれ下剤を飲まされるが、石が出ない術を使い便からは検出されなかった。大便を調べている😅

 

第四巻以降は?

 

真備は高楼内で術を使って月も太陽も出ないようにしてしまった。困った唐の人々は真備を日本に帰すことにする。

 

ギャグ漫画的な話。12世紀末日本は中国との関係に苦労していた。そのため痛快活劇を描いたのではないか。

 

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ ここまで

 

先に「ぶらぶら美術・博物館」を見た時のメモ書きを載せたのは、こちらを参考に鑑賞したからということと、あらすじ紹介にもなるかなと思ったので。この鑑賞ポイントを押さえていたので、とても楽しく見ることができた。

 

絵巻物は全て広げた状態で展示されるけれど、本来は手に取って左手で広げて右手で巻き取りながら鑑賞する物。なので自分のペースで進んで見ていくと、アニメーションのような感覚になって面白い。

 

あらすじからも分かるように荒唐無稽な話で、その発想が面白くて大好き。そして人々をコミカルに生き生きと描いた画力も素晴らしい。作者は不明らしいけれど、常盤光長(Wikipedia)の作風に似ているそうで、後白河法皇の周辺で作られたのではないかとのこと。

 

保存状態も良くとても素晴らしい! 鬼の阿倍仲麻呂と真備が飛んでるシーンと、のぞき見シーンのかわいさが最高✨ これは本当に見れてよかった!! 

 

作品保護のため室内が薄暗いのと、細かい部分まで描き込まれているので、単眼鏡がとても役立った。

 

 

 

今回の目玉は何といっても「吉備大臣入唐絵巻」をはじめとした日本美術作品の里帰りだけど、日本美術のみというわけではなく、ツイートにもあるとおり、エジプトのレリーフからエル・グレコの作品まで多彩。

 

 

その中では、こちらも目玉作品である「マージョリー・メリウェザー・ポストのブローチ」が素晴らしかった。

 

大富豪マージョリー・メリウェザー・ポストがイギリスのジョージ5世とメアリー王妃に謁見するため購入したのだそう。実際には使われなかったけれど、身に着けた肖像画が残っているとのこと。

 

中央のエメラルドは60カラットあるそうで、インドで彫刻が施された。残念ながら光の加減で単眼鏡で見てもハッキリ見えなかった💦 エメラルドとダイヤをふんだんに使っているけれど、とても品が良くくどくない。これは素晴らしい。

 

 

 

 

まさか仏像展示があるとは思っていなくてビックリ。海外特にアメリカには結構仏像が渡っている。何年か前にもオークションに運慶仏が出品されて話題になった。

 

大日如来は密教の最高仏。体内に納められていた書から長治2年(1105)の作と判明したのだそう。製作年からしても平安時代だけれど、輪郭も目鼻もどっしりと丸い造形は平安仏の特徴。

 

指などの欠けもなくところどころ金が残っていて保存状態もいい。背中が割とザラザラと粗い気がしたけど、これは光背があったせいかな?🤔 どことなくインドも感じさせるとても良い仏様だった。

 

 

 

 

 

今回のもう一つの目玉作品「平治物語絵巻 三条殿夜討巻」 もちろん自分もお目当て。

 

📺ぶらぶら美術・博物館より ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

 

「平治物語絵巻」(Wikipedia)巻物の形で現存しているのは静嘉堂文庫所蔵の「信西巻」(重文)、東京国立博物館所蔵の「六波羅行幸巻」(国宝)と、今回展示の「三条殿夜討巻」の三巻。

 

1159年の平治の乱を描いた絵巻物で、三条殿夜討は後白河法皇を拉致する場面が描かれている。貴族の乗る牛車に人や犬が轢かれていたり、車輪が回っている表現などが漫画的。

 

三条殿から後白河法皇(Wikipedia)を移した後、屋敷に火を放つ。炎の表現が素晴らしい。巻物なので絵を繰りながら見るためアニメ的な感覚が得られる。

 

合戦絵巻の中でも最高傑作と言える。

 

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ ここまで

 

他の二巻を見ていないので何とも言えないけれど、今作は後白河法皇を拉致するという題材なのでコミカルなものではない。でも、ぶらぶらで指摘があったように、車輪が回転している様子などまさに漫画的な手法で、まさか鎌倉時代に既に確立されていたとは思っていなくてビックリ!

 

さらに人物たちや牛車の装飾、轢かれている犬など細部まで一切手を抜かずに描き込まれていて、それが息をのむような臨場感を生んでいる。

 

そして、こちらも"ぶらぶらポイント"である炎の表現がホントに大迫力! 熱まで感じられるような表現力。これは素晴らしい 

 

静嘉堂と東博の二巻も見てみたい😊

 

ツイートしていないけれど、ぶらぶらで紹介された作品についても記載しておく😌

 

📺ぶらぶら美術・博物館より ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

 

「寛政内裏遷幸図屏風」(これはツイートしてました😅)

右隻

左隻

 

「寛政内裏遷幸図屏風」は1788年の天明の大火で御所が焼失。新御所が完成したため、仮御所から光格天皇(Wikipedia)が引っ越しする様子を描いている。

 

実際は2kmの距離で20分程度で行けるが、6時間かけて練り歩いた。町触で見物の仕方を連絡。15歳以上の男性は土間、女性は畳の上で見るようにとの指示。右隻ではそのように見物している人々が描かれている。

 

右隻の左下に描かれているのは三条大橋で、その上にいるのが鳳車で天皇が乗っている。

 

今作を描いた吉村周圭という絵師のことは知らなかったのだけど、とても美しい作品だった。江戸時代中期の作品なので痛みも少なく保存状態が良い。

 

「マクシミリアン1世の凱旋」

 

アルブレヒト・デューラー(Wikipedia)の版画作品。マクシミリアン1世(Wikipedia)の発注により作成。統治者としての力を誇示したい。

 

シリーズもので実現していれば全長54mの大作。プロジェクトが大き過ぎたことと、発注者の注文が多過ぎて完成しなかった。

 

マクシミリアン1世は版画を活用した最初の権力者。

 

木版画なので縦幅はそんなに大きくないのだけど、全長54mとなったらなかなかの迫力だと思う。実現していたらどんな感じで展示する予定だったのか不明だけど、ちょっと絵巻物に通じる物語性があって興味深かった。

 

「孔雀図」

 

増山雪斎(Wikipedia)の作品。伊藤若冲(Wikipedia)っぽい。沈南蘋(Wikipedia)という来日した新時代の絵師の画風を模した南蘋派の絵師で、若冲もルーツは同じ。

 

長島藩の五代藩主で狩野派に学んだのではないかと言われている。虫が大好きで写生時に殺してしまった虫を小箱に入れてとっておいた。弟子が寛永寺に虫塚を作り供養した。現在も虫塚は残っている。

 

今作はいわゆる吉祥画。木蓮が描かれているが蕾にはこれから花開くという意味で、吉祥画にふさわしい。

 

増山雪斎については全く知らなかったし、作品を見るのも初めてだと思う。確かに若冲に似ているけど、もっと静かというか、中国っぽい感じがする。とても美しい作品で、特に木蓮が大好きなので気に入った。寛永寺の虫塚見に行きたい。

 

 

平日の朝一番の回で鑑賞。日時指定なので人数制限もあり、そんなに混んでいない。人気の作品も少し待てば見れた。あとは空いているところから見て行けばストレスなく見れる。

 

展示順序にはもちろん意味とか意図があると思うけれど、例えば一人の画家の初期から晩年までを見せるというような企画展ではないので、多少順序が違っても特に違和感はなかった。

 

とはいえ最初に見た「吉備大臣入唐絵巻」は、見始めた時には2人くらいしかいなかったのに、気がついたらどんどん人が並ぶようになっていたので、初回以降だとちょっと待つことになるかもしれない。

 

しつこいようだけれど「吉備大臣入唐絵巻」がお目当てだったので、もうそれさえ見れれば大満足だったのだけど、とにかく全ての保存状態が良く、素晴らしい作品ばかりで見応えあり! これはホントに2年間待ったかいがあった🤗

 

 

 

企画展に行ったら必ず買うことにしているポストカード。吉備大臣は残念ながら1枚モノはなくてセットのみ。ガチャも飛んでる2人目当てでやってみたけどナポレオン😭

 

飛んでる2人のファイヤーキングのマグ欲しくて迷ったけど諦め💦💦

 

芸術×力 ボストン美術館展:2022年7月23日~10月2日 @東京都美術館

【公式】芸術×力 ボストン美術館展

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【Googleのロゴ】2022年 敬老の日

2022-09-19 11:25:35 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!

 

あれ? "2022年勤労感謝の日"となっている??

検索画面も勤労感謝の日関連の記事が💦

今日は敬老の日だよね? 🤔

ってことで、敬老の日ということで記事を書きます!

 

敬老の日

毎年書いてるけどWikipediaより引用

(Wikipediaは特性上不確かな情報も含みます)

 

敬老の日(けいろうのひ)は、日本国民の祝日の一つである。

日付は9月の第3月曜日

2002年(平成14年)までは毎年9月15日を敬老の日としていたが、

2003年(平成15年)から現行の規定となっている。

 

とのことで、趣旨としては・・・

 

敬老の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によれば、

「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としている

 

歴史としては・・・

 

兵庫県多可郡野間谷村(後に八千代町を経て現在の多可町八千代区)で、

1947年(昭和22年)9月15日

村主催の「敬老会」を開催したのが「敬老の日」の始まりであるとされる。

 

これは、野間谷村の村長であった門脇政夫(1911年 - 2010年)が

「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」という趣旨から開いたもので

9月15日という日取りは、農閑期にあたり気候も良い9月中旬ということで決められた。

 

昭和22年当時は戦後の混乱期に当たり、子供を戦場へ送った親たちも多く、

精神的に疲労の極にあった。

門脇は、そうした親らに報いるべく「養老の滝」の伝説にちなみ、

9月15日を「としよりの日」とし、55歳以上の人を対象に敬老会を開催した

 

 55歳以上

55歳で老人だったの😱😱😱

 

動揺が隠せませんが💦

検索画面のロゴはこんな感じ

 

画面上ではこんな感じにデザインされていて

 

全体的にはこんな感じで表示されている

 

おじいさんが消えかかっているのが気がかり😭

 

よい敬老の日を🖐😊

台風お気をつけて!!

 

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【cinema / DVD】2022年8月鑑賞まとめ

2022-09-11 01:52:00 | cinema / DVD

【cinema / DVD】2022年8月鑑賞まとめ

 

鑑賞レビューを書く時間がないDVDやTVで鑑賞した映画の記録を残しておきたいってことで、レビュー投稿している映画サイトcocoの投稿をもとに残しておく企画。

 

ということで感想をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

#88.『青葉家のテーブル』@WOWOW(2022年8月7日鑑賞)

coco投稿

北欧暮らしの道具店製作。

配信見てなかったけと問題なし。

主人公たちの素敵な暮らしを見せるのかと思ったら、意外にも青春モノ。

親たちのアレコレも良かったけれど"同居家族"にしっくりこず。

関西弁の彼女が浮いていた気が

 

#89.『街の上で』@Netflix(2022年8月11日鑑賞)

coco投稿

どんな街でも見る人が違えば風景は違って見える。

同じ方向の同じ景色を見てると思っていたのに違ったというのは、人間関係では良くあること。

どう折り合いをつけるかは、なかなか難しい。

そんなことを考えてた。

若葉竜也がとても良い。

 

#90.『パリの調香師 しあわせの香りを探して』@WOWOW(2022年8月11日鑑賞)

coco投稿

大人には大人の責任や悩みがある。

有名調香師と運転手の交流を、変に恋愛に絡めないで描いたのは良かった。

調香師って香りを生み出すだけじゃないのね❓

主演2人が良かった。

 

#91.『梅切らぬバカ』@WOWOW(2022年8月16日鑑賞)

coco投稿

地域住人が悪役っぽく描かれているが、

実生活で塀を壊されたり被害に遭ってる身としては、彼らの気持ちも分かる。

その辺りを少年のエピソードに逃げたのはフェアじゃないかも。

本人たちだけ納得して終わり?

役者は良かったので残念。

 

#92.『アルプススタンドのはしの方』@Netflix(2022年8月17日鑑賞)

coco投稿

野球部の応援席には部活・勉強・恋に挫折した高校生たち。

何気ない会話からそれぞれの思いがぶつかり合う。

悩み自体は特別じゃないから全員に共感できるのが良かった。

ホントのアルプススタンドじゃないのもまた良し。

 

#93.『教えて? ネコのココロ』@Netflix(2022年8月20日鑑賞)

coco該当なし

ネコについてのドキュメンタリー。

ネコ好きには知っていることも多かったけど、

ネコも人間を愛しているとあらためて知れて良かった。

イヌに比べて15年遅れているというネコ研究。

もっと進むといいな😊

 

#94.『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族』

@BSプレミアム(2022年8月21日鑑賞)

coco投稿

東北の牛舎とミャンマーの水上ハウスで暮らす猫たち。

人間との距離感、食べ物と寝床があり、外を自由に走り回る。

本来これが理想。

そうはいかない現実も考えさせられる。

 

#95.『クーリエ:最高機密の運び屋』@WOWOW(2022年8月22日鑑賞)

coco投稿

実話と知りビックリ。まさに事実は小説より奇なり。

でも実際はそんな感じなのかも。

前半はスリリングで楽しめるが、後半はかなり辛い。

そこも含めて見応えあり!

ベネディクトカンバーバッチがスゴイ

 

#96.『子供はわかってあげない』@WOWOWオンデマンド(2022年8月23日鑑賞)

coco投稿

うーん。

いきなり不思議過ぎるアニメから入ったり、

ちょっと設定などが奇抜というか、あざといというか。

自分にはちょっと合わなかった。

 

#97.『デューン / 砂の惑星』@WOWOW(2022年8月26日鑑賞)

coco投稿

ヴィルヌーブ版を見るために事前鑑賞。

映像などが今見るとアレなのはOKなのだけど、

難解なのもあり乗り切れず気づいたら寝てた。

再度見る気もしないので評価はなし。

 

#98.『スパイダーマン:ノーウェイ・ホーム』@WOWOW(2022年8月28日鑑賞)

coco投稿

難しくてついて行けてない部分もあるけど、

まさかの展開にビックリ!

そう来ましたか😏

ほろ苦いラスト含めいろいろお見事👏

アンドリューガーフィールドも報われたのでは?

 

#99.『<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事』@Netflix(2022年8月29日鑑賞)

coco投稿

例えば橋の形の変化で原作者が込めた思いをくみ取って、

映像化してく作業はとても興味深く、

まさにタイトルどおり"仕事"を見せてもらえた。

そのこだわりや思いは結果として作品から伝わってくる。

 

#100.『ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン』

@WOWOW(2022年8月30日鑑賞)

coco投稿

生い立ちからファッション界の大御所となるまでを見せるドキュメンタリー。

デザインの発想の素晴らしさはもちろん、

ジャンヌモローとの恋愛まで赤裸々に語るご本人が魅力的。

 

ということで8月は13本を鑑賞。相変わらず試写会含め劇場鑑賞はなし。オンライン試写も当たらず😢 劇場での試写会も増えているけど、オンライン試写は自分のペースで見れるので続けて欲しいんだけどな。

 

今年も折り返して早2ヶ月💦 新作全然見れてないし記事も書いてない💦💦 9月は何本見れるかな?

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【Googleのロゴ】2022年 中秋節

2022-09-10 18:01:58 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!

 

 

2022年 中秋節

 

中秋節って中国のお祭りなんですかね?🤔

毎度のWikipediaによりますと・・・

 

中秋節(ちゅうしゅうせつ、拼音: Zhōngqiū jié)とは、

東アジアの伝統的な行事のひとつで、

旧暦農暦)の8月15日に行われる。

 

グレゴリオ暦では9月または10月にあたる。

とくに中華圏では春節清明節端午節とならぶ重要な行事であり、

中華民国中華人民共和国のいずれも法定祝日になっている

香港マカオでは中秋節の翌日が祝日)。

 

とのことで、東アジアの行事であると🧐

日本では・・・

 

中国から中秋の十五夜に月見の祭事が伝わると、

平安時代頃から貴族などの間で観月の宴や、

舟遊びでを詠み、宴を催した。

また、平安貴族らは月を直接見ることをせず、

杯や池にそれを映して楽しんだという。

 

とのことで

 

現代では、月が見える場所などに、

(すすき)を飾って月見団子里芋枝豆などを盛り、

御酒を供えて月を眺める(お月見料理)。

この時期収穫されたばかりの里芋を供えることから、

十五夜の月を特に芋名月(いもめいげつ)と呼ぶ地方もある。

一方、沖縄ではふちゃぎ(吹上餅)を作って供えている。

また仏教寺院では、豊作を祈る満月法会を催すところもある。

 

とのことで、要するにお月見?

 

検索画面のロゴなどは後ほど追記🤗

追記します!

 

検索画面のロゴはこんな感じ

 

画面上ではこんな感じになっている

 

全体的にはこんな感じでデザインされている

 

今日は中秋の名月🌕

 

よいお月見を👋🏻😊

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【play】「ミス・サイゴン 2022」鑑賞 @帝国劇場

2022-09-09 00:39:26 | play

【play】「ミス・サイゴン 2022」鑑賞 @帝国劇場

 

 

もう10年以上になるのかな? 東宝は毎年「レ・ミゼラブル」と「ミス・サイゴン」を交互に上演している。今年は「ミス・サイゴン」の年で、日本初演30周年の記念公演となっている。

 

実は2020年も「ミス・サイゴン」の年だったのだけど、コロナ禍の緊急事態宣言を受けて全公演中止となってしまった💦 キャストも観客も2年間待って満を持しての再演となった。

 

前回見たのはなんと2016年だから6年も前になるのか スルーした年はなかったと思うのだけどどうだったんだろう?🤔

 

前回の感想記事(コチラ)にも書いたのだけど、一応、簡単に書いておくと「ミス・サイゴン」は「レ・ミゼラブル」と同じくアラン・ブーブリル&クロード=ミッシェル・シェーンベルクのコンビによる作品。クロード=ミッシェル・シェーンベルクが目にした1枚の写真から着想し、プッチーニの「蝶々夫人」を下敷きにして、ベトナム戦争時のベトナムを舞台としたミュージカル作品にしたもの。

 

「蝶々夫人」を下敷きにしていることからも分かるように、これは悲劇的な結末を迎える物語。現代の日本人からすると、西洋人が書いた「蝶々夫人」のストーリーに共感する部分は無いし、アジア人蔑視を感じいい気持ちはしていない。正直、今作も欧米人が見たアジアだと思っていた。

 

でも、今回見方が少し変わった。その辺りのことを書きたいなと思っている。

 

 

 

 

見に行っておいてなんなのだけど「ミス・サイゴン」は好きな作品かというとそうではない。上記の理由に加え、製作者の意図がどこにあるにせよ、テーマ的に女性蔑視もあると思うので、アジア人女性としてはスッキリとしないものがある。

 

でも、一方で非常に力のある作品だとも思っていた。熱量がとても高い。それが今回とても良く出ていたように思う。とにかく「火がついたサイゴン」から熱かった! 誰一人気を抜いている人などおらず、気合入りまくりでもう圧がスゴイ! 

 

どんな作品でも気を抜かないのは当たり前のことだけど、この作品については押し寄せてくるような圧を感じさせるのはとても重要な気がする。

 

そういう意味では冒頭からすごかった! 陥落寸前のサイゴンで兵士たちも女性たちも追いつめられている。その感じがビシビシ伝わって来る。

 

あと驚いたのは「ドラゴンダンス」の素晴らしさ。キレがあってポーズの一つ一つがビシッと決まる! 男性だけでなく女性ダンサーも加わっているけど、全然分からないくらい力強くて本当に圧倒された!

 

 

キャストは皆ホントに良かったのだけど、書ききれないので主役3人のみ追記する。

 

駒田一:エンジニア

 

エンジニアは初演から市村正親さんが演じている当たり役。自身も一度市村さんが休演された時以外は市村エンジニアを見てきた。そういう意味では自分の中では貴重な駒田エンジニア。

 

ツイートにもあるとおり悲しさを感じるエンジニアだった。

 

後半に分かることだけどエンジニアは実はフランス人とのハーフで辛い生い立ち。それを全く感じさせず本来のずる賢いヤツと見せて、後の告白でビックリさせるのもありかと思うけれど、駒田エンジニアはどこかずっと悲しさと孤独を感じさせるエンジニアで、それがとても良かった。

 

 

高畑充希:キム

 

今回はe+貸切公演での鑑賞。限られた日程の中で重要視したのが海宝クリスと高畑キム。

 

高畑充希は映画やドラマで見たことはあるけど、生で見るのは初めてだった。ミュージカル経験もあるとのことで楽しみにしていた。ツイートにもあるとおり歌も上手いし声もいいけど、お芝居で見せる感じ。

 

登場時にはまだ少女だったキムが、愛を知りタムの母親となり、そして彼のために人を殺し、悲劇的なラストを迎える。それが母の強さなのか弱さなのか分からないけど、とにかくその変化を明確に感じさせた。

 

キムがタムを守るためにトゥイを殺した後、お前のためなら命をあげようと歌う「命をあげよう」がキムの見せ場。これも素晴らしかったのだけど、個人的にはホテルでクリスの妻エレンに会ってしまうという、最悪の形で自分を支えてきたものが崩れ去ってしまった後からの演技が素晴らしかった。

 

この後半のジョンが訪ねて来てからのキムって、とにかくクリスに会える!クリスと結婚できる!アメリカに行ける!って突っ走ってしまう。そうなってしまうからジョンがきちんと話せず悲劇に向かうって設定になっているのだけど、その設定自体が納得いかないこともあり、かなり上手に演じていてもちょっとイライラしてしまうこともあった。

 

それまでの過程でキムにはクリスとの未来という道しかなかったのだということが、しっかりと伝わってきていたので、その未来は手に入らないのだという絶望が自分のことのように腑に落ちた。イヤもちろん今までも分かってはいたのだけど、初めてピタッとはまった感じ。

 

前半もとても良かったけれど、後半が本当に素晴らしくて、初めてしっくり来たキムだった。

 

 

 

 

海宝直人:クリス

 

前述した理由で今作は積極的に見たい作品ではなかった。でも、今回見ようと思ったのは海宝直人がクリス役だったから。出演作は必ず見に行く!というほどの熱量ではないけれど、ファンでございます🥰

 

コロナで中止になってしまった2020年も見る予定でチケット取ってた。今回はそのリベンジ。結果大正解! 海宝クリスのおかげで作品の見方が大幅に変わることになった。

 

まずはビジュアル面から。しっかり海兵隊員の体型を作っており、髪も短く刈り込んでいて軍服が似合う。そしてやさぐれていてカッコイイ😍

 

クリスが歌う「Why God Why」では、彼が一度帰国したものの、周囲の目が冷たく、またベトナムに戻って来たことが語られる。それは表面的には分かってはいた。

 

でも今回、海宝クリスの演技と歌唱で、心身ともに疲弊して帰国すると、アメリカでは反戦運動が繰り広げられていて、居場所をなくして戻って来たものの、大使館のドライバーという曖昧な立場で、全く自己肯定できずにいるというような、そういう行間がしっかりと埋まった感じ。

 

そうなるとクリスがキムの中に光を見てしまった理由がより分かる。もちろんクリスはキムに恋をしたのだし、本当にアメリカに連れて帰ろうと思っていたのだと思うけれど、その根底に自分という存在を丸ごと信頼して愛してくれる存在=自己肯定という側面もあったのだろうと。

 

その辺りについても前回や前々回でも書いてきたように思うけれど、彼もまた戦争の被害者なのだということがスッキリと落ちて来た。

 

今作って最後の悲劇に向かうために、やたらとすれ違いが起きる。最大のすれ違いは実物大のヘリコプターが現れるサイゴン陥落シーンで、ここもなんとかならなかったのかと思うけど、バンコクでのキム探しのグダグダさは、ちょっと雑さを感じてしまう。

 

その雑な感じの割りを食っているのがクリスで、クズ男に見られがち。でも、クリスはクリスなりの思いがあって、彼なりに頑張っていたよ! 少なくとも前半は! と、思えたのも海宝直人のおかげ。

 

クリスデビュー初日ツイッターのトレンドになった海宝クリス。納得! 歌が上手いのも声量がスゴイのも知っていたけど、想像を超えて来た! 海宝クリス爆誕しましたね😊

 

 

クリスのセリフの中で一番彼のことを表しているのは、ホテルでエレンに過去を語る曲の中での"アメリカ人ならやれるはずだった"という部分。クリスはそいうい思いで戦争に来たのだし、国のために戦っているはずだった。なのに祖国の人々からは白い目で見られてしまい、アイデンティティや自信を見失った。

 

キムを守るということが、その失ったアイデンティティと自信を取り戻すために必要だった。でも、失敗してしまった。だから、失敗してさらに心に傷を負う羽目になってしまった。それを救ってくれたのはエレンだった。

 

そういう意味だと思っていた。それは間違いないと思うのだけど、それだけじゃなくてクリスの姿がベトナム戦争時のアメリカを象徴しているのだということに遅ればせながら気づいた。そして当時のベトナムの象徴がトゥイでありキムなのでしょう。

 

例えばドラゴンダンスなどもベトナム人から見れば違和感があったりするかもしれない。そういう部分含めて白人から見たアジアだなという感じは変わらない。以前も書いたけど、製作陣の意図や思いがどこにあるにせよ、アジア人蔑視、女性蔑視を含む物語であることは間違いない。

 

そして、毎回書いているけどあのラストは納得ができない。「命をあげよう」でも歌っていた通り、親が子供に"生きるチャンス"を与えるために命をあげるという局面はあるかもしれない。キムにとってはあの瞬間だったのかもしれないけれど、タムにとってはそこじゃなかったのじゃないか。そもそも"チャンス"じゃないのではないか。

 

でも、作品としてはあの結末しかないのかなとも思う。母親として子供を手放すということは、心を殺すことなのだということなのかも。

 

その辺りのことが今回とても伝わってきたし、主要キャストがそれぞれの国を象徴している、そして誰もが"戦争"の被害者なのだということがスッと落ちてくる瞬間に巡り合えたのはとても良かったと思う。

 

そういう意味ではやっぱり名作なのだと思うし、自分にピタッとくるキャストに出会えたことはとても嬉しかった。

 

次回見るかはまだ分からないけど、今回は見て本当に良かったと思っている。

 

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