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【Googleのロゴ】アブドゥル・サッタル・イーディ生誕89周年

2017-02-28 00:29:26 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



アブドゥル・サッタル・イーディ生誕89周年


すみません どなたでしょう?


毎度のWikipediaが・・・ ない

ということで、速報ブログさんの

アブドゥル・サッタル・イーディはパキスタンの伝説的慈善家でした。

という記事から引用させていただきました


アブドゥル サッタル イーディ(1928年2月28日生まれ、2016年7月8日死没)

はホームレスシェルターやリハビリセンター、

孤児院を運営する財団を設立したパキスタンの慈善家で、

禁欲主義者でもありました。


とのことで・・・


アブドゥル サッタル イーディは人生を貧困者の援助に尽力することを決断します。

彼はイーディ財団を設立し、貧しい人々の為に多くの寄付を集め、財団の活動を拡大させました。

創立から現在までに、捨てられた2万人以上の幼児、5万人以上の孤児を助け、

4万人以上の看護士を教育してきました。

ちなみにイーディ財団は現在、パキスタン最大の福祉組織になっています。


とのこと。


2013年、アブドゥル サッタル イーディの腎臓は機能しなくなり、

ドナーを見つけない限り

人工透析を定期的に行わないといけなくなってしまうほど病状は深刻なものでした。

その後病状は回復に向かわず、

2016年7月8日に腎不全のためになくなりました。88歳でした。


彼の最後の希望は「自分の臓器が誰かに寄付されて欲しい」といった献身的なものでしたが、

病気があったので角膜のみ臓器提供されたそうです。


なるほど。

素晴らしい方だったのね


検索画面のロゴはこんな感じ


 سال گره مبارک هو

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【cinema news】第89回アカデミー賞授賞式_おまけ

2017-02-27 23:13:10 | cinema news

【cinema news】第89回アカデミー賞授賞式_おまけ

 

受賞一覧はコチラ。この記事にはおまけ的なtweetなどを載せておく。いろいろあってきりがないので、オスカーノユクエ()と、シネマトゥデイ スタッフ(@cinematoday_stf)のtweetをRTしておいたので、そちらを中心に貼っておく。

 

まずは司会のスピーチ動画からドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

ドッキリ企画的な感じ? デンゼルが婚約カップルを祝福するの図

 

 

 

セス・ローゲンが大好きな映画と紹介したのが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で、マイケル・J・フォックスと登場! セスは未来シューズを履いて登場

 

司会のジミー・キンメルの余興

 

 

この子を持ち上げたのがコチラ

 

ジミー・キンメルはずっとトランプいじりをしていたのだけど、とうとう・・・

 

で・・・

 

お菓子が降ってくる場面が3回あったり

 

主演男優賞ケイシー・アフレックの実兄ベンアフと親友のマット・デイモン

 

 

 

そんなマット・デイモンを邪魔するジミー・キンメル

 

『ラ・ラ・ランド』パフォ


スターたちが自分宛てのクソリプを読む動画

 

 

そして問題の作品賞発表ミス💦

 

どうやら、手違いで主演女優賞のエマ・ストーンの名前が書かれた封筒を渡してしまったようで、プレゼンターの困惑するウォーレン・ベイティを見てフェイ・ダナウェイが『ラ・ラ・ランド』と判断して発表。作品関係者たちが登壇し、スピーチまで始めてしまった。スピーチの途中で正しい紙が渡され、スピーチ中のプロデューサーが「『ムーンライト』が正しい受賞者で、彼らに渡せて幸せだ」と粋なコメント。その後、事情をウォーレン・ベイティが説明。やり直しとなったけれど、困惑を隠せない『ムーンライト』関係者たち。やっちまったね~😵

 

これに対して、M・ナイト・シャマラン監督が粋なtweet👍

 

なんともトホホな感じになってしまったけれど、最後はやっぱり女優たちのドレスでしめ!

 

 

ブリー・ラーソン(Oscar De La Renta) 

 

 ニコール・キッドマン


シャーリーズ・セロン(Dior) 

 

フェリシティー・ジョーンズ (Dior)

 

 アリシア・ヴィキャンデル(Louis Vuitton)

 

 エマ・ストーン(Givenchy)

 

素敵だなと思ったドレスを貼っておく。エマ・ストーンのは好みじゃないかな~ エマ・ストーンいつも衣装素敵なのにな。アリシア・ヴィキャンデルはドレスがというより本人がカワイイ シャーリーズ・セロンも本人が素敵✨ 自分が着るならフェリシティー・ジョーンズのドレスがいいかな?

 

ということで、今年も楽しかった


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【cinema news】第89回アカデミー賞授賞式

2017-02-27 21:42:01 | cinema news

【cinema news】第89回アカデミー賞授賞式

 

現地時間2017年2月26日「第89回アカデミー賞授賞式」が、ハリウッドのドルビー・シアターにて開催された。生では見れなかったので、今WOWOWにて字幕版を鑑賞しながら書いてる。とりあえず、オスカーノユクエ()のtweetをRTしておいたので、自分メモとしてまとめておく


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おめでとう

 

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【foods & drinks】常陸野ブルーイング・ラボ

2017-02-27 00:54:21 | foods & drinks

【foods & drinks】常陸野ブルーイング・ラボ

 

  

ぱいちでビーフシチュー食べた(記事はコチラ)後、喫茶店でコーヒー飲みながら最近東京駅にオープンしたお店の話題で盛り上がった。Twitterか何かで見かけた記事で、お店の名前も忘れてしまったので必死に検索。おそらく常陸野ブルーイング・ラボのことだろうということなり、とっても行きたくなった。まだ20時前だったし、移動して行ってみようということになった。ということで来ました(笑)

 

 

 

🍻左:常陸野ネスト ホワイトエール(680円) 右:常陸野ネスト だいだいエール(680円)

 

 

 

 🍴手前:イワシの和風オイルサーディン(580円)

 

このオイルサーディンおいしかった! 七味がかかってて、味の濃さも絶妙。後から気づいて酒粕クラッカーに乗せて食べたけど、これ絶品👍 ふくろうのロゴのグラスもカワイイ だいだいエールは、口に入れた時はそうでもないのだけど、後からほんのり柑橘系の香りが広がる感じ。ちょっと苦みもあっておいしい😋

 

 

 

🍻左奥:常陸野ネスト ニッポニア(680円) 右奥:Anbai Ale(680円) 

🍴左:たこのセビーチェ ~塩レモン風味~(680円) 右:酒粕クラッカー(380円)

 

たこのセビーチェは塩味薄め。酒粕クラッカーがおいしかった! ほんのり酒粕風味。上にも書いたけど、これにオイルサーディンは絶品。ただし、たこ乗せは口の中でそれぞれがバラバラになってしまいオススメできない(笑) Anbai Aleだけ英語表記になっているのは、参考にした食べログに記載がなかったから これは梅とお塩風味のビール。これは口に入れた瞬間から梅味。サッパリしてておいしかった👍

 

東京駅構内ではなく、グランルーフの2階にある。大きなフクロウの看板が目印。大丸側からエスカレーター上がって直ぐ。お店は細長い作りで、入ると直ぐカウンターがあって、そこでオーダーしてセルフで席まで運ぶ方式。カウンターから左方向に進むと、壁側にカウンターテーブルがあり、スツールも置いてあるけど、立ち飲みの人が多かった。3人くらい掛けられる丸テーブルが4席くらいと、3人くらい並んで座れる窓側の席、そして奥に2人掛けのソファ席。最初は窓側に座っていたけど、ソファ席が空いたので移動。深いソファなので、正直食事向きではないけれど楽なのでOK。ソファ席以外はすべてスツール。窓際席のスツールはIKEAのArtekそっくりスツールかも?

 

お料理もおいしかったし、何よりビールがおいしかった! 2杯ともフルーツテイストのビールを選んでしまったので、ビールそのものの味が分かりにくい点もあるかと思うけれど、どちらも飲みやすいサッパリとした味で、女性は好きだと思う。他のも飲んでみたいし、おなかいっぱいで食べられなかった鯖サンドが食べたい! ということで、近々再訪する予定

 

この日はYuweeとデートってことで、浅草寺お詣り、猫カフェ訪問、ぱいちでビーフシチュー、喫茶店でコーヒー&デザートと浅草を堪能した後、東京駅に移動してビールと充実した1日。最高に楽しかった また行こうね~

 

陸野ブルーイング・ラボ 東京駅店:千代田区丸の内1-9-1 グランルーフ 2F Tel:03-6551-2515

常陸野ブルーイング・ラボ(Hitachino Brewing LAB.)

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【dairy】『ラ・ラ・ランド』鑑賞(感想は後日)

2017-02-25 01:01:44 | dairy

【dairy】『ラ・ラ・ランド』鑑賞(感想は後日)

 

 

今年に入って一番見たかった映画。試写会応募しまくったけどことごとくハズレ 待ちに待って公開初日に行ってきた~ ところで画像、自分が写り込まないように必死によけて撮ったからズレまくってるね

 

 

 

 

ザックリした感想はtweetどおり。いや~ 『この世の片隅に』も『光をくれた人』も一行も書けてないのに、また見てしまった💦 うーん。これ先に感想書こうかな~ 悩む💦

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【Googleのロゴ】アイダ・ルイス生誕175周年

2017-02-25 00:29:26 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



アイダ・ルイス生誕175周年

すみません どなたでしょう?


毎度のWikipediaによりますと・・・


アイダ・ルイス(Idawalley Zorada Lewis(-Wilson))は、

アメリカ合衆国史上最も有名な灯台守

当時女性が専門職を持つことが少なかった合衆国で、

顕著な業績と存在感を示し、アメリカの英雄として有名人になった。


とのことで、女性の灯台守なのね?


どうやら灯台守だったお父様が発作で倒れてしまい、

実質引き継ぐような形で灯台守をしていたのだそう。

 

1879年、正式にライムロック灯台の灯台守に任命された。給料は年間750ドル

 

とのことで、

 

1911年10月24日(69歳)、勤務中に発作により死亡した。

ニューポートの全てのがその夜、追悼の意を表しを鳴らし、街の全ての半旗になった。

 

のだそう。

皆に愛された方だったのね


このロゴ、紙芝居的になっていて、

アイダと思われる女性が2人の男性を救うシーンが10枚の画像で描かれている。


1858年に近隣の家族4人の船が転覆した時に彼らを救出したそうだけど、

その時の様子をロゴにしているのかな?


右の > をクリックすると・・・

氷の上を歩く2人の男性

アイダが家の中から何かを発見!

氷が割れて男性たちが海に落ちてしまったもよう!

アイダがボートで救出!

 氷河の中を漕ぐ

また新たな事故?

来る日も来る日も救助ってことかな?

1869年にグラント大統領がゴールド・ライフセービング勲章を授与したところ?

新聞にも載りましたってこと?

 

ちょっとよく分からないけど、多分そんな感じでしょう😌

 

検索画面のロゴはこんな感じ

 

Happy Birthday

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【動画】宇野昌磨選手 四大陸フィギュア選手権 2017 EX

2017-02-23 23:52:48 | 【動画】ShomaUno

⛸【動画】宇野昌磨選手 四大陸フィギュア選手権 2017 EX⛸

 

 

今更感がありますが、江陵で開催されていた四大陸フィギュア選手権。そのエキシビジョンでの宇野昌磨選手の演技。これテレビ放送なかったのでYouTube探してたのだけど、やっと見つけた。


今季はずっとLa Vie en Roseだったと思うのだけど、この大会から変えたのかな? La Vie en Roseのような表現力が必要な曲もいいけど、昌磨は踊れるからこういうポップな感じのもいいね 若い男の子っぽくて素敵。表現力があるから、曲をたっぷり使って見ていて楽しい。


しかも冒頭4Lo跳んだね! あまりに簡単に跳ぶから一瞬分からなかったけど、ホントこれは大きな武器になる! 自分でも4Lzは無理と言っているから、あとは4Sに挑戦する感じなのかしら? そうすると、4T、4S、4Lo、4Fの4種類が跳べることになるのだけど、どうするのだろうかね?


ということで、動画をドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

Shoma Uno 2017 4CC Gala

このEXカッコイイ

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【Googleのロゴ】地球に似た太陽系外惑星7つ発見!

2017-02-23 23:47:55 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



地球に似た太陽系外惑星7つ発見!

はて?!


どうやら、2017年2月22日午後1時(日本時間23日午前3時)に、

NASAが「太陽系外惑星に関する大発見」について会見を行い、

全世界でライブ配信されたらしい?


一応、こちらの記事

NASA、「太陽系外惑星に関する大発見」で会見実施へ。|Engadget日本版

をサラリと読んでみたけど、難しくてよく分からない


要するに太陽系外惑星(Wikipedia)の中に、

地球と似た環境の惑星が7つあったということらしい。

ってそのままだけど


これらの惑星には水があることが確認されたそうで、

そうなると生命体がいたりするのかしらね?

太陽系外惑星に人類が到達できる可能性はあるのかな?


夢が膨らむ話だね


検索画面のロゴはこんな感じ


大発見おめでとう

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【dairy】『光をくれた人』試写会(感想は後日)

2017-02-23 00:31:45 | dairy

【dairy】『光をくれた人』試写会(感想は後日)

 

 

今年2本目(ホントは5本目)の試写会。アキバシアター初めて行ったけど、キレイだし音良くて見やすかった

 

 

 

ザックリした感想はtweetどおり。まだ『この世界の片隅に』の感想全く書けてないけど、先にこっち書こうかな~ 3月31日公開だけど、すぐ始めないと書き終わらない気がする

 

そうそう! 試写後に今作の宣伝担当の方(?)の司会で、字幕を担当された松浦美奈さんのトークショーがあった。準備ができるまでにと、おトイレ行ってたら始まってしまってた なので5~10分くらい聞き逃してしまったかな? メモなども取っていなかったので、ちゃんと覚えていない ということで、印象に残った部分を箇条書きで書いておく。

 

  1. 翻訳をしていると、言葉探しが大変な作品がある。特にアクションものなどは同じ言葉の繰り返しで、どうしたらいいか悩むことが多いが、今作はとっても翻訳がしやすく、どんどん捗った。説明的なセリフがほとんどない。
  2. 映像が美しく、全体的な雰囲気からデヴィッド・リーン監督の『ライアンの娘』のようだと感じた。特に、アリシア・ヴィキャンデルが演じたイザベルのキャラが似ていると感じる。デレク・シアンフランス監督はデヴィッド・リーン監督を意識していると思う。
  3. 映画化にあたり主人公とハナの年齢が、原作の+10歳くらいに設定されている。この変更は良かったのではないかと思う。原作ではハナはもう少しヒステリックだが、感情を抑えた演出が良かったし、レイチェル・ワイズの演技が素晴らしい。
  4. アリシア・ヴィキャンデルとマイケル・ファスベンダーは今作の共演がきっかけで交際開始。
  5. 映画の中でトムの髭をイザベルが剃るシーンがあるが、ハリウッドで契約している俳優たちは、刃物を持つ(向ける?)ことにとても厳しい。今回のシーンはファスベンダーの提案だったが、お互いのエージェントが調整するのに大変だったらしい。ということで、このシーンをバックにトークショーが行われた。

 

という感じかな~ 今作とは直接関係ない映画の知識なども披露されて、とっても落ち着いた大人なトークショーだった ちなみに、松浦美奈さんが現在とりかかっているお仕事は『美女と野獣』とのこと。こちらも楽しみ

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【cinema】『ドクター・ストレンジ』

2017-02-22 00:21:16 | cinema

2017.01.27 『ドクター・ストレンジ』鑑賞@TOHOシネマズ日本橋


試写会ってあったかな? 見かけた印象がない。イベントごとはマッツ・ミケルセンの初日舞台挨拶のみだったような? どうやら前売り券やムビチケも10月13日のみの発売だったのだそう。チケットショップに売ってなくて調べちゃった。チケット売り上げを考慮してということらしいけど、どうなんでしょうかね? 前置きが長くなったけど、大好きなバッチさんことベネディクト・カンバーバッチ主演ということで、公開初日に一般料金(しつこい)で見に行ってきた~



ネタバレありです! 結末にも触れています!


「天才脳外科医のドクター・ストレンジは、自動車事故で両手を負傷。自ら指示し何度も手術を繰り返すが医師としての道は断たれてしまう。失意の中、事故により下半身マヒとなった男性が奇跡的に回復したという話を聞く。彼によるとチベットに行き、ある修行を行ったところ歩けるようになったとのこと。藁をもすがる気持ちでチベットを訪ねるストレンジを待っていたものは・・・」という感じかな。これはアメコミ原作のマーベル・スタジオ作品。マーベルにハズレなしってことで、これも面白かった。天才脳外科医とはいえ、普通の人間がヒーローになるのだから、成長物語的な部分もあるのだけど、主人公がすでに大人なだけに、魔術などという荒唐無稽なものを扱っているわりに、全体的に落ち着いた大人な内容になっている。とはいえ、スピード感があり、適度に笑いもある。これはとっても楽しかった。


スコット・デリクソン監督作品。監督の作品は『エミリー・ローズ』(感想はコチラ)、『フッテージ』(感想はコチラ)、『デビルズ・ノット』、『NY心霊捜査官』を見た。『デビルズ・ノット』以外はオカルト的な要素がある作品ばかりなので、監督起用もそのあたりが理由だったりするのかな? 今作、公式サイトがしょぼい キャスト紹介も1つの画面に列記されているだけで、俳優の紹介ページのリンクも一切なし。これホントに公式?と聞きたくなるほどサッパリとした仕上がり。毎度のWikipeiaも一応ページはあったものの、詳しい説明はない感じ。なんとなくテンション下がる(笑) ということで、作品情報は少ないのだけど、一応映画に関する情報と、原作に関する情報を載せておこうかな。


『ドクター・ストレンジ』(Doctor Strange)は、マーベル・スタジオ製作、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ配給による2016年公開のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画である。日本では、2017年1月27日に公開された。「マーベル・コミック」のアメリカン・コミックヒーローである『ドクター・ストレンジ』の実写映画化作品である。また、様々な「マーベル・コミック」の実写映画を、同一の世界観のクロスオーバー作品として扱う『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズとしては第14作品目の作品となる。というのは、Wikipeiaの丸コピ。これ以外はキャラ紹介なので、ホントに作品情報はこれだけ。受賞歴はあまりパッとしなかったようで、第21回美術監督組合賞(ADC賞)ファンタジー映画部門 と、第15回視覚効果協会賞長編実写映画・視覚効果賞にノミネートされているってことなのかな? それぞれの賞については調べていないので、どんな感じなのか不明。


アメコミ作品としての「ドクター・ストレンジ」についてもWikipeiaから引用しておく。とはいえ・・・ ドクター・ストレンジ(Doctor Strange、略称はDr.ストレンジ)は、アメリカ合衆国のマーベルコミックスが刊行しているアメコミに登場する架空のスーパーヒーロー。ということで、あとは概要として大まかなストーリーと、登場人物の紹介があるくらいで、シリーズの紹介も英語の記載があるだけ。知りたかった情報がない 概要などを読んだ感じでは、映画オリジナルの登場人物などもいる感じかな? 少なくとも魔法を使う恋人は出てこなかった。師匠となるエンシェント・ワンについても、女性なのか男性なのか記載がないけど、女性ではないような? 原案は今回もカメオ出演(バッチリ確認済み)しているスタン・リー(Wikipeia)で、1963年6月に初登場。その後、数話のシリーズも含め11作が出版されたってことかな? 直近は2006年10月から2007年5月までのDoctor Strange: The Oath #1-5ということになるのでしょう。アメリカでの人気ぶりなども知りたかったのだけど、記載がないので仕方がない。もちろん、もっと詳しく書かれているサイトやブログなどもあるとは思うけれど、めんどうなので割愛(o´ェ`o)ゞ


冒頭、図書室のような場所から始まる。アンティーク調の内装。そんなに広くはない。東洋武術か何かの道着か、修行僧のようないでたちの男性が1人で管理しているのか、緊張感を漂わせている。そこに、空間に輪のようなものが現れ、そこから同じく道着のようないでたちの数人の者たちが現れる。彼らは管理者の男性に襲い掛かり、彼を縛り上げ首をはねてしまう。決定的な場面は見せないものの、かなりショッキングなオープニング。彼らの狙いは厳重に保管されていた1冊の本。それを手にしたのは今作の敵役カエシリウス(マッツ・ミケルセン)。北欧の至宝マッツ・ミケルセンが敵役なのは知っていたけど、まさかの冒頭から登場でビックリ。しかも意外ないでたち。


素早く立ち去ろうとする彼らを追う人物が。同じく修行僧もしくは武術着のようなものを着ているけど、頭巾を被っており顔は映さない。カエシリウスが持ち去ろうとしているのは、何かの儀式が書かれている本のようで、その儀式は危険だと忠告するも、もちろん言うことなどきくはずもなく、彼らとの戦闘状態となる。この映像がスゴイ! カエシリウスたちのそれはカンフーとか東洋武術っぽい動き。一方、扇子を用いて行う頭巾の人物の動きも東洋的ではあるものの、武術というよりは踊りを踊っているかのよう。声から女性であることが分かるので、より優雅に感じられる。そしてスピード感のある戦いは、空間に輪のようなものを出現させ、そこを抜けてロンドンの街並みへ。不思議ないでたちで街を走るカエシリウスたちに、人々が振り返ったりしている。そして街が直角に持ち上がり、さらに分割化されたりする。この後しばしば登場するこの映像、これどうやって説明したらいいんだろう? 『インセプション』(感想はコチラ)のもっとスゴイ版って感じ。まぁ、予告編などの映像を見てくれ(笑) 頭巾の人物は1人を別空間に閉じ込めることに成功するけど、カエシリウスたちは本を持って逃げてしまう。


シーン変わって今まさにオペ中の手術室。執刀しているのはドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)。助手?に音楽をかけさせ、曲名やアーティスト名、リリースされた年などを軽快に当てていく。人の集中の仕方や適度なリラックスの仕方はいろいろだし、絶対の自信があるからやっているのだろうけれど、命を預けている患者さんに対してずいぶん失礼な態度。このシーンだけで、自信家で傲慢なところはあるけれど、天才的で人に憎まれてはいないという主人公の人柄が伝わって来る。これからヒーローになる人なので、わりとこのタイプは多い。一度挫折してヒーローとしての自覚が芽生え、人柄も変化する方が分かりやすいからかな? ドクター・ストレンジの年齢設定が不明だけど、ベネディクト・カンバーバッチがキャスティングされているからには、30代後半という感じなのかな? 10代から20代前半ならばビックリするくらい嫌なヤツでも主人公の成長物語としても楽しめるけれど、ある程度完成された大人が主人公なのであれば、傲慢な部分を含めて認められている方が自然。そして、主人公の中での傲慢な部分は変化したりするけれど、基本的にキャラが大きく変わってしまうということはない。ドクターの頃から彼はやっぱりヒーローだったのだから、それはそれでいいと思う。


この後、恋人であるクリスティーン(レイチェル・マクアダムス)が、他の医師の判断ミスを発見、ストレンジに意見を求め、2人で患者を救うという、2人の信頼関係と優秀エピソードを挟んだ後、大きく話が展開する。学会に出席するため高級車を飛ばすストレンジ。かなりのスピードで前の車を追い抜いて行く。この辺りも彼の自信過剰ぶりがうかがわれる。そんな中着信が入る。もちろんフリーハンドで会話できるようになっているけれど、危険な行為であることは間違いない。さらに話の内容は次の手術に関することで、データなども送られてくる。要するにストレンジは自分の名声につながるような、もしくは名声を傷つけないような手術をしたいということで、それ以外の患者は却下していく。まぁ全ての患者を手術することは不可のなのだから、選択することは仕方がないと思うけれど、この選択方法は気持ちのいいものではない。ストレンジの名声のために切り捨てられ、命を落としてしまうことだってあるわけなのだから。そんな傲慢さのバチが当たったというと語弊があるかもしれないけれど、興味を引く患者に気を取られて崖下に転落してしまう。このシーンはかなりのスピード感と迫力。


この事故でストレンジは両手を負傷してしまう。切断ということにはならないが、神経を損傷してしまったらしく、両手はほぼ使い物にならない。生きているのが不思議なくらいな事故だったのだから、命が助かっただけでもありがたく思わなきゃならないところだけど、医者として致命的な傷を負ってしまったストレンジは心身ともにダメージが大きい。全財産をつぎ込み、時には自ら指示して手術を繰り返すけれど、結局両手が元のように動くことはなかった。事故直前に次の手術について話してた相手の黒人男性は、そういう職種の人なのか、友人なのか罪悪感からなのか不明だけど、ストレンジに手術をあきらめろと言うけど、当然あきらめきれない。すると男性はある人物のことを話す。下半身マヒとなった男性が、現在は普通に歩くことが出来るようになったというのだった。藁をもすがる思いでこの男性に会いに行くストレンジ。


なんと彼はバスケットをしていた! この男性によると彼は医学的な回復はあきらめ、心の平安を求めてカトマンズにあるカマー・タージと呼ばれる場所に行った。そこでエイシェント・ワンという人物に教えを受けるうち、歩けるようになったというのだった。そこに残り修行を続けることもできたが、彼は元の生活に戻ることにしたというのだった。そして、そこに行くのであれば、固定観念を捨てろ的なアドバイスもされる。


前述の電話の際に傲慢だと言われたり、支えていてくれたであろうクリスティーンにも辛くあたってしまい、彼女を傷つけ見捨てられてしまうなどの描写がある、電話の相手はともかく、クリスティーンのことについてはダメージを受けたようだけれど、それによって話が動くということはない。後に唯一手元に残した腕時計がクリスティーンからの贈り物であったことが分かり、2人は恋人だったのだと分かるけれど、ここまでの描写ではおそらくそうなのだろうとは思うものの、現在も2人が恋人であるという確信は出来ない感じ。シリーズ化するのかは謎だけど、お約束のおまけ映像によると、続編作る気満々っぽい。なので、今後クリスティーンがストレンジの人生やヒーローとしての活動に関わってくることがあるのかもしれないけれど、今作に限って言えばちょっとした活躍シーンはあるものの、特別恋人である必要もない感じ。なので、こんな感じの描き方でいいのかも。


さて、全財産をはたいてカトマンズにやって来たストレンジ。言葉の通じない異国で必死でカマー・タージを探す。やっと探しあてるも門前払いを食ってしまう。何度も追い出されてしまうけれど、もう行くところがないストレンジは諦めない。最終的には迎え入れられることは分かっているので、そんなに引っ張らない。適度にコミカルで長さ的にもちょうどよいと感じた。冒頭からここまでの流れは軽快なシーンもありつつも、割とシリアスな感じで進む。でも、これ以降は意外にコミカルに展開する。そのさじ加減が絶妙で自分は好きだった。


迎えてくれたのはバルド(キウェテル・イジョフォー)とスキンヘッドの女性。2人とも道着のようなものを着ている。建物の内部は道場かアジアの寺院のような感じ。早速、ここへ来た目的を話し、エイシェント・ワンに会いたい旨を伝える。お約束の行き違い的なやりとりがあるけど、結局このスキンヘッドの女性がエイシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)であることが分かる。いぶかるストレンジに、エイシェント・ワンがその魔術を見せて、目に見えているものが全てではない的な説明をしたりするけど、その長さも適度であり、これが血気盛んで自意識過剰タイプの主人公であれば、さらに反発してこてんぱんにやられたりすることもあるかもしれないけれど、その辺りストレンジは大人だし、天才外科医だけに頭もいいので、全てを納得したわけではなくても、そういう無駄な行動はしない。とりあえず言いたいことは分かった的な?(笑) その辺りも見やすいけれど、ちょっと大人向けかなとも思った。


実は今作で描かれる魔法のことがあまりよく分かっていない。彼らが使っている術は"魔法"ということでいいのだと思うけれど、いわゆる魔法使いというような生まれつき特別な能力を持った人物ということではなくて、その能力の差こそあれ、修行をするとある程度の能力が得られるということらしい。それには武術などで体を鍛えることも必要だけれど、その真髄を知るために書物を読むなどの勉強も必要っぽい。ドクター・ストレンジの運動能力がどの程度のものなのか不明だけど、勉強の方は得意だと思われる。事実、冒頭で殺されてしまった図書室の管理者の代わり、その任務についたウォン(ベネディクト・ウォン)を驚かせる。とはいえ、ウォンは基本無表情なのだけど(笑) このウォンをなんとか笑わせようとするストレンジとの掛け合いが楽しい。でも、これもやっぱり大人向けかな。


前述したとおり"魔法"についてよく分かっていないので、修行内容についても何をしているのかについてはよく分からない。といっても、空手のような型から、カメハメ波を出すような形に両手を突き出し、それをぐるぐる回すと炎のようなものが出たり、カエシリウスたちがやっていたように、別の場所への入り口(ワープ?)が出来たりするのだけど、その練習をしている姿が映し出されるくらいだったような? ストレンジとしては手を直しに来ているのであって、別に魔法術を習得したいわけではないので、全く乗り気ではない様子。それでも、修行はしているし、自分だけ上手くできないことも気にはなっている様子。とはいえコミカル要素の1つという印象ではあるけれど。そんなある日、エンシェント・ワンが修行場に現れて、まだワープ穴が開けないストレンジを雪山に閉じ込めてしまう。自分でワープ穴を開けて戻って来いということなのでしょうけれど、この行動はストレンジに真剣みが足りないということなのか、見どころありと思ったということなのか? どっちもかな。当然、こんなところで死んでしまうわけはないので、最初は失敗していたけれど、きちんと穴を開けて戻って来る。戻って来る際の映像がカマー・タージ側からだけしかなく、ストレンジの穴あけの瞬間は映されない。成功したからと言って、ストレンジがドヤるわけでもないし、エイシェント・ワンたちが拍手喝采するわけでもない。その辺りもコミカルで、サラリとしていて良かった。上手く言えないけど、いい意味でヒーローモノらしくないというか・・・


さて一方、本を奪ったカエシリウスたち。彼らの狙いは本に描かれた黒魔術的なことを行い、ドゥーマムという怪物的なものを甦らせ、世界を黒魔術で支配しようということらしい。世界を手に入れたいということよりも、彼らなりに世界を良くしようという考えだったように思ったけど違ったかな? どうやら魔法側? エンシェント・ワン側にはカマー・タージ以外にニューヨーク、ロンドン、香港の3つの拠点があるらしい。それぞれが何をしているのかの説明ってあったかな? あったとしても覚えてないので分からない。ただ、すでにロンドンはカエシリウスたちの手に落ちてしまったそうで、次にニューヨークが狙われる。あれ? 最初に襲ってたのがロンドンだったのか? イヤ、魔法の本が置いてあったのはカマー・タージだから違うか? うーん。全てをいちいち説明していくとクドくなるので、流し気味になっていても説明不足とは思わないけど、意外に詳しい説明がなくそういうものとして進んでいく。なので、そういうのが気になる人はいるかもしれない。自分はあまり気にならなかった。


少し話が反れたけど、要するにニューヨークの拠点が襲われたということ。これ何でストレンジが参加することになったんだっけ? ちょっと忘れてしまったけど、要するにモルドとストレンジが向かう。すると、拠点を守っていた人物はすでに殺されており、そこからカエシリウスたちとの戦いが始まる。見ている側としては、この時点でのストレンジの戦闘能力は未知数。まるで歯が立たないという感じでもないけれど、魔法そのものよりも頭脳で戦っている部分が大きい印象。やはり頭がいい。この拠点には博物館のようにガラスケースに武器のようなものが展示されていて、その中に中世の騎士のマントのようなものがある。なんとこれが勝手に動き出す。カエシリウスに攻撃されて階下へ落とされたストレンジを追って行くマント。そして見事に装着されて浮かび上がってくるストレンジ。そう言われればチラシなどでのストレンジはマント姿だった。後のエンシェント・ワンのセリフによると、ストレンジはマントに選ばれたということらしい。以後、このいでたちがドクター・ストレンジのスタイルということになる。


マントの力を借りてカエシリウスを拘束したり、出窓の外に開けた砂漠のような土地に手下の1人を閉じ込めたりするけど、思わぬ反撃にあって負傷してしまったんだっけ? とにかくクリスティーンのいる病院へワープする。ひとしきりここでも手下の1人と死闘を繰り広げる。手下の魂的なものと魂同士で戦ったりしたよね? これは肉体が死ななければ魂を抜け出させることが出来るってこと?しかも死にかけている時に限るってことかな? 魂というか思念的なものなのかな? よく分からないけど映像的におもしろかったからOK 一瞬死んでしまうストレンジだけど、クリスティーンの頑張りで戻って来る。その間魂同士で死闘を繰り広げていたんだっけ? 意識が戻ったので、急いで元の場所にワープする。するとストレンジが拘束したカエシリウスの姿はなかった。あのスゴイ拘束どうやって解いたんだろう? まぁ、そんなに簡単に解かれてしまってもね。


とりあえず、カエシリウスとの直接対決第一弾がひと段落したところで、ストレンジがエンシェント・ワンの秘密を暴露する。この辺りもちょっと難しくてよく分からなかったのだけど、要するに禁断の本には闇の力を使う方法が書かれていて、その力を使って不老長寿を手に入れていたということ。ちなみにこの後死んでしまうので不死ではないらしい。モルド(だったっけ?)がストレンジに語る形で説明されたところによると、エンシェント・ワンは謎の人物で、ケルト人であるということしか分からないんだっけ? かなり長い間生きているっぽいけど、具体的な説明はなかったように思う。何度も言うように、ストレンジたちが扱っているのが、特殊能力としての魔法なのか、個人差はあるにせよ修行により会得できる能力ということなのか分かっていないのだけど、その力に闇のものがあるということなのかな? それにはる程度の修業が必要なのかどうかも特に説明がないので不明。ストレンジとしては、エイシェント・ワンが闇の力を利用していることを明らかにしたからには、それを良いこととは思っていないようだけれど、モルドほどの嫌悪感を持ってはいない様子。魔法に対しての思い入れや、エイシェント・ワンへの信頼感によっても違ってくるとは思うけれど、その辺りがストレンジのスマートさを感じさせる。


体調不良で倒れていたこともあり、見てから1ヶ月経ってしまったので、この拠点での攻防の後、何があったか細かい部分が忘れてしまったのだけど、ストレンジはクリスティーンと久しぶりに再会し、離れている間彼女を思っていたことを再確認。どうやらストレンジが姿を消してから1年半程度経っているようだけれど、クリスティーンもまだストレンジを思っている様子。よかったよかった


で、いよいよカエシリウスたちがドゥーマムを復活させたんだっけ? とりあえず、もう一度戦闘的なことがあり、先頭に立ち戦ったエンシェント・ワンが負傷してしまう。必死の治療が行われる。ちょっと忘れてしまったのだけど、夜景の美しいビルのバルコニー的な場所で、ストレンジとエンシェント・ワンが哲学的な話をするのは、彼女が負傷してしまう前だよね? 負傷してから思念的なものと話したんだっけ? 曖昧な記憶 まぁ、前述のストレンジによる暴露があったとはいえ、エンシェント・ワンを裏切り者としては描いていなかったので、見ている側としても闇の魔術を使って不老長寿を得ていることには意味があるのだろうとは思っている。そしてそれは、人類を守るためなのだろうとも思っている。ストレンジとしてもそれが分かっているという態度だったので、見ている側にもそれが伝わる仕組み。そして、2人の哲学的というか宇宙的というか曼荼羅的というか、非常に抽象的な会話ではあるけれど、要するに見ている側の感じていた通りであることが確認される。結局、エンシェント・ワンは命を落とす。不老長寿ではあるけれど、不死ではないらしい。


カエシリウスたちは最後の砦である香港に現れる。香港ではウォンが待ち構えていた。彼に合流したストレンジとモルド。必死の攻防が繰り広げられる。言い忘れていたけどカエシリウスは目の下が真っ黒で、さらにキラキラしている。これは力を発揮すると自然に現れるらしいのだけど、なかなかかっこよかった 戦いの部分については全てのシーンで、街とかビルが立ち上がり、立体的な迷路状態になる。この辺りはもちろんだけど、特に香港の街並みに関してはアメコミっぽい画でよかった。カエシリウスたちとの戦いもカンフーっぽい動きでおもしろくて見ごたえあり。ただ、残念なことにカエシリウスは倒されてしまうので、北欧の至宝マッツ・ミケルセンは今作で見納め


そしていよいよラスボス登場。ドゥーマムですが、これについて特に説明がなかったので、いったいどんな能力があるのかは不明。ただ、強そうというのは分かる。そして、それが分かればいいという潔さは良かったと思う。で、全然勝てる気がしないわけなのですが、ストレンジにあるヒラメキが。これね ちょっと自分頭が悪くてよく理解できてないのだけど、要するにドゥーマムに真っ向勝負を挑んで殺されるシーンを何度も何度も繰り返すわけです。ストレンジ側が仕掛けてるわけなんだけど、仕掛けられているドゥーマムにも同じことが繰り返されている自覚がある。ドゥーマムも疲弊してくるし、ストレンジにも少しずつではあるけれど変化が見られる。ってことで、もちろんストレンジが勝つわけなんだけど、この哲学的な勝ち方も好きだった。闇雲に強いわけではなく、屁理屈的に強いというか。上手く言えないけど(o´ェ`o)ゞ


さて、無事勝利を収めたストレンジ、モルド、ウォンだけど、喜びもつかの間モルドは別の道を行くと言い残して去ってしまう。すっかり忘れていたけど、当ブログでもストレンジ最大の敵役にキウェテル・イジョフォーがキャスティングされたって紹介してた 記事はコチラ。ということで、次回以降モルドが敵になるということで、これはおまけ映像にもしっかり収録されていた。これね! そもそも、おまけ映像がありますって字幕出たのに、エンドロール見ずに帰っちゃった人いたし、エンドロール直ぐに入ったソーが爆笑してる映像で安心して帰っちゃった人多数だったけど、もう1つありますから! マーベルは最後の最後まで気を抜いちゃダメですから! モルドは意外な人物を殺害していたけど、彼を殺した理由ってなんだろう? 続編で明らかにされるのかな?


キャストはみな良かった。いつも言ってるけど、こういう作品の場合、役者の演技って低く見られがちだけど、こういう作品こそリアリティを持たせなければならない。なので演技力は重要。今作の場合コメディ要素もあるのでその辺りも必要。クリスティーンのレイチェル・マクアダムスがキュート ストレンジの心の支えとなる人物だけど、そこまでハッキリとした恋人というわけでない。コメディ要素も担当していて、若干ワザとらしさがなくもないけど、かわいいのでOK。キウェテル・イジョフォーが真っ直ぐ過ぎて逆に悪の道に進んでしまう危うさを感じさせて見事。コメディ要素も入れつつ、前半はストレンジの良き師でもあったりする。その辺りのバランスも良かった。


今作の敵役を演じたマッツ・ミケルセンが良かった! 特別ファンじゃないし、出演作もそんなに見てないので、全然詳しくないのだけど、アメコミとか出る人なんだね? あ、全然バカにしてないです! 基本無表情で淡々と演じているのだけど、それが得体の知れない怖さを感じさせた。不思議ないでたちに目の下真っ黒と、ビックリな外見になってしまうけど素敵だった 大好きなティルダ・スウィントン! ティルダ様最大の魅力の両性具有的な感じが、エンシェント・ワンという謎の人物に仙人のような不思議な魅力を与えていた。ハッキリと"彼女"と言われていたと思うので、おそらく映画では女性ということなのだと思うけれど、性別をも超越した、ある意味宇宙的な存在を感じて見事。


そして、こちらも大好きなベネディクト・カンバーバッチ! 前半の鼻持ちならないストレンジすら、どこか茶目っ気があって憎めない。自分から望んでそうなったわけでもなく、かといって拒否していたわけでもなくヒーローになっていくストレンジを自然に演じていた。全てを失った時点で、自分を見つめ直したり、反省している描写はあるものの、ストレンジの本質的な部分、やや利己的にであるとか、少し冷めた目で物事を見たりする部分など、大きく人格が変わったわけではないので、絵に描いたような分かりやすいヒーローになったわけじゃない。大人の世界は子供の世界と違ってグレーゾーンが多い。物事は複雑で、多くの矛盾もはらんでいる。その辺りを全て受け止めて、自分で正しく判断していく。感傷的になることもない。そのクールさというか、大人の男を感じさせて素晴らしい おかしなマント姿でもカッコイイ このいでたちに若干不安があったけど似合っててホッ😌


不老長寿ではあっても不死でないのは何故なのかとか、ストレンジがエンシェント・ワンの後継者となるのかとか、そもそもエンシェント・ワンは何をしていたのかとか、他にも修行している人がたくさんいたのに、彼らは全く戦いに参加しないのかなど、疑問が残る部分が多々ある。いくつかは次回に持ち越し案件なのだろうし、いくつかはきっと解決しないのだろうと思われる。特に他の修行者たちの部分ね(笑) でもまぁ、スピード感があってそいういうの気にならないし、ストレンジは最後にはある程度ヒーローとしての戦っていたと思うけれど、基本手を直して医者としてカムバックしたいという姿勢とか、何があってもあまり動じない感じ、そして正義の為ならば、多少の矛盾は受け入れる感じとか、その辺りが大人な感じで良かった。そして映像がスゴイ! 特に街グニャリは3Dで見るべきだったと後悔


せっかく公開初日に見たのに、感想書くのに1ヶ月近くかかっちゃった でもまだ上映してるかな? いわゆるヒーローっぽくはないけど、大人なヒーロー見たい方おススメ! とはいえ、単純にヒーローものとしても楽しめると思う。ベネディクト・カンバーバッチ好きな方必見!


『ドクター・ストレンジ』Official site

コメント (2)
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