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【nephews】甥っ子1号お泊り

2011-08-30 01:19:31 | nephews
今日は甥っ子1号(7歳)がお泊りに来ることになったらしい☆車で10分くらいの所に住んでるので、一人でバスで来るらしい!ドキドキ… 到着見れないけど頑張れー! Posted at 12:10 PM

甥っ子1号は小学校2年生。今回、初めて一人でバスで来るという。車で10分くらいのところだし、何度もバス通りを通っているので、知っている場所だとはいえ、ちょっとドキドキ。あらかじめ時間を決めて、お嫁ちゃんから「今乗せました」の連絡をもらい、バス停で待っていた母親。バスがやってきたのに降りてこない! 一つ手前に名前の似ている停留所があるので、そこで降りてしまったのでは?と、慌ててそちらに向かって走り出す。同時にお嫁ちゃんに連絡。一つ手前のバス停にはいない。とりあえず、元の停留所に向かう。その時、一つ先の停留所の方からリュックを背負って歩いてくる甥っ子1号発見!

どうやら、バスの停車ボタンの押すボタンの方ではなく、光る方を押してしまったらしい。本人は押したつもりなのに、止まらないのでビックリしたみたいだけど、次で降りて戻ろうと思って、運転手さんの所に行ったところ「降りるの?」と聞かれたので「うん」と答えて、次の停留所で降ろしてもらったらしい。ちょっと失敗もあったけど、自分で冷静に対処できたみたいでよかった。慌てて車でやってきたお嫁ちゃんも一安心したらしい。

以前は弟の甥っ子2号に泣かされちゃうこともあったりしたけど、先日の誕生日会でも2号の攻撃もやんわりかわしたりできるようになってきた。まだまだ頼りないところもあるけど、確実に成長してるんだなぁ・・・ おばちゃんはうれしい!

おはよー☆昨日は寝ちゃってて会えなかった甥っ子1号。今朝も寝てたけど、頑張って起きてご挨拶。また寝に戻ったzzz ちょっとでも顔見れたから、良かった♪今日も一人でバスで帰るらしい☆ #ohayo Posted at 08:29 AM

『GET LOUD』試写会があったので、この日は結局起きている甥っ子1号には会えず。小さな冒険を乗り越えて、DVDもたくさん見て、おとなしく寝たらしい。起きたらまだ寝てて、枕とは間逆の姿勢で寝てた(笑) ホントはまだ寝てたけど、母親に起こされて挨拶してくれた。その後、二度寝して9時頃起床。その後、またDVDを見て、16:50のバスに乗って帰っていったとのこと。今回は、母親が運転手さんに降りる停留所を告げたこともあって、無事に帰宅できたもよう。

思えば、甥っ子1号は3歳半で一人で2泊子供キャンプに参加してきたのだった。いくら大人の担当者がつくとはいえ、3歳児で2泊はスゴイ。自分から他のお友達に話しかけたりして、ぜんぜん大丈夫だったけど、帰る前日「いつ帰るのか?」と聞かれたので「明日だよ」と答えると、翌朝リュックを背負って待っていたらしい。「まだだよ」と言ったとたんに泣いてしまったらしい。子供ながらに寂しかったんだね・・・ 同じく3歳の頃には補助あり自転車で2時間近くかかって遊びに来たり。思えば頑張りやさんな1号なのだった。これからも頑張れお兄ちゃん!

・・・ 甥っ子1号 & 2号の誕生日プレゼント ・・・

甥っ子1号のプレゼント


甥っ子2号のプレゼント



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【nephews】お誕生日会♪

2011-08-29 00:00:00 | nephews
今日はアガサ&弟&自分のお誕生日会!手巻き寿司パーティー♪アガサは10歳だった!なんと人間だと70歳… おばぁちゃんだったよ(-_-) 甥っ子1&2号来てます! http://t.co/XW45Q6M Posted at 08:06 PM



http://twitter.com/maru_a_gogo


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【cinema】『ライフ いのちをつなぐ物語』(試写会)

2011-08-28 03:08:35 | cinema
'11.08.21 『ライフ いのちをつなぐ物語』(試写会)@よみうりホール

yaplogで当選。いつもありがとうございます! これは見たかった。動物は好きだし、今こそ見るべきな気がした。

一部ネタバレありです

『アース』『オーシャンズ』に続きBBCが製作した地球ドキュメンタリー。今作では全大陸で撮影、地球制覇したとのこと。見たかった理由はこの地球制覇と、技術の進歩により撮影可能になったという、動物達と同じ目線という映像。この映像は良かった! 迫力があるというだけじゃなくて、まるで自分もその動物になったように感じることができる。実はこの視点って大事なんじゃないだろうか… 人間も動物であって、地球は人間だけのものではないということは、ネイチャーものの映画なり、ドキュメンタリーなど見ていると感じることではあるけれど、彼らの日々の営みを俯瞰で見ていたのでは、やっぱり上から目線になってしまう。もちろん、俯瞰で見ることも大切なのだけど…

動物達と同じ目線で見ると、同じ気持ちになれるとまでは言わないけれど、初めて見る動物からおなじみの動物まで、彼らの知らなかった姿を間近に見ることができる。時にコミカル、そして時に過酷。早い段階で紹介されるニホンザル。厳しい寒さをしのぐため、温泉に入るシーンは、日本人にはおなじみの姿。ニホンザルのウットリした表情が微笑ましいけれど、実は入浴できるのは強い一族のみ。それ以外の者は温泉の近くで抱き合って寒さに耐えるしかない。知らなかった・・・。ウェッテルアザラシは見渡す限り何もない雪原で子供を生む。子供を狙う外敵がいないから。でも、遮る物がないので、猛吹雪の中、母親の体のみを楯にして、耐えなければならない。この試練を乗り越えられるかは、子供の体力にかかっている。アイベックスという小型のヤギのような動物も、敵から守るため断崖の上に子供を生む。子供達はエサを得るために、この危険な崖を降りなければならない。途中でオオカミに襲われれば、足元もおぼつかない断崖を駆け上り、逃げなければならない。一瞬の判断を間違えれば命はない。こんな過酷で死と隣り合わせの状況の中、地球のどこかで生きている。だったら、人間が生きることに悩むのは当然なのかも・・・。



肉食獣の狩は画的にインパクトがあるので、同行の母親などは完全に襲われる方目線で、「かわいそう」などと言うけれど、肉食獣にも子供はいるのだから、生きるために捕食しなければならないのは当然のこと。この映画でもチーターの狩のシーンが出てくる。走るのは速いけれど、アゴの力が弱いチーターの殺傷能力はやや劣る。そこでチーターはある作戦を考える。作戦自体は伏せるけれど、チーターは狩に成功する。獲物を食べるシーンなどはあまり映らないので、母親のような方や、お子様でも大丈夫! 作戦を考えるといえば、シロテナガサルはコミカル担当。大好物のヤシの実を食べるには、固い殻を割らなくてはならない。そこで彼らが考えたのは、岩の上にヤシの実を置き、大きな石を打ちつけて割るというもの。これがスゴイ。本当に見事に割る。でも、それは子供の頃からの積み重ね。失敗を繰り返す子供達がカワイイ。頑張れ! ケニアの草原に住むハネジネズミは、天敵のヘビから逃れるため、自ら作った逃走経路をしっかり記憶。急な曲がり角を作ったり、ジグザグ走ったりしてヘビを巻く。それをハネジネズミの目線で見られるので、必死さが伝わってくる。そして逃げ切った時は、よかったねと思ってしまう。ヘビはかわいそうだけど・・・。 逃げ切った時のうれしさは、ケープシロカツオドリアカハシシネッタイチョウが一番かも。父親達は巣で待つヒナ達のために海に潜り魚を獲る。それを運ぶ途中で待ち構えるカモメだったかな? 餌を横取りするため。きたないぞー!(笑) 必死に逃げるアカハシシネッタイチョウ。ものすごい攻防戦。逃げ切って巣に戻ってきた父親の映像が、個人的にはベストショット。命をかけて家族を守る父親、カッコイイ(涙)



ストレートなメッセージを伝える、日本版ナレーションは松本幸四郎 & 松たか子親子。正統派で真面目な印象ゆえに、やや説教っぽい部分もあるけれど、きちんとした発声で分かりやすい。

紹介した動物達はほんの一部。映像の美しさは相変わらずで、見応えがある。ただ、前2作を見ているので若干その迫力に慣れてしまっている部分はある。やっぱりインパクトとしては最初に見た『アース』の方が大きい。だけど、震災を経験し、世界的な不況など不安でいっぱいの中、動物達の生きる姿には励まされる。そこにテーマをしぼったのは良かったと思う。彼らが生きているのは、いのちをつなぐため。本当は人間もそう。ただ、人間の生涯はちょっと複雑になってしまっただけ。それは楽しく素晴しい面も多いのだから、辛い事にも耐えなきゃならない。時には理不尽や不条理にも耐えなきゃならないと、動物達が教えてくれた気がした。

と、複雑なことを考えなくても、全大陸で撮影された美しい映像や、めずらしい動物達を見るだけで楽しいし、癒される。とにかく動物達がかわいい。オススメ。残酷なシーン(個人的にはそれも自然の姿だと思うけれど)はあまりないので、お子様と是非!


『ライフ いのちをつなぐ物語』Official site


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【Googleのロゴ】ホルヘ・ルイス・ボルヘス生誕112周年

2011-08-24 01:06:55 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



ホルヘ・ルイス・ボルヘス生誕112周年とのこと

ごめんなさい・・・ どなたでしょう?
Wikipediaによりますと

1899年8月24日生まれのアルゼンチン出身の作家で、
本名が長い!
ホルヘ・フランシスコ・イシドロ・ルイス・ボルヘス・アセベード
20世紀ポストモダン文学に大きな影響を与えたとのこと。

¡Feliz cumpleaños!


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【cinema】『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事』(試写会)

2011-08-23 01:41:30 | cinema
'11.08.12 『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事』(試写会)@ヒューマントラストシネマ渋谷

migちゃんのお誘い♪サブタイトルに"俺たち"とついてるからには、ウィル・フェレル!SHOWBIZなんかでも既に紹介されてて見たかったので、うれしい♪

*ネタバレあり?

「派手な活躍でヒーロー気取りの同僚。自分も成果を上げたいテリー。でも、相棒のアレンは危険な任務より、内勤希望の引きこもり刑事だった…」という話。おもしろかった! これはバカ映画。結果バカ映画になったのではなく、狙いに行ったバカ映画だけど、あざとくはない。イヤ、ホントはあざとい。だけど嫌ではない。これはもう完全に好みの問題。

「ネタバレあり?」となっているのは、ネタバレも何もという感じだから(笑) 刑事モノだから事件は起きるし、主人公達も捜査はする。挫折を味わいながらも、活躍するという王道過ぎるストーリーはあるものの、ウィル・フェレルとマーク・ウォルバーグのコンビをはじめとした、登場人物たちがどれだけ笑わせてくれるかってことを見る映画。だから、この笑いが合わないと全くおもしろくないと思う。ウィル・フェレルは特別ファンというほどでもないけど、『俺たちフィギュアスケーター』がすごくおもしろかったし、引きこもり刑事役っていうのが気になってた。

とにかく、ウィル・フェレルのおとぼけぶりがおかしい(笑) 刑事だけど拳銃を撃ったことがなく、騙されて署内で撃って取り上げられちゃうし(笑) ヒーロー願望なんて全くなくて、危険な任務に就くなら、人の嫌がる報告書作成でいいというタイプ。それでバカにされても気にしない。その感じが絶妙! 変なパーマに、ファッション感覚が一切感じられないメガネ、スーツもなんか古い… だけど何故か女性にモテモテ(笑) 奥さんエヴァ・メンデスだし! 相棒のマーク・ウォルバーグが嫉妬するくらい、美女にモテモテ。愛車のプリウスでlittle river bandの"reminiscing"を聴くのが大好きだけど、テリーにいつも怒られている。このlittle river bandについては、この前日に同じくヒューマントラストシネマ渋谷で行われた試写会で、トークをしたSIこと いとうせいこう氏が、"reminiscing"はいいとtwitterでつぶやいていた。ただ、その他はイマヒトツのもよう・・・ まぁ、あくまで好みの問題だけど。

多分、そういう元ネタを知っていると笑えるネタがたくさんあるんだと思う。例えば、マイケル・キートン演じる上司は、図らずもTLCの歌詞にある通りのセリフを言ってしまうけれど、これもlittle river band同様、TLC自体を茶化しているだけでなく『マンマ・ミーア』以降、やたらと作られた1バンド、もしくは1アーティストの曲を使ったミュージカルを皮肉っているのかなと思ったりする。仮に違っていたとしてもTLCを知ってた方が笑えるのは間違いない。そういう意味では監督自身が語っているように、冒頭派手なカーチェイスや銃撃戦を繰る広げるヒーロー、ハイスミス & ダンソンが、自らを過信してあっけなく殉職してしまうのも、ハリウッドのアクション映画を皮肉っているのだし・・・。

でも、あえて深読みしてまで笑えるネタを探さなくても、下ネタから知的ネタまで全編を通して笑える要素が用意されている。もちろん体を張った笑いもあり。笑いのセンスや好みは人それぞれなので、笑えるかどうかはその人次第だと思うけれど、個人的にはおもしろかった。本人達は真面目なのに、結果笑えるのが好きなので、登場人物達の感じは好み。ウィル・フェレルがまじめな顔してるだけで笑えるし(笑) 書きたい事はいろいろあるけど、コメディーはいちいち書いちゃったらおもしろくないし、そもそもおもしろかった経験って、人から聞いてもあまり笑えなかったりする。その場の雰囲気とか流れがないと楽しくない。1点挙げると、日本人としてはボロボロになっても活躍するプリウスが愛おしかった(笑) 同じくマーク・ウォルバーグ主演の『ミニミニ大作戦』(←大好き)とまではいかないけれど、頑張っているので乞うご期待!

キャストはみんな良かった。ハイスミス & ダンソンのサミュエル・L・ジャクソンとドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)の突き抜けっぷりは、彼らがバカにしているアザーガイズ(その他大勢)以上に、実はバカである感じが素晴しい! 褒めてます! 悪徳投資家役の人、どこかで見たことあると思ったら『コーヒー & シガレッツ』のスティーブ・クーガンだった。あの映画ではアルフレッド・モリーナとの掛け合いが笑えた。この作品では普通(笑) 上司のマイケル・キートンがあくまでもまじめな普通の人であって、笑わせようとする演技ではないのに、おかしい人を演じていて絶妙。このさじ加減はさすが! 最初は全く気づかなかったくらい普通のおじさんだったし(笑) この演技は素晴しい。マーク・ウォルバーグはわりと重めの役が続いたので、コメディーに挑戦したいと考えていたらしい。どこまで本当かは不明だけど、ずっとコンビを組んでいるウィル・フェレルとアダム・マッケイ監督は、テリー役はマーク・ウォルバーグにと考えていたそうで、双方の思いが一致。今回の出演となったらしい。個人的には演技で人を笑わせることって、人を泣かせるより難しいと思っているので、コメディーに出演するということは、センスが問われると思うけれど、その辺りは良かったと思う。かなりの割合でウィル・フェレルのサポートがあったと思うので、コメディアンとしてどうかは微妙だと思うけれど(笑) カラ回りぶりは良かったと思う。バレエ・シーンは笑えた。フォロワーさんに言われるまで、忘れていたけれど(笑)

ウィル・フェレルの出演作って、多分今作と『俺たちフィギュアスケーター』だけしか見てないと思うけど、全く別人の印象。役者さんの中にはカメレオン俳優と呼ばれるように、役によって印象をガラリと変えるタイプと、自分の個性に役を引き寄せるタイプがいる。コメディアンには後者タイプが多いように思うけれど、2作を見た限りではウィル・フェレルは前者の印象。どちらのタイプもありだと思うけど、個人的には前者が好み。そういう意味でも好き。とにかく普通にPCで書類作ってるだけで笑える。引きこもり刑事だからね(笑) 長年コンビを組むアダム・マッケイ監督ともども「最良のコメディーとはストレートで、できるだけリアルに作られたものだ」と考えているとのこと。小さく目立たない事件が、金融業界を揺るがす事件へ発展していく感じを、オトボケで演じている。もちろん綿密に計算している。だから、おもしろい。

もしかすると、パロディとか皮肉とか深い意味があるのかもしれないけれど、難しいことは考えずに楽しめた。事件は一応解決するけど、真相とかどうでも良くなっちゃって、ぼんやりとしか覚えていないし(笑) 見終わって何かが残るということはないけど、たまには何も考えず笑えるのはいいことかも。

前にも書いたけれど、笑いのセンスは人それぞれなので、必ず笑えますとは言えない。なのでオススメするのは難しいのだけど・・・。うーん。MJ(みうらじゅん)好きな人は好きなんじゃないかな(笑)

あ、そうそう! 公式サイトがおもしろい! サミュエル・L・ジャクソン & ザ・ロックの写真に矢印入りで"ドヤ顔"とか書いたりしてる(笑)


『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事』Official site


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【art】「ルパン三世展」鑑賞@松屋銀座8階大催事場

2011-08-20 00:00:00 | art
おはよー☆今日はちょっとだけ涼しい 今日は17時退社の日ー 寝たの4時で寝不足だけど「ルパン三世展」行けるかなー? #ohayo Posted at 08:33 AM
後半バタバタしたけど、無事17時で上がって今丸の内線!これから「ルパン三世展」♪銀座到着! Posted at 05:10 PM


左:チラシ 中:割引券(返却可) 右:チケット

新聞のプレゼントコーナーでチケットプレゼント記事を見かけてから、ずっと行こうと思っていた。17時退社を利用して行ってきたー! お盆週間で今週いっぱいはお休みという人が多かったからか、思ったより混んでた。

松屋銀座で開催中の「ルパン三世展」行ってきた!昨日割引券ゲットしたので1000→900円♪これよかった!パイロット版の映像は必見!等身大次元も素敵☆次元は178cmなんだね♪ http://t.co/TWiFvSW Posted at 07:12 PM



モンキー・パンチ原作の漫画「ルパン三世」が登場したのは1967年。1971年にアニメーション化されたけれど、大人向け過ぎてヒットせず、わずか23話で打ち切り でも、再放送を望む声が全国的に広がり、1977年から子供から大人まで楽しめるよう仕様変更され放送、これが大ヒット。1984年からPart3放送。その他、劇場版などが製作されている大人気シリーズ。

ファンと言いつつ、それほどコアじゃないし、現在の画があまり好きじゃないので、スペシャル版などが放送されていても見ていなかったりする。世代的にはPart1とPart2の再放送を見てたのだと思うので、思い入れが強いのかもしれないけれど、やっぱり「ルパン三世」といえばPart2の画が浮かぶ。

モンキー・パンチ氏の原画も展示されていて、とっても興味深いのだけど、昔の漫画のコマ割りってちょっと読みにくい(笑) あと、ルパンがあんまりイケてなかった(笑) 1969年にパイロット版が作成されるのだけど、この時のキャラデザインを担当したのが大塚康生氏。ルパンがここまで人気になったのは、もちろん原作の力だと思うけれど、この方の功績が大きい気がする。各キャラの表情集などが展示されているけど、この線がスゴイ! 鉛筆でサラッと描いているようだけど、その線に全く迷いがなく、この鉛筆画だけで全然成立している。

Part1~3、映画版の下絵、絵コンテ、セル画なども展示されていて興味深い。映画版では宮崎駿氏のデザイン画も見れる。やっぱりココが人気だった。中央にはルパン三世、次元大介、石川五ェ門、峰不二子、銭形警部の等身大パネルや、等身大人形なども展示されている。

展示最後では1969年に制作されたパイロット版を見ることができる。この時のルパンの声は広川太一郎氏。うーん・・・ やっぱり山田康夫氏の声=ルパンとなってしまっているので、違和感がある・・・ 広川版もちょっと気取ってておトボケでいいのだけど、山田版の軽妙さが合っている気がする。ふざけてばかりいるようだけど、やる時はちゃんとやるし、人情もある感じがルパンの魅力だと思うので、それを肉付けしているのは山田康夫氏の声であり、演技でもあるような・・・ そう考えると、やっぱり大好きな次元も声込みってことになるね。小林清志さん、ありがとうございます

というわけで、ルパン好きにはオススメな展示会だと思う! 残りわずかだけど是非是非!

★ルパン三世展:2011年8月10~22日 松屋銀座8階大催事場
「ルパン三世展」|ルパンネットワーク

これから行く人は地下から行くのがオススメ!物販の一部が展示してあるよ(o^-')b http://t.co/vcfhNh6 Posted at 07:15 PM



ルパンというより次元ファン!タイムマシンを手に入れたらどうするかって話で、次元は「言いたくねぇ」って言うんだけど、その感じがカッコイイ!次元が好きな理由ってココだった(笑) Posted at 07:23 PM

上記「ルパン三世展」で展示されていた原作漫画のワンシーン。崖のようなところで、これから手に入れようとしているタイムマシンについてキャラ達が話すシーン。それぞれキャラに合った立ち位置やポーズで描かれている。次元は頭の後ろで両手を組んで寝転び、立てた膝の上にもう片方の膝を乗せている。帽子を目深にかぶり、くわえ煙草。タイムマシンが見つかったらどうするか? それぞれ、キャラにあったセリフを言う。ルパンに「次元は?」と聞かれて、答えたのがtweetにもある「言いたくねぇ」 カッコイイ! キャラによっては空気を読んでない人になってしまうけど、そうなってはいない。次元なら言わないよなと思って、思わずニヤリ。次元が好きな理由はいろいろあるけど、グッとくるのはこういうところなんだよなと思ったりする。やっぱり「ルパン三世」って大人が楽しめる作品だと思う。

「ルパン三世展」で買った物販たち A5クリアファイル & 次元マグネット♪ http://t.co/rzeuRFp Posted at 08:49 PM


A5クリアファイル(336円) & マグネット次元(609円)

「ルパン三世」といえば音楽もかっこよかった! "愛のテーマ"ももちろんなんだけど、エンディングテーマもカッコイイ! チャーリー・コーセイが歌うバージョンも好き♪ 家に昔買ったコンピ・アルバムがあったので聴いてみた。やっぱりカッコイイ




http://twitter.com/maru_a_gogo


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【nephews】甥っ子2号の夏休み

2011-08-18 00:00:00 | nephews
帰ったら、甥っ子2号が来てた!今日はお泊り♪ http://t.co/9mdfgNZ Posted at 07:20 PM




お気に入りのサンダルはいて甥っ子2号(5歳)が遊びに来てた! 自分が入れそうな大きな袋にプラレールの線路ギッシリ入れて、大きな野球盤も持参! 「後で一緒に野球盤やろうね!」って言ったくせに、ウサビッチばっか見て寝ちゃった(笑)

家出る時もまだ寝てた ママンによると5時頃「朝だよ」と起こしておいて、「もう少し寝ようかな」と二度寝(笑) 9時頃になって「そろそろ起きようかな」と言って起きてきたらしい(笑) うらやましい限り・・・

幼稚園の夏祭りでは年中さんながら、園児代表でご挨拶に選ばれた2号Kくん。前回遊びに来たとき披露してくれたけど、結構長いのによどみなく暗唱できてた。本番、名前を呼ばれたらビックリするくらい大声で返事をして出て行ったらしい(笑) 緊張したのかちょっと声が小さくなっちゃったみたいだけど、失敗せずに言えたとのこと。えらいぞ2号! DVD楽しみ

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【Googleのロゴ】ピエール・ド・フェルマー生誕410年

2011-08-17 01:16:53 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



フランスの数学者ピエール・ド・フェルマー生誕410年!

諸説あるそうだけど、通説では1601年8月17日が誕生日

数学界では有名な「フェルマーの最終定義」のフェルマーさん(笑)
でも、実際は弁護士で、数学は余暇で行っていたらしい・・・

ロゴにポイントあわせると
「私はこの定理の真に驚くべき発見をしたが、
このホリデーロゴはそれを書くには狭すぎる」
と表示されるよ♪

Bon anniversaire!


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【cinema】『シャンハイ』(試写会)

2011-08-16 01:32:48 | cinema
'11.08.11 『シャンハイ』(試写会)@明治安田生命ホール

yaplog!で当選。いつもありがとうございます! これは予告を見て気になってた。ジョン・キューザック好きだし☆

*ネタバレあり、ごめんなさい!辛口です(涙)

「日米開戦直前の上海。様々な国の租界地区が存在。表向きは干渉せず、裏では探り合いながら均衡を保っていた。米国諜報員のポールは友人が射殺された原因を探るうち…」という話。これは… スパイものだと思って見に行くと肩透かしかも。もちろん主人公が諜報員なのだから、そういう話なんだし、そこに恋愛を絡めたかったみたいなんだけど、どちらにも乗り切れず… つまらないわけではないので、見ている間はそれなりに楽しめるんだけど… うーん(笑)

日米開戦直前ということで、ここに出てくる日本人は、たいてい人を殺しているか、殺されている。実際、それだけではなかっただろとは思うけど、まぁそういう部分のみ誇張されるのは仕方がない。大正時代から戦争が始まる頃まで、上海は"東洋のパリ"とか"魔都"とか呼ばれていたことは知っていたし、いろんな国の租界があったことも何となく知ってた。その理由も貿易だとか、情報戦だとかこちらも漠然と知っていたけど、その辺りのことが見れるのかと期待したのだけど…

前述のように日本もしくは日本人は"悪"として描かれてしまうのは、"個"の日本人としてはともかく、当時の情勢で一くくりに"日本人"とした場合、その通りだと思うので、反論するつもりはない。日系の役者さんではないけれど、"キタ"という人物を有能なスパイとして描いてくれてはいたけれど、"キタ"だしねぇ… と、思ってしまうのは深読み? 仮にそういう意図だとしても全然いいのだけど、とにかく日本人の描き方が薄っぺらい。でも、この映画で描きたい日本人なんて渡辺謙演じるタナカ大佐くらいみたいだし。日本租界がやけにみすぼらしいとか、菊地凛子演じるスミコの部屋がどこか中国っぽいのも、文句を言うつもりはない。当時の上海の日本租界のことは、プリプリ怒るほど知らないし(笑) ただ、中途半端なんだよね… 悪く描くにしても、日本人から見ても憎たらしくなるくらいずる賢いとか、逆に憎む価値もないほどバカなわけでもない。レジスタンスの標的となったのは、日本の外交官なのに、まるでゲームで倒されるその他大勢キャラみたい。

と、つらつら書いているのは、愛国心からでも、反発からでもなくて、全体的に薄っぺらいから… だいたい、主人公のポールが上海で何をしたいのか、サッパリ分からない… まぁ、世界の動向を探りたいって事だとは思うんだけど、友人の振りしてドイツ軍人(じゃなくて何だったかな・・・)の妻を騙してまで、機密書類の写真を撮ってたけど、あれはどうなったのか? そのシーンのみで、その後は全くのスルー。確かにスミコと関わって殺された親友に、上海に来いと言われている回想シーンが入っていたけど、そもそもの任務は何なのか・・・ 日本でもドイツでもいいから闇雲に情報を集めろってこと? チラシには「親友の死の真相を探るため上海にやって来た」となってるけど、親友が殺されたのはポールが上海に来てからだし・・・ と、こんな感じで主要な登場人物達の任務が何で、何をしたいのかが全然伝わって来ない。イヤ、もちろんセリフなどで、例えばコン・リー扮するアンナはレジスタンスだと言われるし、父親を日本人に殺されたと言われてはいるから、抗日活動をしているのは分かる。でも、確かに仲間と連携して前述の全く大物感のない外交官達を銃撃するけれど、何か成果を上げているのか不明。映画の中で何か影響があったとすれば、タナカ大佐に疑われるくらい・・・ そもそも、タナカ大佐は大物なのか・・・ 海軍の大佐がどのくらい偉いのか分からないのは、こちらの知識不足なのだけど、チラシでは海軍を掌握しているとなっているけど、どう掌握しているのか・・・ イヤ、いくら戦争に負けることになるとはいえ、日本海軍を掌握しているのだとすれば、大物中の大物なのでは? それなのにやっていることは裏社会のボス ランティンを脅してみたり、アンナを疑っているだけだし・・・ このチョウ・ユンファ演じるランティンに至っては「裏社会のボスです」という説明のみという印象・・・。



おそらくは、開戦直前の陰謀渦巻く"魔都"上海を舞台に、騙し騙されながら愛し合う男女って感じをやりたいのだと思う。で、それぞれをスミコで繋ごうと・・・ だけど、結局このスミコがなんだったのか・・・ 単純に見ていた通りのオチなのだとして、その人物が彼女の為に全てを投げ出すとは思えない・・・ そもそもの発端となった(っぽい)コナーとの関係も恋愛なのか利害関係なのか・・・ オチに至っては唐突過ぎやしないだろうか・・・ まぁ、全く無くはないと思うけど、じゃ何であんなボロボロの阿片中毒の娼婦にしておくのか疑問。単純に彼女の方が身を隠したってことかと思えば、阿片窟で目撃されてるし・・・ アンナが命懸けでスミコを守っていたのはオチに対しての復讐のため? でも、それならいくらでも機会はあったと思うし。何故スミコを匿っていたのか・・・ 結局、スミコが握っていた秘密は、秘密のままで終わったって事? で、チラシに書いてあった「世界をも揺るがす恐るべき陰謀」っていうのは一体何? おそらくそのネタをつかみたいってことで、コナーもポールも諜報活動してたんだと思うんだけど、一番引き出したかったであろう相手からアッサリ告げられちゃって、しかも関係なかったからね。まぁ、それはそれで虚しかったってオチでもいいんだけど、そういうわけでもないし・・・

キャストはかなり豪華。キャストは良かったと思うんだけど、別にこの人たちじゃなくてもいいかなぁ・・・ でも、逆にこれだけツッコミまくってても、最後まで見れたのは、このキャストのおかげだとは思う。ジョン・キューザックは演技上手いし、好きなのに褒めるところが浮かばないなぁ(笑) イヤ、演技がダメだったわけではなく・・・ 何となく乗り切れず。タナカ大佐はやっぱり渡辺謙さんなんでしょうねぇ。演技もそうだけれど、他にスケール感のある日本人俳優がいないからなぁ・・・ スクリーン映えしてた。チョウ・ユンファはなんだか残念な役だったなぁ・・・ 一番残念かも(涙) 菊地凛子はずっと病んでる役なので上手いか下手か分からず(笑) でも、不幸過ぎる感じは良かった。変な褒め方だけど(笑) 一番存在感があったのはコン・リー。そんなに美人とも思わないけど、妖艶! 「男に自分に気があると思わせる」って言われるセリフがあるけど、とっても分かる。男性はたまらないと思う。



上海の魔都感はあったと思う。でも、割と全体的にセット感。SECOND UNITがTHAILANDとなっていたので、ロケ地はタイなのかな。別にタイ感はないけど(笑) 映像が全体的に暗くてよく見えない。うーん。個人的には乗り切れず。見ている間は退屈してしまうということは無かったけれど、見終わった感想としては、だから何だったんだろうという感じ。全く理解不能ってことではなくて、チラシの文句があまりに大風呂敷だったので、オチとのギャップが・・・ って、気づけばスゴイ辛口・・・ イヤ、辛口というより本人的にはツッコミというか、単純に疑問を書いてるだけなんだけど(笑) でも、一応謝っておく! ごめんなさいっ まぁ、あくまで個人的な感想なので、合う、合わないは人それぞれということで・・・

諜報作戦とかスパイものという事より、親友の死の謎を追う新聞記者(ポールの仮の姿)が、妖艶な女性と恋に落ちる話として見たら楽しめると思う。そういう、映画が好きな方にはいいかな・・・ 妖艶なコン・リーが見たい方はオススメ。

せっかく、一生懸命オチ隠してたのに、予告で言っちゃってるね(笑)


『シャンハイ』Official site

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【cinema】『ホームランが聞こえた夏』(試写会)

2011-08-08 00:00:46 | cinema
'11.08.01 『ホームランが聞こえた夏』(試写会)@東映試写室

yaplog!で当選。いつもありがとうございます! これ、タイルトルと爽やかそうな写真に惹かれて応募。上映時間144分と長いので、ちょっと人を誘うの躊躇する長さ(笑) というわけで、一人で行ってきた。

*ネタバレありです

「暴力事件を起こし謹慎処分中のプロ野球選手サンナムは、聾学校野球部のコーチとしてやって来るが・・・」という話で、これは実話ベースのとっても王道なスポ根モノ。もうビックリするくらいベタだけど、そこはやっぱり王道ゆえか感動してしまう。144分という長さにひるんだけれど、正直もう少し短くできる気もしつつ、長さは気にならなかった。ちょっと首が痛かったけども(笑)

これ高校野球の話で爽やかそうだなと思って応募。てっきり日本映画だと思っていたので、始まったら韓国語で話していてビックリ(笑) イヤ、韓国に甲子園的なものがあるとは知らなかったので・・・。チラシによると韓国の高校野球は部活動の一環と言うより、少数精鋭制のプロ野球予備軍の要素が強く、全国で野球部があるのは50数校のみ。韓国の甲子園と呼ばれる”鳳凰杯”にも地区予選はなく、全高校が出場する。本作のモデルとなったソンシム学校野球部は、2002年に9人で創部され、高校野球部として正式に登録。強豪たちが集う大会での一勝を目指しているとのこと。ベースとなっているのは、おそらくこの辺りのことだけかと思われる。全国大会レベルの高校が出場するという意味では、日本の甲子園と同じだけど、ソンシム野球部をとりまく環境というか、温度差はあるのかなと思ったりする。本作も描かれてはいるけど、そういう社会的な事よりも、スポ根モノという要素の方が強いのかなと思う。

冒頭、中学野球部全国大会の決勝戦と思われるシーンから始まる。マウンド上のミョンジェは中学最高のピッチャー。耳に違和感を覚えながらも、自らの投球で勝利を手にした瞬間、激痛と耳鳴りに倒れてしまう。チラシのあらすじによると、このミョンジェを主人公として想定しているみたいだけど、全体的に見ると主人公は暴力事件を起こしたプロ野球選手サンナムのように思う。と、こんな書き方をしていることからも伝わるかと思うけれど、韓国映画にありがちないろんな要素を詰め込んだ作品で、苦手なドタバタもあったし、呆然とするくらい熱いシーンもある。そしてツッコミ所満載だけど、ゲンナリすることなく、泣くことはなかったけれど感動したりしていた。これだけ詰め込んだのに、上手くまとめているのはスゴイと思う。まぁ、144分あるけど(笑)

『ハーモニー 心をつなぐ歌』の感想にも書いたけど、韓国映画の中には感動させるためなら、多少事実を捏造してもOKという作品があることは事実。それは何も韓国映画に限ったことではない。でも、ハリウッド映画ほど笑えるくらいやり過ぎなスケール感でもなく、日本映画のようにサラリとしてもいず、他の国よりも多少見ている側に知識があったりするためか、その捏造ぶりがあからさまな気がする(笑) その辺りがなんとなくお国柄なのかなという気がして、世の韓流ドラマ好きの方々は、そのベタな感じを含めて、感動しているのかなと思ったりもするのだけど、個人的にはその感じがちょっと・・・。もちろん、好きな韓国映画もたくさんある。キム・ギドク監督の作品は好きだし。で、つらつら韓流批判ですかと言われてしまいそうだけど、そういうわけではなくて、好みは人それぞれであるということと、ツッコミ所満載でかなりベタだけど、この作品は嫌いではなかったということが言いたいわけです。最近、何かとデリケートな話題なので・・・(笑)

しつこいけれど、ホントにベタでツッコミ所満載。冒頭のミョンジェはどう見ても中学生に見えないし、野球は名投手が一人いても勝てないというのは分かるけれど、いくらなんでも打たれ過ぎだろうとか、女性教師が「どれだけ強いか見て下さい」と豪語したわりには・・・だし(笑) 展開はあらすじのまま、暴力事件を起こしたプロ野球選手が、嫌々ながら弱小野球部のコーチとなるが、彼らの姿に心打たれて忘れていたものを思い出して再起する話。チームが飛躍的に強くなるためには、スター選手が必要だけど、彼は挫折を味わい野球から離れてしまっている。反発し合いながらも、惹かれあう女性も必要ってことで、これが野球部顧問の女性教師。コーチがやる気になっていくところや、自らスター選手を説得に行くところ、全国レベルを思い知らされて挫折、野球部存続の危機もある。全5巻くらいの野球マンガを一気に読んだ感じ(笑) でも、これが不思議とあざとくなく、感動してしまうのは、王道中の王道だからというだけではないと思う。

女性教師との掛け合いや、サンナムのマネージャー登場シーンは、ドタバタしている。韓国映画にありがちなドタバタが苦手な身としては、ちょっと引き気味だったのだけど、これがあざとさギリギリで笑える感じになっている。この辺は2人の悩みとか夢とか真面目な部分もきちんと描いているからだと思う。そして、それはサンナムについても同じ。彼の傲慢な態度は、実は野球に対する熱い思いや、責任感、迷いなどの様々な感情を上手くコントロールできないからで、それが暴力になってしまうのだということが、きちんと分かるシーンもある。ドタバタと、ものすごく熱―いシーンとの、急激な緩急だけど、ちゃんと伝わってくる。

とにかく熱い(笑) 全国大会ベスト4のチームに惨敗した後、学校まで走って帰るシーンを延々と映す。とうとう、次々と倒れてしまうと、サンナムの大演説。「俺達が来た! ボコボコにしてやる! そう叫ぶんだ! ウォー!」と胸をガンガン叩きながら叫ぶ。もちろん泣きながら。そして、野球部員達も次々胸をガンガン叩きながら叫ぶ。熱過ぎるなと思ったら『シルミド』の監督だった。なるほど(笑) でも、相手が少年達であるという事が、この男くさい熱さをとっても爽やかにしている。そして、サンナムは教師や親達が、耳が不自由な彼らを特別扱いしないようにと、過剰反応してしまい、逆に彼らを特別扱いしてしまっていることを気づかせる存在にもなっている。

野球シーンはなかなかの迫力。ルールを知っているとより楽しめるかも。耳が不自由なためランナーの動きが分かりにくく、投球モーションが大きいため盗塁されやすい欠点を克服するため、キャッチャー、ピッチャー、ファーストが自分達でサインを決めてけん制球の練習をするシーンでは、王道ゆえにこれが後に彼らに喜びと、悲しみをもたらしてしまうのではないかと思っていると、その通りに(笑) その悲劇はルールを知らないと、何が起きたのか分からないかも。そんなに詳しくないけど、かろうじて知っていたので、その瞬間理解できて、より切ない気持ちになった。でも、野球シーンも意外とマンガっぽいので、ルールを知らなくても楽しめる。必ず感動シーンが盛り込まれているので、飽きることなく見れるので大丈夫。

キャストはほとんど知らなかった。ユソンは熱心で生徒思いの、ちょっと鼻っ柱の強い女性教師を好演していたと思う。ドタバタ担当でもあるけど、あざとくなかった。彼女とサンナムのドタバタを緩和する教頭先生役のカン・シニルがすごく良かった。教頭先生自身の見せ場はそんなにないんだけど、その存在が場を和ませる。この役者さんの使い方も上手い。マネージャー役のチョ・ジンウンもドタバタ担当であざとさギリギリだけど、野球部のために球場走っちゃうシーンは笑えた。サンナムのチョン・ジェヨンが良かった。ちょっと遠藤憲一似。ツッパっている中にもコミカルで、熱―いセリフも似合っていて暑苦しくない。野球に対する思いも伝わってくる。そして何より子供達がかわいい。演技は正直拙いかもしれないけれど、その真っ直ぐさが見ている側の胸を打つ。

学校のある風景がいい。山に囲まれた田園風景の中、のびのびと好きな野球をする彼らは、実は守られている。一歩踏み出すということは、大きな世界に出て、自分達より大きな相手と対峙しなくてはならないということ。そんなことを表しているのかなと考えつつ・・・。まぁ、実在のソンシム学校がそういうところなのかもしれないけれど(笑)

何度もしつこいけれど、かなりベタな王道ストーリー。144分と長いし、シネマート新宿と銀座シネパトスのみっていうのも気がかりだけど、見て損はないと思う。

『ホームランが聞こえた夏』Official site


コメント
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