・*・ etoile ・*・

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【Googleのロゴ】Doodle 4 Google 2010グランプリ作品

2010-11-30 01:58:07 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



Doodle 4 Google 2010というGoogle が主催する、
小中学生を対象としたデザインコンテストのグランプリ作品

今回のテーマは"地球の仲間たち"だったそうで、
グランプリは千葉県鴨川市の中学2年生

鈴木千尋 ちゃんの作品

"地球に咲かせたい、やさしい花を"

これスゴイかわいい
他にも、素晴らしい作品がたくさん!


Doodle 4 Google 2010


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【Googleのロゴ】勤労感謝の日

2010-11-23 23:28:22 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



勤労感謝の日

もちろん知ってるけど、毎度のWikipediaで調べてみた!

勤労感謝の日(きんろうかんしゃのひ)は、
日本の国民の祝日の一つである。
日付は11月23日。

とのことで、詳しくはWikipediaで!

そうか・・・ 今日は勤労感謝の日だったんだね・・・
父親の仕事関係の請求書作ったり、仕事しちまったよ
しかも無給で(涙)

皆さま、お疲れさまです


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【cinema】『武士の家計簿』(試写会)

2010-11-17 23:38:34 | cinema
'10.11.02 『武士の家計簿』(試写会)@よみうりホール

yaplogで当選! いつもありがとうございます。これは見たかった! 堺雅人好きなので。

*ネタバレありです

「幕末の金沢。加賀藩御算用者 猪山直之は、真っすぐな性格ゆえに苦労もするが、そろばんの腕と、その生真面目さが買われ出世した。収入は増えたが、支出も増える。息子の袴着の儀式の費用が足りないことに気づいた直之は…」という話。これはおもしろかった。ホロリとさせられたし。武士の一生を描いているけど、直之は一度も刀を抜かない。でもやっぱりこれは武士の映画。長い徳川幕府の下、ほとんどの武士はきっとこんな感じだったのかも。

原作者 磯田道史氏が神田の古書店で発見した「金沢藩士猪山家文書」は江戸~明治時代にかけて、30年以上に渡る、猪山家の家計簿。日々の買い物、冠婚葬祭など詳細に綴られていたそうで、磯田氏はこれをもとに「武士の家計簿"加賀藩御算用者"の幕末維新」を書かれた。原作は未読。小説ではなく教養書として書かれているそうだけど、この原作をもとに映画化されたのが本作。前半では御算用者としての直之の仕事ぶりを描き、後半は猪山家の節約生活を通して家族愛を描いている。全体的にコミカル・タッチなので、そんなに肩肘はらずに見ることができる。農民一揆、幕末維新など、重いテーマも絡めつつ、キレイにまとめていると思う。

冒頭、海軍主計大監となった息子の成之のもとへ、直之から手紙が届く。この成之の回想という形で始まり、要所要所で彼のナレーションが入る。猪山家は代々続く御算用者。初めて聞いたけど、成之の説明によると御算用者っていうのは経理のような部署らしい。加賀百万石ともなると、その数もハンパない。50人以上のちょん髷、裃姿のお侍様達が、広い部屋に机を並べて、正座してそろばんをはじくのは圧巻だけど、ちょっと不思議(笑) 江戸時代に経理部があったのかとビックリしたけど、藩を1つの会社だと考えると、経理がいるのは当然といえば当然か…

直之は見習者として登場する。他の見習達とは明らかに違う熱心さで、墨をすり、雑用をこなす。堺雅人の笑顔の無表情で演じる、セリフのないこのシーンだけで、直之のちょっと融通の利かない生真面目さが分かる。同時に成之のナレーションによって、御算用者のことを理解できるようになっている。あまりよく覚えていないのだけど、直之が御算用者であるということは、武士が家計簿をつけるという要素だけではなく、剣豪でも幕末の英雄でもない、サラリーマンとしての武士の姿を描く上では重要だけど、本当に描きたいのはそこではないので、経理なんだなってことが分かればOK。むしろ、ここでは直之のキャラを掴む方が重要かと。

もともと真っすぐで正義感の強いタイプなのだと思うけれど、興味深いのは直之の帳簿が合わないことが許せない点。婿養子の父よりも、祖母から仕込まれた算術の思考は、帳尻の合わない経理が許せない。何となく気持ちは分かる。でも、いつの世も使途不明金は発生するようで、そこを上手く帳尻合わせするのが暗黙の了解となっている。キリキリ悔しい思いをしつつも、私腹を肥やすのが上司ならば、帳尻を合わせるのも御算用者の仕事ということらしい。皆が皆、見て見ぬふりなのか、ホントに気づかなかったのかは謎だけど、直之は些細な帳簿の不備から、お救い米の横流しにたどり着いてしまう。たどり着いてしまったので、上司に報告するけど、上司は言外に見なかったことにするように言う。この2人のやり取りがややコミカルに描かれるので、その後に続く重いテーマも、重く感じない。

農民の中には独自に調査する者がいて、ちょうど直之が視察に行った時、小競り合いを起こしていた。農民達と直接言葉を交わしたわけでもないし、このエピソードが直之を駆り立てたという風には描いていない。でも、追い風になったのは間違いない。直之は自分の"分"をわきまえ、自分の出来ることをやるというスタンス。これは生涯を通じて貫いた姿勢。やるべきことは、やり過ぎるほどやるけど、それが押し付けがましい正義感じゃないのもよかった。前述の上司に釘を刺されても、追跡の手をゆるめない。米蔵にまで押しかける。でも、コミカルに描いているので、ウザい人にはなっていない。詳細は避けるけれど、この不正会計の調査が、農民一揆と重なって、関係者が大量に処分されるきっかけとなり、直之を窮地に追いやりもするけど、最終的には救うことになる。この辺りも、サラリと成之のナレーションで説明されるけど、リズムもよく分かりやすい。直之が偉い人に呼び出されて詰問されるけど、頑なに答えない感じがコミカル。ここでも堺雅人お得意の笑顔の無表情、本領発揮(笑) でも、社会人なら一度はこの表情になったことあるハズ!



この騒動の最中に縁談があり、道場を開く下級武士の娘 お駒と結婚している。このお駒との出会いも描かれていて、ややベタな展開な気もするけど、周りの風景と相まって爽やかな感じになっている。直之は自分でも言うように、生き方が下手なタイプではある。感情表現もあまり上手くはない。でも、気が利かないわけでも、恥ずかしがって何もできない人でもない。新婚時代に、縁日のような所で、お駒に櫛を見立ててあげるシーンなんて、ちょっとうらやましかった(笑) いいダンナさんだと思うポイントは、人によって様々だと思うけど、直之のようなダンナさんっていいなと思う。感情をあまり表に出さないけど、伝わらないわけではない。毎日分かりやすく愛情表現してくれなくても、たまに示してくれれば、しばらく持つものなのです(笑)

出世もし、長男も生まれ幸せな日々を過ごしていた猪山家。成之の4歳の袴着のお祝いの準備を進めていた直之は、多額の借金があることを発見。当時の武士には様々なしきたりがあって、家禄に応じて雇う使用人の数も決まっていたらしい。骨董好きの父も、友禅の小袖が自慢の母も、呑気で楽天的ではあるけど、特別浪費家ではない。それでも、父と直之の収入の倍の借金があった。チラシによると2人の収入は約1200万円で、借金は約2400万円! チラシには武士の出費に関するしきたりや、猪山家の家計簿が紹介されている。家計簿については後に詳しく描かれるけど、武士のしきたりについては詳しい説明はなかったような… それがあれば、当時の武士の暮らしがより分かって面白かった気はするけど、それはOK。

このままでは成之のお祝いもできない状態。これ以上の借金は無理ということで、考えたのが、チラシやポスターでもお馴染みの"絵鯛"。本来は招待客に鯛の塩焼きを1匹ずつ振る舞うしきたりだけど、経済的にそれは無理なので、予算に見合った小さな魚を鯛に見せようという作戦。みっともないと責める両親に、家計の窮乏を告げ、家財を売り出すことを説明する。呑気な両親も渋々ながら、自慢の骨董や刀、直之の元服の際に買って、結局着なかった友禅を質に入れる。この友禅は後の感動シーンの伏線になっている。この家財大放出は、それぞれが準備するところから、直之が債権者に直談判、利子なしの分割払いを承諾させるまで、コミカルに描かれるので、切ない内容ながら楽しく見られる。呑気な両親のキャラが利いている。

家財を売っても、借金の残る猪山家は、徹底した節約生活に入る。お駒の節約だと思えば辛いが、工夫だと思えば楽しいというセリフがいい。女子は基本節約好きだし(笑) 同じ頃、成之の教育が始まる。これはかなり厳しいもので、まだ幼い成之に家計簿を付けさせ、御用聞きへの支払もさせる。お釣りを無くし、4文の不明金が出れば、徹底的に探させる。河原で拾った4文を充当してしまうと、烈火のごとく怒り、真夜中に1人で返しに行かせる。直之に共感できるかは別として、見ている側には分かるけれど、幼い成之には、父の意図が理解できるはずもなく、かなり切ない。下級とはいえ武士なので厳格なのだろうけれど、でもこれに近い躾は子供の頃された覚えがある。今は過保護なのかも。成之はかわいそうだけれど、直之と祖父のお弁当が、同僚から羨ましがられた、野菜たっぷり弁当が、麦飯おにぎりとお芋のみになったり、手書きの盤と貝殻を使った囲碁など、ちょっと切なくもコミカルなシーンが、緩急になって重くなり過ぎずに見れる。

まだ幼い成之には、祖父のお葬式直後に、家計簿を付ける父の本当の気持ちは分からない。まして、自分に厳しくするのは、愛情なのだとは、理解できない。成之は、母方の祖父である与三八と釣りに行き、愚痴ったりする。この祖父の方が身分が低いのか「与三八…」と呼ぶのがカワイイ。甥っ子2人と姿がダブってかわいそうな気がするけれど、チビッコはチビッコなりにまだ狭い視野で見聞きし、感じて、彼らなりに悩んで成長していくんだろうなと思ったりする。そして、この厳しい教育のおかげで成之は最年少で見習者となる。その生真面目さと正義感で、幕末の動乱に巻き込まれることになるけれど、算術の腕が彼を救うことになる。形は違えど、父と同じ軌道を描くのが面白い。



成人した成之は海軍の要職に就いている。妻子を実家に残したまま単身赴任。久しぶりに帰った家では、年老いた直之がかなり弱っている。成之に負ぶさり、あの河原に行く親子。あの日、幼い成之を1人で来させたことは、親子3人にとって辛い記憶となってしまった。人の親となっても、成之の父に対する気持ちは複雑。でも、それは彼が父を慕うがゆえ、愛して欲しいと思っているから。だから、自分が望む優しさや愛情表現が得られないと、自分は愛されていないのではないかと思ってしまう。もちろん、そう思うのは当然で、それを理解するのは幼い成之には無理。彼に悲しい思いをさせてしまったのなら、直之のやり方は正しいとは言い切れないかもしれない。でも、親も始めから親なのではないし、人間は完璧ではない。成之は「私は父上に負ぶわれたことがありません」と言うけど、直之は「覚えてないだけだ」と答える。突き放した発言だなと思っていると、間違いなく数十分前に見た、直之が幼い成之を負ぶう姿が映し出される。これは泣いてしまった(涙) あまりに自然なシーンだったので、見ている側もすっかり忘れていた。親の愛情や恩は子は自然なものとして受けていて、普段あまり意識していないけれど、ちゃんと受けて来たのだから、大人になってからきちんと理解して、感謝しないといけないなと思った。成之と直之が長い確執の後、分かり合えて良かった。

前半、中盤、後半と、それぞれ盛り上がるエピソードがあるけれど、地味な素材を支えるのは、個性豊かなキャラ達。呑気な婿養子の父や、お嬢様育ちで明るい母、算術好きのおばば様、直之一家を温かく見守るお駒の父 与三八など、脇を固めるキャラ達は、中村雅俊、松坂慶子、草笛光子、西村雅彦がそれぞれ演じている。時代劇によく見られる、ベテラン特有の大芝居がなくて良かった。両親はコミカル部分担当なので、ややベタではあったけど、その呑気さが猪山家だけではなく、作品も救っていたと思う。成之の伊藤祐輝を見たのは初めて。特別上手いとは思わなかったけど、生真面目で熱血な感じは合ってたと思う。

主役2人は良かった。お駒の仲間由紀恵は、本人が演じているほど外見が老けないなと思ったけど、それはOK(笑) 彼女独特の滑舌が苦手で、セリフがすんなり入ってこず、いつも評価が辛めになってしまうけれど、直之を立てて支える感じが良かったと思うし、お駒の明るさが猪山家を救っている感じも伝わった。直之の堺雅人は、まさに堺雅人節。あの笑顔の無表情で、もくもくと職務をこなし、自分の正義を通し、一見頼りなく見えるけれど、一家をしっかり守る男の生き様を好演。直之はかなり理想の男性(笑)

馴染みのない御算用者だけど、江戸時代の武士の仕事が、現代にもほぼそのまま残っている職業だと思えば、かなり親しみがわく。父と直之を送る門の外、庭などセット感や、全体のトーンは、映画が大衆の娯楽だった頃の作品を作りたいのかなと思った。その感じは好きだった。時代劇好きじゃなくても楽しめると思う。オススメ!

※諸事情により、感想遅くなってしまった


『武士の家計簿』Official site

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