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玉の輿がなんだってんだ! 散々な目にあった王妃
ヨハン3世妃 グニラ・ヨハンスドッテル
1568~1597/在位 1585~1592
前妃カタリーナを亡くしたヨハン3世が再婚相手に選んだのは
カタリーナの侍女だったグニラでした。
グニラの父エステルイェートランド総督ヨハン・ビイェルケは
ヨハン3世の従兄弟にあたります。
グニラは10歳の時からヨハン3世とカタリーナの王女アンナの遊び相手として
宮廷で暮らしていました。
その後カタリーナの侍女になっていたわけですね。
ヨハンが前々から目をつけていたっていうわけではないと思いますが…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/f0/16ae599974a902bb1df262f4b96f734f.jpg)
ヨハンが再婚を決意した時、グニラには婚約者がいたので求婚を拒みました。
グニラは十代半ば、ヨハンは50歳前、そりゃあ断るよね…
するとヨハン3世、怒ってグニラの頬を革手袋ではたいたらしいですよ!
権力に物を言わせて好き勝手に相手を選ぶだけでも男らしくないのに
フラれたら暴力に訴えるなんて、ひっどーい
しかし昔はそんなこと言ってられなかったんですね。
グニラの家族はヨハンと結婚するよう説得に説得を重ね、婚約も破棄させました。
どうやらヨハンは政治的な理由でグニラを妻にしたわけではなさそうで
性的なことと老いをくい止めたいという願望で選んだみたいです。
政府から、どこかの国の王女にすれば良かったのにと言われた時
「だって美しい妻が欲しかったから…」と答えたらしい![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp02.gif)
1585年、とうとうグニラはヨハンと結婚したんですけど
この結婚、ヨハンは良くても王一家は大激怒しました。
ヨハンの姉妹たちは身分違いだと言ってグニラを軽蔑し、式にも出ませんでした。
一応莫大な手当が与えられて、ものすごく裕福にはなりましたが
イヤイヤ嫁がされた夫の家族から蔑まれるって悔しいですよね。
グニラは前妃カタリーナとは反対にプロテスタント擁護派でした。
ヨハンはコロッと意見を変えまして、プロテスタント支持にまわりました。
思惑とは違って、この結婚でヨハンはめっきり老け込みました。
若い奥さんに振り回されちゃいましたかね?
そんなわけで結婚から7年後、ヨハンは亡くなってしまいます。
グニラは継承にそなえて3歳の王子ヨハンと王宮に留まりましたが
ヨハンの弟カール(後の9世)から「いつまでいる気だ!」と責められます。
また、新王ジグムント3世妃のアンナ・アヴ・エステリーケからも
到着する前に城を空けておくようにと強く言い渡されました。
でもそんな仕打ちに負けるもんか!
王子ヨハンの身分が保証されないうちは立ち退かないと頑張りまして
いくばくかの権利を手に入れブロボリ城に退きました。
4年後に29歳という若さで亡くなります。
最初の婚約者と結婚していたら、普通の上流家庭の主婦として
もう少し気楽でのびのびした人生が送れたかもしれませんよね。
抜きん出て美しいというのも弱りもの…
ちなみに王子ヨハンはグニラの死後カール(9世)に引き取られまして
後にエステルイェートランド公になりました。
ママの頑張りが利いたのかもしれません。
(参考文献 Wikipedia英語版)
ヨハン3世妃 グニラ・ヨハンスドッテル
1568~1597/在位 1585~1592
前妃カタリーナを亡くしたヨハン3世が再婚相手に選んだのは
カタリーナの侍女だったグニラでした。
グニラの父エステルイェートランド総督ヨハン・ビイェルケは
ヨハン3世の従兄弟にあたります。
グニラは10歳の時からヨハン3世とカタリーナの王女アンナの遊び相手として
宮廷で暮らしていました。
その後カタリーナの侍女になっていたわけですね。
ヨハンが前々から目をつけていたっていうわけではないと思いますが…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/f0/16ae599974a902bb1df262f4b96f734f.jpg)
ヨハンが再婚を決意した時、グニラには婚約者がいたので求婚を拒みました。
グニラは十代半ば、ヨハンは50歳前、そりゃあ断るよね…
するとヨハン3世、怒ってグニラの頬を革手袋ではたいたらしいですよ!
権力に物を言わせて好き勝手に相手を選ぶだけでも男らしくないのに
フラれたら暴力に訴えるなんて、ひっどーい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp25.gif)
しかし昔はそんなこと言ってられなかったんですね。
グニラの家族はヨハンと結婚するよう説得に説得を重ね、婚約も破棄させました。
どうやらヨハンは政治的な理由でグニラを妻にしたわけではなさそうで
性的なことと老いをくい止めたいという願望で選んだみたいです。
政府から、どこかの国の王女にすれば良かったのにと言われた時
「だって美しい妻が欲しかったから…」と答えたらしい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp02.gif)
1585年、とうとうグニラはヨハンと結婚したんですけど
この結婚、ヨハンは良くても王一家は大激怒しました。
ヨハンの姉妹たちは身分違いだと言ってグニラを軽蔑し、式にも出ませんでした。
一応莫大な手当が与えられて、ものすごく裕福にはなりましたが
イヤイヤ嫁がされた夫の家族から蔑まれるって悔しいですよね。
グニラは前妃カタリーナとは反対にプロテスタント擁護派でした。
ヨハンはコロッと意見を変えまして、プロテスタント支持にまわりました。
思惑とは違って、この結婚でヨハンはめっきり老け込みました。
若い奥さんに振り回されちゃいましたかね?
そんなわけで結婚から7年後、ヨハンは亡くなってしまいます。
グニラは継承にそなえて3歳の王子ヨハンと王宮に留まりましたが
ヨハンの弟カール(後の9世)から「いつまでいる気だ!」と責められます。
また、新王ジグムント3世妃のアンナ・アヴ・エステリーケからも
到着する前に城を空けておくようにと強く言い渡されました。
でもそんな仕打ちに負けるもんか!
王子ヨハンの身分が保証されないうちは立ち退かないと頑張りまして
いくばくかの権利を手に入れブロボリ城に退きました。
4年後に29歳という若さで亡くなります。
最初の婚約者と結婚していたら、普通の上流家庭の主婦として
もう少し気楽でのびのびした人生が送れたかもしれませんよね。
抜きん出て美しいというのも弱りもの…
ちなみに王子ヨハンはグニラの死後カール(9世)に引き取られまして
後にエステルイェートランド公になりました。
ママの頑張りが利いたのかもしれません。
(参考文献 Wikipedia英語版)