まりっぺのお気楽読書

読書感想文と家系図のブログ。
ゆる~い気持ちでお読み下さい。

『眺めのいい部屋』ゆく末が心配です(‐”‐ )

2008-08-31 00:55:47 | イギリス・アイルランドの作家
A ROOM WITH A VIEW 
1907年 エドワード・モーガン・フォスター

自分に正直に生きる男性は魅力的ですか?
確かに素敵かもしれません。
でも、一緒に暮らすのって大変かもね~

フィレンツェに出かけたルーシーは、眺めのいい部屋を巡って
同宿のエマースン親子と知り合います。
親子はそろって自分に正直に生きる男性でした。
そのため、世間からは厄介者と見なされ、阻害されがちです。

息子のジョージ・エマースンに好意を抱かれ困惑したルーシーは
ローマで落ち合ったセシル・ヴァイズと婚約しますが
英国に帰国後、近所にエマースン親子が越して来ます。

エマースン親子、今で言うK・Yです。
突然大声は出すわ、衝動的に行動するわ、一緒にいたら疲れちゃう。
もっとも、自分も奔放で無邪気だったらいいけど、その場合けんかが耐えないかもね

セシルって人は、いやな人っぽく書かれてるけど
一般的に考えれば、一緒にいて安心な人かもしれません。
もちろん、平凡な人よりも刺激的な人が好き、っていうならそれでいいんですけどね。

結果的にハッピーエンドで、ルーシーとジョージは結ばれるわけですが
のっけから家族に見放されてしまいます。
たぶん、もたないと思うなぁ。
情熱が冷めた時、幻滅がドバッとやってくるんじゃないかと推測しましたが
さてさてどうなることやら・・・

眺めのいい部屋 筑摩書房


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