ワーズワースの代表作と言うと、知っている方は「水仙」を思い出すらしい。
The Daffodils
I wander'd lonely as a cloud
That floats on high o'er vales and hills,
When all at once I saw a crowd,
A host of golden daffodils,
Beside the lake, beneath the trees
Fluttering and dancing in the breeze.
Continuous as the stars that shine
And twinkle on the milky way,
They stretch'd in never-ending line
Along the margin of a bay;
Ten thousand saw I at a glance
Tossing their heads in sprightly dance.
The waves beside them danced, but they
Out-did the sparkling waves in glee:-
A Poet could not but be gay
In such a jocund company!
I gazed - and gazed - but little thought
What wealth the show to me had brought;
For oft, when on my couch I lie
In vacant or in pensive mood,
They flash upon that inward eye
Which is the bliss of solitude;
And then my heart with pleasure fills,
And dances with the daffodils.
「黄水仙」
谷また丘のうえ高く漂う雲のように
ひとり彷徨いいけば
ふと目の前に広がる一群の
黄金色に輝く水仙の花たち
湖のほとり、木立の下に
微風に翻りつつ、はた、踊りつつ。
天の川に輝きまたたく
星のごとくに打ちつづき
彼らは入江の岸に沿って
果てしなき一列となりて延びていく
目に映る百千もの花は、楽しげに踊り頭をふる。
ほとりなる波は踊れど
嬉しさは花こそ優れ。
かくもこころよき仲間の間には
詩人の心も自ら浮き立つ。
われ飽かず見入りぬ、、されど。
それは我に富を見たらせしことには気付かざりし。
心うつろに、われはもの思いに沈みて、
われ長椅子に横たわる時
孤独の喜びなる胸の内に、
水仙の花、ちぢ閃く
わが心は喜びに満ちて、
水仙とともに踊る。
「 ワーズワースの詩」で、ネットで検索すると、「虹」か「水仙」ばかりが出てくる。
―この詩が大好き。―
―水仙を見ると、ワーズワースの詩を思い出す。―という言葉にたくさん巡りあった。そんなにポピュラーな詩だったのだろうか。また、
―高校の教科書で習った―という言葉にも同様だった。これは、私も可能性があるが、記憶がない。英語は嫌いで苦手だったからナァ。
でも、これからは思い出すかもしれない。画像は「ひたち海浜公園」で撮ったものの切り取りだ。この公園には二度ばかり行ったが、最初に訪れた時は、まさにこの水仙の季節。水仙の咲き乱れる様に感激したことがある。木々の間に佇む様に咲いている水仙だが、しっかりと春の訪れの賛歌を歌っていた。「ひたち海浜公園HP」で、その画像を見ることが出来る。
私はこの詩に触れた時、なかなかその詩のイメージが心に響かず、難解な詩に感じた。だが、ふと記憶の中の感動に触れなおした時、力強い自然のパワーに対峙した時の、振動してくるような思いが伝わってきた。
ちなみに既に古い情報ではあるが、その「水仙」をラップにして歌っている映像がある。観たけれど・・・・・微妙・・・・・・→ここ
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ワーズワースの「水仙」、綺麗な詩ですよね。
ビアトリクス・ポターといえば、『ハウルの動く城』の作者ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんが少女時代、彼女の地所にあやまって入ってしまい、「あらさないように」と怒られたとか。
なかなか行けないでいますが、水仙の季節に湖水地方に行ってみたいです
本当に、季節を選んで行きたい所へ行けたら、こんな幸せなことはないですよね。
私は、来月行く予定です。でも、季節は冬(涙)。
でも、すぐに暗くなってしまうと言う噂の国を体験してきます。
ワーズワースの詩の検索は、その予習みたいなものですが、お陰で素敵な詩にも、素敵なサイトにも辿り付けました。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんのお話は、なんとなくポターらしいような気がして、笑えますね。
又、よろしくお願い致します。
う~ン、やっぱり、ヤマザキさんも「なつかしい!」クチなんですね。しかも暗唱したんでしょう?
若いときに読んだ記憶がないのですよ。でも、もしかしたら、先生は読んでくれていたのに無視していたのかもしれません。
英語の先生が教えてくれた、他の英語の詩は一編だけは、よく覚えているんですよ。でも、理由があって、覚えている詩の作者は「エドガー・アラン・ポー」なんです。なんでかって言うと、その名前を見るとピーンと来るかも知れませんが、近いうちにそのことも含めて記事の中で書く予定。(そんなに近くはないですけれど)
ところで、コンラッドって名前知ってます。でも、前に何を読んだんだろうと思って検索したら、やっぱり何にも記憶がないのです。短編集でも読んだのかナァ。私、ヤバイです。ぜひ、お貸しくださいませ。脳は鍛え続けなくてはいけませんね(汗)
<私も、これからはきっと水仙の花を見るたびにこの詩を思い出すと思いますよ。>
ワーズワースの水仙の訳付きを検索していたら、ここへ導かれました。
平和を感じますね。
この訳をブログで紹介させて頂いても宜しいですか?
この訳は、どうして出典が書いていないのか、記憶も怪しくなってきましたが、たぶん田部 重治さんの訳だと思います。だから下に本でリンクしたのだと思います。
私の訳ではないので、どうぞ判断はお任せします。
確か、いろいろ調べてから載せたような気もするのですが・・・