森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

バージョンアップ「ききみみ頭巾」

2009-12-11 01:13:52 | 梢は歌う(日記)

ある意味「冬をよろしく」のつづきです。

先日、その記事を真夜中に書いていたら、ふと気がつくと寝ていました。マウス持ったままとかキーボードに手を触れたまま、一瞬意識が飛ぶと言うのはありそうだけど、その時の両手は膝の上に揃えて置かれ、すやすやすやと寝ていた私。

超自己嫌悪~!!

寝なさいよ!! 自分~!
という事で、さっさと書いて寝てしまったのですが、書こうとした事を打ち切ったと言うより、何が書きたかったのか、眠さのあまりその時はすっかり忘れてしまったのでした。

「冬をよろしく」って、違う内容で書けるようなタイトルだと後で思いましたが、結局は花たちに「私の冬をよろしくね。」って言っているだけなのよね。でも、この時花たちが話せたら、「あなたもね。」と言ったに違いない・・・・って書こうと思っていたんだと思い出したのですよ~。

 

先日拓郎&坂崎さんのANNGを聞いていたら、金魚が話したらとか言う話で盛り上がっていました。
「もっと空気入れろよ。」とか「たまには酒を飲ませろよ。」とか言っていたりして、笑っちゃいました。

 

その手の話には、私反応しちゃいます。また猫語が分かるだとか犬が喋ったとかそんな話かと思いましたか?
でも今日はお花の話。
何でも話しちゃうの、うち。(そう言えば家電も話すうちだった。)

しかも私が花を買おうとした時に家族なんかが一緒だったりすると、家族揃って花の通訳になってしまうのです。

私が花の鉢を手にとると・・

「ああ、おそろしや。私を選ばないでくれ。」
「た、頼む。このまま帰ってください。」
「ギャー」
「ワー」
「アッ、これにしようっと。」
「ああ、私の命運もつきました。」
「みなさん、さようなら。」

「う、うるさい~

「しかし、うちのベランダの花が喋ったら煩いだろうな、悲鳴で。」
「なっ・・」
なんてことを言うんだと言い掛けて、思わず絶句。
でも、言われても仕方がないか。私は「みどりのゆび」を持っていないし、どちらかと言うと「妖怪花散らし」だから。

と言っても、「みどりのゆび」は本当にある物語だけれど、妖怪花散らしなんてものはいません。あちきのオリジナル。オイオイ、暴走中か。

だけど命 の河は常に流れていき、季節が変わればその命を終えて花も枯れていくのは自然の摂理。上手に庭を管理する人は、花の盛りを見計らって、その命を自らの手で終わらせ、次の花を植え替えて庭の命を守る。だけど私にはそれが出来なくて、プランターの中で人が老いるが如く花を醜く枯れさせていき、庭と言うかベランダを貧相にしてしまうのです。

その状態を見て、家人には私が妖怪花散らしに見えるのだと思うのです。

でもやっぱり、自分に正直になって告白すると、私はガーデニングが下手です。

子供は親を選んで生まれてくる事は出来ないのと同じように、花の苗が人を選ぶことは出来ないのです。もし、聞き耳頭巾植物版があったなら、我が家の花たちはなんて言うのでしょう。
「この冬をよろしくね。」と私が言えば、
「あなたもね。私達の冬をよろしく。」と、彼らは言うのかも知れません。

 

 そういえば、7日の朝死んだ犬の夢を見ました。思い出の夢ではなく、死んだまま夢の中に出てきて怖かったです。ジャンルとしてはホラーでした。でも夢の中で考えました。
なぜ私は、この犬に祟られなければならないの。よく見ると、犬はいつものように優しい目をしていました。夢の中で私は気がつき窓を開けました。すると犬は外に出て行きましたが、そこには犬小屋もなく彼女の居場所がありません。私は怖くてドキドキしていました。でも犬は静かに何もないベランダに横たわったのです。

その夢がどんなだったのかは、詳しくは覚えてはいません。義母の家で死んだ我が家の犬は、ただ帰ってきたかったのに違いないと私は思いました。
でも本当のことは分かりません。

ヌシを失った我が家のベランダは、広くてそして綺麗です。
夫が言いました。
「こんなに広かったんだ、うちのベランダ。」
「その広さが悲しいね。」と私。
「うん。」と頷く夫。

 

もしも聞き耳頭巾植物版があったなら、人は多くの食べ物を失ってしまうに違いないと私は思います。それから知りたいような気も微かにするけれど、本当は絶対にお断りと言うものは、冥府の住人達の会話が分かる頭巾。くれると言われても断固拒否します。が、物語的には面白いかもですね。

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