森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「風林火山-35回」勘助百面相

2007-09-05 11:00:58 | ドラマ (大河)
 唐突ですが
「ア~あなたの髪は~♪」って言うCM、楽しみにしているんです。彼、大人ですよね。昔の彼女のこと「あの人」なんて堂々と言ってしまったりして、ちょっと心惹かれましたね。彼って、そう彼ですよ。・・・郷ひろみさんです。

何でこんなにもったいぶった言い方してるかというと、実は私知っているんです。その彼、「郷ひろみ」アニキの名前を書くとですね、例えば「藤原竜也」王子の名前を書き込むより、お客様が多いのですよ。51歳のアニキ、侮れませんよ~。ですので、如何にこの記事の前振りと言えども、三行では申し訳ないので、もう少し書き込むと、3日のお昼のワイドショーでは彼の歌っている姿があちらこちらでお見かけしましたよ。
「ゴウひろみでぇす」というちょっと芸人っぽい言い方に、なぜか心ときめきました。彼のコンサートは、もの凄く面白そう!!
よし、決めた。来年は彼のコンサートに行きたいな。でも、チケット取るのも大変そうだし、お値段もお高そうです。そこのところどうなんでしょう。

通りすがりのあなた様、情けあらばお教えくださいませ。


完全に横道に逸れていましたが、その郷さんが、あんな風に聖子さんの事で、大人のコメントが出来るのは、そこに至る人生の道のりがあったからだと思うのです。簡単に言うと年齢が与えてくれた物事を受け入れる幅と言うやつです。30代でも、40代でも言えなかったことが、今だから言える・・・。


由布姫の「その女性を連れてまいれ。」と言う言葉に、バカだよナァと思われた方も多いのではないですか。
三条夫人の正論だけど、悟ったような言い方にイラついた方もいたかもしれませんね。



さて、私は三条夫人の言っている事はいつも正論に聞こえてしまいます。この対峙するシーンでは、完全に三条夫人の勝ちのような気がしてしまいます。


 でも、これは経験アンド年齢の幅と言うものなのではないかと思うのです。正確ではないにしろ、この二人ほぼ10歳の年齢差があるでしょう。この年齢差はそうは埋まらないですよ。

性格のみならず、その年齢なら言えないことが、この年齢なら言える。この二人を見ていて、ふと郷ひろみさんのことを思ってしまったわけでなのです。

だけど、

「そなたの時と一緒。」

このセリフは痛いですよね。でも、

「決して、そなたを貶めているのではない。」と優しいと思うのです。



勘助に晴信の新しい側室を連れて来いというシーンの由布姫は、聡明さの欠片もない血迷うた女そのものだと思います。でも、なんで、それがいけないのだと私は彼女の味方です。

「恋」の勝利者であったはずなのに、ふと気がつくと想い人の心は新しい女の元に走っている。嘆けば、母として生きろと男たちの都合の良い常識を押し付けてくる。先に存在するものとして、傲慢な物言いをしたからといって、彼女はまだ小娘なんですよね。なんだか雰囲気が中年ポイので、損をしているような気がしてしまうのですが。愚かであって何が悪い。うろたえて何が悪い。そうやって、人は人生の坂を上っていくんでしょう。でも、由布姫と三条夫人の年齢差を調べていた時に、ふと目にした由布姫の享年・・・そこで、また私は勘助の思いや彼女の思いなどを思い巡らすと言う、思考の穴に落ちてしまったのですが、そのことは又「いずれ」ですね。


それから、あの予告編ではあまりに突拍子もなく聞こえてきた、「四郎を武田家の跡継ぎとして育てたい。」と言う由布姫の問題発言もしっかり繋がっていましたね。そう思って育てるのが、自分に残された女としての戦いなのだと言う思い。それしか残されていないのだと言う思い。誰かに聞かれたら、誤解を招きそうな言葉ですが、彼女の真意はそうではないのです。私は、巧く繋げたなあと又も関心してしまいました。(HPのあらすじの書き方は微妙ですが。)

ところで、勘助の摩利支天と由布姫の摩利支天、並べてみると豪華さが違いましたね。第三回のサブタイトルが「摩利支天の妻」でしたが、今回も私は「姫の戦い」ではなく、その「摩利支天の妻」と言うサブタイトルが思い浮かんでしまったのですね。「摩利支天の妻2」。いいと思いますよ。「2」ツゥ~と言う感じが斬新でしょ。


由布姫は泣いていましたが、今回は全体的にコメディ調でした。晴信の目は泳ぎ、勘助の顔の筋肉で動かなかった所はないのでは。もうその百面相を見ているだけで笑えましたね。勘助ファンの皆様にはストーリーに関係なくたまらない回だったのではないですか。宴のシーンの、重臣達の心の会議なんて爆笑ものでしたよね。


アハハハハと笑う場面多数。
だけどふと傍らを見ると、真面目くさって詰まらなさそうな顔をしているだんなの顔。その顔に微妙な温度差を感じてしまった私なのです。

なので、川柳を一句。



―ドラマ見て  ふと感じたり  夫婦の秋―


秋は飽きとか空きとかの掛詞でって・・・解説いらないよな





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14 コメント

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考えすぎかもしれませんが (もちきち)
2007-09-05 12:57:08
こんにちは~。
ひろみGOのCM、まだ見てません。
気にはなるけど、チェックしてまで見る気にはならないし。。。

由布姫はたまに、
「うっかり人間の世界に紛れ込んだ“人でないもの”」
のように思える時があります。
見た目は人に似ているんだけど、考え方や価値観が
ちょっとズレている。百鬼夜行抄にもよく出てきますよね。
そういう不思議な生き物。

諏訪家が特殊な家柄だから、そういう設定にしたのかなー、なんてのは
やはり考えすぎでしょうか。(きっとそうですね)
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惹かれました (おっとと)
2007-09-05 13:51:26
ハイ!その通り、こちらも郷さんで釣られた者です。^^;



コンサートは、開かれる場所にも依りますが、チケットは大体とれますよ。

始まれば、大抵立ち見が出るほどですが、主なお客様が、若い学生さんや専業主婦ではないので、都内以外なら、直ぐ取れなくなる事はありません。また、チケット代は普通で7千円ですが、今回のコンサートも、じきにDVDリリースがありますので、お気がむかれたら、是非ご覧下さい。



それでは、長逗留失礼致しました。
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エロフグ悪し。 (くみ)
2007-09-05 15:08:05
「なげきつつ ひとりぬる夜の 明くるまは いかに久しき ものとかは知る」

の作者の右大将道綱母が思い浮かびました。

ひたすら夫を待つ不安定な地位に耐えられない。
しかも独占欲が強い。
そして賢すぎて、美しすぎた。

由布姫って似ているな~と思いました。

由布姫っていざフグが訪れても「つーん」としちゃうタイプですよね。
ツンデレもほどほどにしとかないと。
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こんにちは~! (さくらこ)
2007-09-05 16:29:34
姫の戦いをメインでどっぷり見ると、詰まらなそうな真面目な顔で見てしまうかもしれませんね。

勘助のおろおろぶりや、表情(目、凄かったですね)、他の男たちがとにかく面白かったです。
「姫の戦い、勃発!!か?」
みたいなタイトルでもいいかもしれませんね。

由布姫メインの時の話の後のレビューって、周りの反応が想像出来ちゃって、怖いような気もするんです。

でも少しでも支持・・まで行かなくとも同情など、そんな単語を見ると、なんだかほっとした気持ちにもなるんですよ。

味方、というのはまた、新鮮な反応ですね。
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夫婦のあき (ぴえる)
2007-09-05 22:23:16
拙ブログにコメントありがとうございました!
郷ひろみを見るたびに,あの若さはすごいなぁと思います。
将来自分が50歳になったとき,あの若さをキープできているかは疑問です。
うーん,あこがれの人物のひとりですね,ヒロミGoは
余談ですが,カラオケで郷ひろみの歌を歌うと気持ちいいですね!
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Unknown (おりょう)
2007-09-06 00:01:57
こんにちは
>なんで、それがいけないのだ
いやほんとその通り! 言われてみればほんとにそう。想う人の心が離れれば 荒れますよ。乱れますよ。 
それのどこが悪いんでぃ!! というkiriyさんのご意見。 嬉しいです~

そして 経験アンド年齢の幅での発言。絶対そういう事ありますよね。逆を言えば 三条だって もう年なのだから言えなかった ということもあるはず。
勘助の百面相 おもしろかったですね。
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こんにちは♪ (ミチ)
2007-09-06 08:54:12
むかしむかし郷ひろみのファンをやっておりました。
(新御三家の時代です~)
年を取っても相変わらずのスタイルとテンションを維持していて素晴らしいと思っています。
大ヒットしたノレる歌を何曲か持っていることが強みですよね~。
昔は彼があんな天然ボケだとは知らずにおりました。
トークを聞けば聞くほど天然ボケってことが分かってきました。
これも年の功。

三条の言うことは正論ですけど、私は見苦しくなく生きている彼女が好きです。
彼女の闇の部分は萩乃が代弁してくれているのではけ口になっているのかもしれませんね。
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もちきち様 (kiriy)
2007-09-06 21:28:44
こんばんは。
「百鬼夜行抄」、映画にならないかなあ~。知名度で無理かしら? 映画化になったら、ぜひ由布姫にも出てもらいたいですね。出来そうな役どころは、たくさんありますよね。

やっぱり、少し浮世離れしている雰囲気なのかも知れませんね。

―三条夫人と由布姫は、今までと違う人物設定で、新たな挑戦―みたいなことをどこかで見かけましたが、まさにそんな感じですね。

>諏訪家が特殊な家柄だから、そういう設定にしたのかなー

もしかしたら、そうかも知れませんよ。最初に出てきた時の諏訪湖での祭事のシーンの由布姫は、もの凄く似合っていましたものね。
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おっとと様 (kiriy)
2007-09-06 21:40:29
こんばんは~☆
応えていただきありがとうございます。嬉しいです!!

そのお値段なら、行く事が出来ますので、来年は予定に入れたいと思います。なんとなく郷さんのコンサートが高そうに感じてしまったのは、ディナーショーなんかのイメージがあるからでしょうか。私は、そういうのには縁がないので、先入観に走ってしまいました(笑)

全て来年の事ですが、首尾よく行って、私が又ミーハー記事を書いていたら、又コメントなんかをいただけたら嬉しく思います。





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くみ様 (kiriy)
2007-09-06 21:56:46
こんばんは。
>右大将道綱母

この人のお話で、
久し振りに夫が訪ねてきたのに、本当に久し振りだったので、ちょっと拗ねて、すぐに開けてあげなかったら、さっさと諦めて他の女の所に行ってしまった。そして、いつもの恨み節が続くのですが、気持ちが分かりすぎて忘れられないお話です。

このときの歌は忘れてしまいましたが、もしかしたらくみさんが書かれた歌が、そのときの歌でしょうか?

確かに由布姫とは重なる部分がありますね。複数の妻を持つならば、晴信も夫としてもっと聡明でいてほしいです
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