ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

Balthus(バルテュス)展 @東京都美術館 &「バルテュスと彼女たちの関係」BSプレミアム

2014-05-18 | スケッチ・美術展
バルテュス展が東京に来ています。




ピカソをして「20世紀最後の巨匠」と言わしめた画家バルテュス。

国内では没後初にして最大の展覧会であり、油絵だけでなく、デッサンや、愛用の品物、そしてアトリエの再現までしてある回顧展です。



日本ではあまり知名度がありませんが、この絵は見たことがある人も多いのでは。



『倒錯的な官能主義者』などといわれ、少女のエロティックなタブローを描いた作家。

こないだのぐりぐら展やらそのあとにいったムーミン展などに比べたら、それほど混んでいなくて、会場は静かでした。

なのでゆっくり見られました。

絵については、まだ何回か見に行くつもりなので、そのあとにまた語るかもしれません・・・・






また少しばかり買い物をしました。



学生時代にお金もないのに無理して買った美術展のカタログが山ほどたまっていて、

(その頃には今のようにネットで画像検索なんてできなかったので、資料は自分で集めるしかなかったのでした)

バイトして買った高いカタログは、その後引っ越しを重ねる間も、重たくてかさばるのに捨てられず懲りていたので、最近美術展を見てもはがきばかりでカタログは買っていませんでしたが、バルテュスは買ってしまいました。



バルテュスが子供のころに描いた「ミツ」という猫の物語の原画が展示されています。

これは11歳のバルテュスが描いたものを母親の愛人のリルケが気に入って出版したそうです。



その復刻版の本もありましたが、こちらはその一場面をエコバックにしたもの。





よくわからないのですが、バルテュスがお客さんに出した(かもしれない)というメレンゲのお菓子。

メレンゲのお菓子のはかなさが好きなので、ついふらふらと。

そのほかにもバルテュスが好きだった蜂蜜、なんていうのも売っていました。
「ミツ」の画面がラベルになっていて、ビン欲しさに買いそうになりました。

今度行ったら買うかも・・・・





これは最後の妻、節子さんを描いたデッサンですが、彼女が書いた本も二冊ばかり買ってしまいました。



この本についてはまたあとで・・・書くかもしれません



帰ってきたらBSで豊川悦司がでた「バルテュスと彼女たちの関係」という番組をやっていました。



バルテュスが暮らしたパリやシャシーやスイスのロシニエールの景色の中、豊川さんが、バルテュスが関係した女性を追っていく、という番組で、ちょうどバルテュス展を見てきた後だったので、とても興味深く見ました。

節子さんも出演していました。



ああ~~
またパリに行きたい・・・



なお、この番組は6月1日の15:30からBSプレミアムで再放送があるそうです。

見逃した方はぜひご覧になってはいかがでしょうか?




以前に書いたバルテュスの記事はこちらや、こちらなど。