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2012年5月9日、小沢一郎さんの検審起訴による裁判の一審判決を不服として、検事役の指定弁護士が上告を決めたと報じられました。4月30日に書いた「4月のアクセス、子供の日を前に」で私は想定内と書いていたので下に転記しておきます。

4月26日の小沢一郎さん一審判決については、上告されるかどうか情報を確認していくつもりです。これまでの流れから考えると、指定弁護士(検事役)は上告するのではないかと思えます。「人を憎んで罪をでっち上げる人」というのが存在するらしいことはこの事件をフォローしていて分かりました。
ネットから判決文(要旨)も手に入りましたが、 6 MB、100ページもあるので、時間があるときに読みたいと思います。
琉球新報社説、2012年4月27日 小沢判決/検察の「闇」が裁かれた 全面可視化しか道はない、今回の事件の本質を突いた社説だと思います。「ストーリーに合わせて事実をねじ曲げた」という指摘について、私は3.11以来フォローしている事の全てに感じるのです。

岩波書店 後で気が付いたのですが、4月29日に日隅一雄(ヤメ蚊)さんが、「東京地裁判決は小沢さん無罪をこのように説明している~判決批判する前に読んでほしい!」 という長文の記事をお書きになっていて、判決要旨について詳しく解説されていました。
私は判決文要旨を読んでいる時間は無いし、日隅さんの記事も走り読みしか出来ないのですが、問題の経緯は分かっているつもりなので、判決について語るマスコミ報道などとの違いは見えました。

日隅(ひずみ)さんは、2011年5月25日「余命半年。抗がん剤が効けば1年。効く確率は2~3割」と胆のう末期癌宣告を受けておられる、そのこともブログに書き綴っておられます。「ヤメ蚊(ブン)」さんのブログは時々読んでいましたが、竹中労さんを思い出してつらくなります。
岩波書店から2012年1月20日刊行-検証 福島原発事故・記者会見 東電・政府は何を隠したのか、共著です。

5月9日のゲンダイネットは、<まだ続く小沢暗黒裁判の茶番>とサブタイトルして記事にしています。
『何度も言うが、この裁判は無意味だ。事件そのものがデッチ上げの謀略である。それなのに、大メディアは戦争中の大本営発表のタレ流しのごとく、権力サイドのリークに乗った。魔女狩りのような報道の中で、政権交代の立役者・小沢一郎は、その政治的活動を完全に封じ込められたのである。  この事件、裁判に意味があるとすれば、21世紀の日本でそれが起こったことだ。この事実に戦慄する。それでも裁判継続というのだから、暗黒社会だ。』
でもマスコミ報道しか知らない人は、ゲンダイネットって何を言ってるんだ?と思うだけでしょう。放射能汚染、内部被曝、給食食材などを心配する人々を誹るのも、震災瓦礫(災害廃棄物)広域処理推進も、みんな同じ流れの中にあります。「見ぬ物清し」、「知らぬが仏」 の状況をつくり出しておけば悪い奴ほど善人づらして枕を高くして眠れる。

小沢一郎さんの控訴審決定は党員資格停止の解除と抱き合わせだったのでしょう。消費税増税とTPP推進、原発震災の責任追求から刑事告訴への流れなども見据えての政治裏社会の動きなど、私にはとうていわかりません。右も左も真っ暗闇じゃござんせんか。


追記-5月9日 新政研のメッセージ『新政研は、この控訴方針決定について、緊急役員会議を本日15時より開き、協議の結果、明日開かれる定例会において、声明文を発表することを決定した。( 声明文はこのホームページ上でも掲載致します。)』
森ゆうこさんは、「指定弁護士の控訴に強く抗議する」「そもそも、指定弁護士に控訴する権限が付与されているのか。」と、この事はネット記事でも見かけますが私は知りません。東京第5検察審査会が起訴した時には、裁判で事実を明らかにしたいということだったように思います。出て来た事実は検察の暴走事実ばかりでした。



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