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ICT工夫

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リアルタイム線量測定結果の公開、まず福島から

2012-02-23 05:57:01 | 原発震災

サイエンスポータルのニュースで、2012年2月21日 リアルタイム線量測定4カ月遅れて運用開始 が出ていることに気が付きました。
文部科学省のホームページは、リアルタイム線量測定システム(試験運用中)
サイエンスポータルの記事を以下に全文記録させていただきます。


文部科学省は21日、今年度補正予算で整備してきた福島県内のリアルタイム線量測定システムの試験運用を開始し、リアルタイム測定結果のホームページ上で公開した。
文科省は、東京電力福島第一原発事故を受け、福島県内の学校や公園などにリアルタイム線量測定システム2,700台(1次補正600台、2次補正2,100台)を設置し、装置周辺の空間線量率の平均値やトレンドグラフをホームページ上で公開する事業を進めている。
当初、1次補正予算で措置された600台は10月中旬に稼働する予定だったが、受注業者との契約解除などで4カ月ほど遅れ、2次補正予算分のモニタリングポストとあわせて、今回、試験運用を開始した。
モニタリングポストは、地上50センチ(幼稚園、保育園、小学校、公園など)または1メートル(中学校、高校、大学、図書館、駅前など)のガンマ線量を計測し、10分ごとに平均値を携帯電話端末から文部科学省のサーバーに送信する。太陽電池とバッテリーで駆動し、午前7時から午後7時までは電光表示も行う。
警戒区域や計画的避難区域については、可搬型モニタリングポストを年度内に設置する予定だが、葛尾村と飯舘村などの一部には今回のシステムを導入している。
ホームページでは、地図上にモニタリングポスト設置市町村とその結果一覧が表示され、地図を拡大すると地域の線量計の場所が表示される。各線量計をクリックすると地図の下にグラフが表示されるようになっている。


私の記事で、2011.11.29 (株)アルファ通信との契約解除した文部科学省 へのアクセスが昨日、2月22日に多かったのはこれが理由でしょう。
この福島県から始まったリアルタイム測定の器材や方法、受注業者については文部科学省のどこかに詳しい紹介があると思いますが、見ている時間が無いので後日にします。

全国的な状況のサンプルとしては、2012.01.19 山梨県がモニタリングポストを4箇所増設する を書きました。これが全国的なプログラムの一環だということは、2012.01.25 残した疑問をフォロー、山梨放射能汚染への疑惑に書きました。年度末仕事が終ったら、引き続きフォローしておくつもりです。
リアルタイム測定の全国展開と、震災瓦礫処理の全国展開とは連携しているはずです。その事も後日にします。

また一言だけ。TPPがどうのと言う前に、こんなプロジェクトには日本政府が操作できない海外の優秀な企業のシステムが導入されたら良い。山梨県でも航空機モニタリング値から東日本平均値を差し引いた、その差し引いた値がいかほどだったのか、生データはどれほどなのか、原子力村に関係しない専門家の検証が見えない限り、今回のプロジェクトの公表値も私は信用しません。