事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

アルトマン三昧PART1~「ウェディング」

2009-10-01 | 映画

Robert_altman_1995 これまで、グリーンハウス港座についてはさんざん特集してきた。でも、近年まで酒田には「テアトル1」「テアトル2」という映画館があったことはちゃんと記録しておきたいと思う。

 酒田駅と酒田大沼(のちのダイエー)の間に、パルナードというショッピングセンターがあり、その二階にこのふたつの映画館はならんでいた。小なりとはいえ、やはり港座と同じようにシネコンの形態をとっていたわけだ。ちょっとオーバーだけど。

 わたしがこの劇場に通っていたのは学生時代から就職してしばらくの間。観た映画は「サンバーン」(ファラ・フォーセット・メジャース)「チャイナ・シンドローム」(ジェーン・フォンダ)「恋文」(萩原健一)そしてこの「ウェディング」などだ。どう考えても田舎でヒットするはずのない作品群。良心的なのかB級好みなのか……しかしネットでさぐってみるとどうも話はそう簡単ではない。

 国会の審議記録によると、北海道東北開発公庫から商業流通施設整備事業として二億五千万円の融資を受けた酒田の某社が、ショッピングセンターパルナードを整備したのはうわべだけで、実はパチンコ屋への転業を……

 まあ、いいか。よくないけど。少なくともロバート・アルトマンの、それも東京でもヒットしなかった(だろう?)映画を封切りで観ることができた事実は残る。「ウェディング」は、それでもアルファベット順にキャストが紹介されるオールスター作品。例によってアルトマンらしい群像劇だから単に数が多いという影響もあるけれども。ローレン・ハットンやミア・ファロー(なんと、あっさりフルヌードになってくれています。意外なほどみごとな肢体。シャレがわかる人だったんだなあ……画像は次号でね)など、なつかしき美女も続々。アルトマンの映画は現場が楽しそうだから、スターたちも喜んで参加しているのだろう。

 ストーリーは題名どおり結婚式が背景で……以下次号

コメント (2)
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