馳走いなせや奮闘中!

京都柳馬場三条上ルの町屋料理屋「馳走いなせや」
オーナー(通称大将)の酒と食の奮戦記。

ストーリー重視派

2012年09月08日 | Weblog



9月7日(金)

本日は、三条新町の「まゆめ」さんで日本酒の会に参加。

岐阜の「三千櫻」の蔵元さんご夫婦が、来店されて貸し切り。

こんなに沢山のお酒を出していただきました(写真)

非常にバランスのいい能登流の日本酒(優しい香りとでしゃばらない味の性質)

岐阜の山中の湧水を濾過して、全量を14号酵母で造りをされる為、お米の銘柄と搾りが、変化する味の全て。

非常にシンプルで分かりやすい訳です。

仕込み水もうま~~~~!

金曜日に酒の会をする事でお客さんも集まりやすく店内は超満席(写真)

スタッフの遥も愛山の向こうで頑張ってるわ(写真)

カウンターに座っていろいろなお酒と料理を楽しませていただき

右隣に社長兼杜氏の山田さんの席と奥さんのお席がありますが、各テーブルを回られるので戻って来られるたびに質問責めを。

奥さんは、非常に明快な方で楽しませて下さいます。
沖縄生まれで13歳で家族で東京に。

社長兼杜氏の山田さんとはいわゆるバツイチどうしで5年前に再婚されて

「ほ~んと、何にも無いとこ来ちゃったわ~!」
と大笑いされる明るい方。

東京のお酒の会で知り合って酒蔵にお酒を買いに行っての縁を楽しく喋って下さいました。


そして山田社長(山田杜氏)は、わたくしと同い年の亥と言う事で一気に話もトップスピード!

かなりの情熱で酒造りに取り組んでおられるのがひしひしと伝わってくる訳です。

酒造りに関わって30年。杜氏になられて10年。

「親父が道楽者で、金残さんかったし自分が杜氏やらにゃ~しゃ~なかったんだな、これが」

こちらも至って明るく大笑いされる。

肝心の酒造りについては、本人が下戸でもあり綿密な設計図で造りをされるのです。

昔から「一麹」と言われるように麹造りに全精力を注がれる熱い思いを伺い

「愛山」や「渡船」のお米に対する情熱も半端じゃない生粋の「酒造り職人」

いや~!ほんとに刺激になりました。


人生は物語

酒造りも物語です。


さてさて、そんな三千櫻さん

只今、京都の伊勢丹地下で9月9日の日曜日(夜8時)迄ブース販売をされております。

時間のある方は、是非ともご来場下さい~!

m(_ _)m