お味噌の食べ比べ

長年お取り寄せで味噌を購入していましたその会社が倒産、次の味噌をいろいろ探していると先日投稿いたしました。「７月７日　山吹こがねを買ってみる」
そのお味噌が先日使い切りました。暮れのお歳暮時期までにはまだ日にちがありますので、もう少しお味噌を探してみようと、先日お話しした全国味噌を扱っている店に行ってきました。あの樽の上に三角に味噌を盛り上げている売り方をする店です。でもこの店はメインが業務用で、小売りはついでです。

先日は留守番をしている方があまり詳しくなかったので、なるべくなら社長に会いたいと思っていました。
♪土砂降りの雨の中～♪（鼻歌でも歌わないと寒くてやり切れません。膝から下がびっしょりです。旧商店街にありますので駐車場が狭く、車で行くのが面倒くさいから電車で行きました）硝子戸をあけますと、前回とは違う顔が。見るからに職人さん風の年配の男性、味噌屋の親方然です。

『社長さんですか？』から始まり約１時間の味噌談義が始まりました。色々教えていただきましたが、全国の味噌醸造元の現状やそれぞれの味噌のレベル、はたまたその味噌を使いこなせるかと言った買う側の料理の腕前についてもうんちくが。あるいは味噌の販売店の違いまで。このお店は業務販売もしています。郊外の店なのに、都心の超有名割烹にも卸していました。びっくり。

２０年近く取り寄せていた醸造元が倒産したといいますと、これまでに数百件の味噌屋が倒産しているそうです。大量生産のお手軽な味噌、出汁入り味噌などに消費者が慣れてしまい業界は大変な状況にあるそうです。

私がＨＰで選んで行った候補も選択としては合格で、さらに２品種紹介していただきました。爪楊枝でちょいと試食しながら、選びました。
お歳暮用に私が考えているパックの仕方も了解していただきました。そのように対応してくれるいいますか、お客さんよってはさらに細かい注文を付ける人もいるそうでした。

１００ｇづつ購入してぜひ味比べをして、好きな味噌を見つけてくださいと言われました。１００ｇは量も少ないし当然金額も少ないので気の毒になりますが、そうして選んでほしいという気持ちが伝わり嬉しくなりました。ではそのお味噌を


左から
仙台味噌（宮城県）「仙台蔵出し」
無添加仙台味噌　日本の味噌を代表する味噌　
中辛　原材料　米、大豆、塩　熟成期間１２ヶ月（店ＨＰより、以下同じ）

中央
南部味噌（岩手県）「白造り」
天然醸造で無添加・国産大豆の上級品　
中甘　原材料　米、大豆、塩　熟成期間６か月以上（店ＨＰより）

右
越後味噌（新潟県）香吟粒　
無添加　香りのよい懐かしい風味の良い逸品　
中甘　原材料　米、大豆、塩　熟成期間１０か月以上（店ＨＰより）

明日から味噌汁が楽しみ、幸い寒い日が続きますから。
四つ選んだつもりでしたが三つしかありません。レシートも３点です。レジの男性が一つ忘れたようです。電話してもいいですが、彼が叱られるのが可哀想なのでやめました。