打越通信

日記ふういろいろ

思い出の日

2020-05-22 19:14:20 | 日記ふう
「ねぇ誕生日に欲しいものない?」
と熊本に帰っている娘からメールが入る。
なんでも良いよといつもは生返事で返すところだった。
しかしそれでは娘も困るだろうと思い
「クルマ運転用のサングラスか、もう買い替えようかとしている電気髭剃り、トレーニング用のハーフパンツセット(散歩用)のどれかかな」
と返した。
髭剃りは別に安物で良いけど、一点良いものが欲しいと追加した。
熊本から帰ってきた娘から、電気髭剃りとハーフパンツをもらった。
ハーフパンツは長男の嫁からのプレゼントで、熊本の商業施設を探し回ってやっと見つけたそうだ。
<薄くて肌さわりが良くて、乾燥性のいいヤツ>と追加注文を出していたヤツだった。
プーマの商品だったが、まさしく欲しいモノだった。
サングラスについては一緒に買いに行こうというので、ちょっと用事があった川端商店街の眼鏡屋とキャナルにある眼鏡屋で探した。
これだけは実際かけてみなければわからない。
店員さんが進める商品に良いのが見つかった。
レイバンのサングラスでそれだけ値段も高かったんだけど、娘からのプレゼントだった。
<ちょっと用事があった川端商店街>とは一週間前に注文していた印鑑の受け取りだった。
嫁に行く娘にとって、今から実印登録や銀行印として必要になると思い、プレゼントのお返しでは無いがオヤジとしての贈り物だった。
あまり高いものではなかったが娘は嬉しそうだった。
じゃあ何かうまいものを食いに行こうとなり、今泉にある中華レストランに連絡を入れた。
コロナの影響で店自体が開いているかの問い合わせだった。
時間調整にため福岡市内を小一時間ばかりドライブして店に向かった。
予約はしていなかったが客は少なく、窓際の隅のテーブルに案内された。



娘と妻がメニューを見ながら時間をかけて4品ほど注文していた。
前菜(三種前菜の盛り合わせ)、麻婆豆腐、五目中華丼(醤油味)サンラータンメン 。
スープや点心もと思ったがこれだけで充分満足だった。



時間をかけて味わった明日旅立つ娘との最後の晩餐だった。
うれしくもあり、さびしくもあり、思い出に残る日だった。


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