打越通信

日記ふういろいろ

歩いて退院

2017-05-27 20:09:15 | 日記ふう
病院では外出も許されず、胸には心電図と脈拍を計る機械が一日中つけられていた。
週末を迎え下手すると週を超えて退院となるのか心配だった。
2回目の処置から一日様子を見て異常がないことを確認したわけで、それで退院となった。
5日ぶりに外の空気を吸うことになる。



病院の門を出ると意外と冷たい風が吹いていた。
病院の窓から眺めていた風景の中にいるのが不思議だった。
昭和通りをキャリーバックを引きながらてくてくと歩く。
左脚の痛みは全然無くて、途中で休憩などする必要もない、
脚も気持ち軽いように思う。



博多座の横を抜け、川端商店街に出る。
午後3時半くらいだったろうか、今から夕方の賑わいを見せるアーケードになるのだろう。
アーケードを抜け櫛田神社の横からエスカレータで歩道橋に上がる。
キャナルに入り、しばしキャナルのゲーセンで時間を潰した。
何故か気分転換でもしたい気持ちになったのだ。
コインゲームで一時間ばかり遊びキャナルを出た。



住吉神社に来た。
報告を兼ねて参拝をした。
「心が乱れていなかったか」
そんなことを聞かれそうだったので柏手を打ってすぐに退散した。
自宅のマンションに無事に返って来た。
元の生活に無事に戻った。

人生で2度目の入院生活だった。
医療の進歩で最先端の技術により痛みを伴わない処置を受けることが出来た。
反面、事の重大さが薄れるようにも思う。
何気ない脚の痛みから始まった事だったが早く処置をして事なきを得た感じがする。
今回の処置はあくまでも処置でしかなく、原因の改善はしなければならない。
それが出来るか、今からが再び戦いとなるわけだ。