静 夜 思

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 ≪ ヘイトスピーチ首謀者に法務局が行為停止勧告 第2号 ≫ 人権侵害でも犯罪にしない日本

2016-08-03 14:51:48 | トーク・ネットTalk Net
 * ヘイトスピーチ 主催男性に勧告 横浜地方法務局 http://mainichi.jp/articles/20160803/k00/00m/040/078000c?fm=mnm
・  <勧告は1日付。同省によると男性は1月31日、川崎区桜本地区近くの公園や路上で在日コリアン排斥を訴えるデモを主催。「一匹残らずたたき出してやっからよ」などと叫び、
   参加者らに「桜本が日本であることが理解不能な頭の悪い反日勢力は日本から出ていけ」などと言わせた。勧告はこうした行為を人格権を侵害する不法行為と認定した>。
 ⇒ 従来に比べると小さな前進だが、私はまだまだ甘いと思う。 

◆ この「在日コリアン」の部分を、今これを読んでくださっている「貴方自身の姓名」に置き換えて戴きたい。 
 貴方の名前=田中、佐藤、中村なんでもいい<「XXXX」は>「一匹残らずたたき出してやっからよ!」などと貴方が公道や公園で罵られたら、あなたはどう感じるだろう?  罵っている男性と貴方は、単に違う国で生まれた血統をもつ人間だ、というだけの理由付けで此の男性が貴方を罵ったとしたら、あなたは怒りを感じる筈だ。罵る相手が単独の個人 vs 集団としての民族/人種の違いがあろうが、正統な理由なく他者を否定中傷/攻撃すること=人権侵害は地球上のどこでも許されてはいない。

ところが、である。此の日本という国では豁かな人権侵害である差別言動(=ヘイトスピーチ)が人権侵害と認定されながらも、其の行為は犯罪にならない、という摩訶不思議なクニなのだ。  私にはここのところがどうしても理解できない。 
 なぜ他人の人権を否定することに罰則が適用できない? 何ども繰り返すが、基本的人権の否定には≪言論の自由≫≪思想・信条の自由≫は適用除外でなければならない。 

   ところが此の日本では今も≪~の自由≫という隠れ蓑を持ち出し、差別する人間を守ろうとする勢力が絶えていない。 これが「自由と民主」を党名に掲げる政党グループの治める国家であり、それをボヤーっと許す国民なのだ!!!  
コメント
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