静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

★ 2015.07.09 < 玉音放送原盤の公開: いま? 意図は? >< コンビニ出店:政府が要請? >

2015-07-09 19:36:21 | トーク・ネットTalk Net
  ★ 玉音放送の原盤公開へ 8月、戦後70年で宮内庁  http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG09H2N_Z00C15A7000000/
・ なぜ? 今? 戦後70年記念で「何を」イメージさせたいのだろう? 昭和天皇が「ご聖断」を下したから今の繁栄(?)があると言いたい??
・ 政治を超越した存在であると決めた明治憲法ながら、結局は誰も言い出せない降伏を宣言するのは「天皇」という役職にしか負わせられなかった。
  そのことと<天皇機関説>の何処が違うのだ? 昭和天皇も今の天皇も「天皇の象徴的役割」が正しいとご自身は明言しつつ、結局は取り巻く勢力が
  自分の為に利用する、この構図は自民党政権の現在も変わっていない!  変わっていないことを 国民のどれほど多くの人が気づいてるだろう?
  <・・・耐え難きを耐え、忍び難きを忍び・・・>と言った裕仁天皇は、今のような日本を願っていただろうか??
 
 天皇制は有っても構わない。但し、国民の「自由」と「民主」の裏打ちを伴ない、共存してのうえ。 それが<立憲君主制>ということだ。

  ★ コンビニ、郊外出店しやすく 政府、自治体に要請へ  http://www.nikkei.com/article/DGXLASDE25H01_Z00C15A7MM0000/
この記事を目にし、私のアンテナがビビッと反応する。 人口減少と生活必需品の飽和状態が続くようになり、もう長い。コンビニ・ビジネス自体が地方/都市近郊という立地問題ではなく、需給関係の頭打ちで伸び悩んでいることは明白だ。人間が減る社会とは、食べ物も消耗品/衣料も何もかもが少しで済むようになるということ。 若者が逃げ出した郊外で出店が増える条件を整えても、利益の上がらない商売を誰がするというのか?   ここで何故、政府がしゃしゃり出て「要請する」のか?  若者層のご機嫌取りになると思ったのか? 大手コンビニ各社は海外への出店で知恵を絞り、日本型「おもてなし」「きめ細やかさ」で勝負しようと苦労してきているのだ。 

 どの国も産業構造変換を迎え、サービス産業人口が多数派になるのは工業化社会の行き着く末として当然だとして、<国際競争力の源泉で有り続けるモノづくり>ではないサービス産業での就業人口吸収を「社会格差拡大不満」の受け皿にしようとしていないか? 受け皿だとしても、そのうち「受け皿」になる人間の絶対数が居なくなるのだぞ。 発想がイージー過ぎないか?
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☆ 2015.07.09     ≪ 安保法制案への牽制:デモ+論陣+地方議会決議 ≫  

2015-07-09 10:57:14 | トーク・ネットTalk Net
 ☆ 岩手県議会:安保関連法案「廃案求める意見書」全国初可決 http://mainichi.jp/select/news/20150709k0000m010047000c.html?fm=mnm
 ☆ 安保法案:東海3県、反対・慎重24議会 意見書採択の動き 「十分な説明を」http://mainichi.jp/area/news/20150708ddq041010010000c.html
ここのところ私は若者の街頭/国会前デモ(東京、京都)や各種論評、報道メデイアへに向けた圧力への反発など各種の動きを捉え、この国が戦後”よたよた”しながらではあるが守ってきた「自由」と「民主主義」擁護に関する私見を述べている。 左/右といった不毛な分類ではなく、全ての全体主義と其の基盤になり得る狭小な民族主義・国粋思想をあらゆる現れ方において私は排除したい。私の信じる<国家と国民の在り方>を実現し昂進させるために、この立場は不可欠だと信じている。

 今朝報道された各地の地方議会での「安保法制審議」への疑念または反対の意思表示は、非暴力が大前提のデモクラシー保持のうえで何よりの援軍である。 詳しくは上に引用したサイトから読んでいただきたいが、まるでパラノイアに憑りつかれたかの頑迷さを日に日に強める安倍晋三氏を亀井静香氏が評している次の言葉はとても示唆に満ちている・・ ☆ 安保再改定=上野央絵 //mainichi.jp/shimen/news/20150709ddm005070011000c.html?fm=mnm

<首相が本来やりたかったこととは何か。「いまシンゾーが言うべきことは、日米安保条約の再改定ですよ。安全保障環境が変わったんだから。そうすれば、沖縄の基地問題も展望が開ける。占領時代から続く軍事基地に手をつけないで、しかも辺野古に新しい基地を日本の負担で造るなんて、どう考えてもおかしいでしょ」
 安保関連法案は、安保条約が対象とする「極東」を「地球規模」に広げることから「実質的な安保改定」と批判される。しかし成立しても、日本が集団的自衛権を行使しないことを前提にした日本の基地提供義務は変わらない。確かに、いかにも割に合わない。
 <55年前、安保条約改定と引き換えに退陣した祖父、岸信介首相と自らを重ね合わせるかのように、安保関連法案成立に使命感を燃やす首相。亀井氏の問いかけに何と答えるか。>
  「後世の歴史が証明してくれる」といったセリフを好んで語り、自分を祖父/父の系譜になぞらえたがる安倍晋三。安保体制そのものに手をつけずしては、”偉かった祖先”の足元にも及ばない。 それに気が付いていないのは他でもない、孫である当人。 国家の行く末がかるだけに、これは笑えない喜劇だ。
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