可変シリンダーシステム

そんな訳で,G21は現在,3気筒→2気筒の1気筒休止状態だ。
やっぱり振動が酷い。3気筒で可変シリンダーシステムの実現は無理。
3気筒なので,クランク角度は120度。燃焼が120度,240度,次がまた120度だから,キレイに回らない。

可変シリンダーシステムは,気筒数が偶数でなければならない(<アタリマエ)
昔は5気筒エンジンもあった。ボルボが一時期熱心に採用していた。
流石に7気筒,9気筒はないな。

可変シリンダーシステムは,気筒休止エンジンとも言われる。

気筒休止エンジン」(Wikipedia)

歴史は1980年代と古い。
日本で実現したのは三菱とホンダ。
システムの目的は低燃費化。とにかく燃料使用量を減らすため。

最近は,このエンジンを搭載しているのはゴルフ,ポロくらい。
日本車では全くない。

日本車の低燃費技術は,現在,ハイブリット一択。全気筒休止(=エンジン停止)+モーター走行。
一部停止に比べ,燃料使用量が格段に少ない,というか,使わない。
まあ,テクノロジー搭載の価格差はだいぶあるが。
アイドリングストップシステムは完全に一般化しているし。

一般の方は,可変シリンダーシステムと言っても,何のことやらだろう。
ハイブリッドと言えば,技術内容は分からなくても,低燃費をイメージする。
一過性の技術なのは否めないが,エンジン制御技術の向上に役立ったものと考えたい
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