funeral log 4

DAY 6

長かったような短かったような日々だったが,告別式当日となる。
午前10時に出棺,10時半ころ斎場に到着する。棺を祭壇に設置し,祭壇に飾られている生花や内盛篭などを確認,その後,早めのお昼を取る。
ウチの方ではお昼は助六寿司がお約束だ。部屋は20人程度限定で,家族,親類のみの食事となる。

11時過ぎ,お客さんがちらほら来はじめる。コロナ対策で告別式に参列するのは最低限でお願いしているので,ほとんどが香典を渡し,焼香,そして退場となる。
11時半ころに住職さんが到着,お布施をドカッと渡して「よろしくお願いします」と挨拶する。

12時,告別式開始,そして初七日法要を合わせて行い,1時間弱で終了。参列者は家族,親類,そして組内の方で30人程度。コロナがなければ倍以上の方が参列してくれたと思う。
式場は斎場併設のところだったので,そのまま火葬,収骨となる。

午後4時,墓地に到着,納骨し,葬儀が終了。慣例ではこの後,親類や組内の方と精進落としを行うのだが,今回はなし。
コロナ対策で飲食は行わないことになったのだ。

自宅に戻り,家族皆で一息つく。やっとしみじみできるという感じだ。
父親の遺影をやっとじっくり見る。「まあままだったな」と言われた気がした。

DAY 7

式が終わってもやることは残っている。午前中は家の中を片付け,午後は病院と葬儀屋さんへの支払いを済ます。
健康保険や年金など,市役所への届け,ガスや水道の口座振替の変更など,細々したことも残っているのだが,それは追々やることにする。


and after

連休初日に葬儀屋さんに行き,35日法要の打ち合わせを行う。お寺で法要してお墓参りで終了なのだが,本来ならば親類や組内の方に振舞をしなければならない。
その代わりに持ち帰りのお昼を渡すことにする。とにかくコロナ対策だ。

しみじみしている暇もない日が続いたが,コロナの影響で今までのやり方とガラッと変わってしまったことを痛感した。
このやり方が今後スタンダードになるかどうかは分からないが,参列者も当家も負担が少なくなったのは事実。
今後の人口減少社会では,このような対応をしていく必要もあるのではないかと色々考えさせられた。

しかし,某CMではないが,葬儀は一番悲しんでいいはずの方が一番忙しく立ち振る舞っている。
母親はやっと思い出に浸る時間が出来たようだ

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