松本清張



松本清張を読んでいる。というのも,今月初旬,「7月6日は1949年に下山事件が起きた日」というのを何かで見て,改めてどんな事件だったかを知りたくなり,松本清張の「日本の黒い霧」を読んだのがきかっけ。

松本清張は,高校生か大学生の時に「小説帝銀事件」を読んだきりだ。
これも森村誠一の「悪魔の飽食」つながりだったのだが。

清張は短編・中編が多いので数をこなしやすい。砂の器はまだだが。
で,現在「点と線」が終わったところ。清張初の長編だったかな。
いわゆる時刻表トリックだ。キモである空白の4分間は賛否両論だが。

しかし,今はスマホで簡単に乗り換え案内が表示される。時刻表トリックは厳しい時代だ。更に,駅構内のみならず,街中に監視カメラが溢れているし。
結果的にコナンや金田一のように,閉ざされた山小屋とか絶海の孤島が舞台にならざるを得ない。

戦後,人々が必死で生きていた昭和20年~30年代,ミステリがよく合う時代だったのかもしれない
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