帰国も迫ったある朝、猫のマグマが再び大噴火しました。
その数日前、日本語会話の練習に付き合った老鼠兄の友人とその娘さんが、ご馳走したいと言ってきたようで、「たった数時間おしゃべりしただけなのに。」とまったく乗り気がしなかった猫は「え~、そんなの別に行きたくないよ。」とお断りしましたが、老鼠兄の強い押しに負け「老鼠も一緒なら。」としぶしぶOKしました。で、「昼がいいか?夜がいいか?」と聞いてきたので「どうでもいいよ。」と答えておきました。
お昼ごはんをご馳走(羊のしゃぶしゃぶの予定)になることになって、その当日。朝めずらしく水も出てるし、埃で茶色くなった洗濯物も溜まってる、寛甸を離れる前に洗っておきたい。でないと茶色く汚れた服で上海に帰ることになるぞ、さあ、洗濯だ~!といそいそと準備をしている猫に老鼠が言った一言が猫を怒らせました。「洗濯なんかどうでもいいよ!兄がもうすぐ迎えに来るよ!」
「はあ~!昼までまだ時間があるじゃん!大体今の猫には行きたくもない食事会より洗濯のほうが大事なんだよ!そもそもこんなに洗濯しないといけないのはここがほこってるからでしょ!日本だとこんなに洗濯に苦労しなくていいのにっ!食事会だって一度断ったよねっ、それを無理やりOKさせといて、何なんだその私のために設定したみたいな言い方は。わたしゃ、行かねぇ!ああ、行かねぇ!」
老鼠兄や老鼠母の前で、壊れるくらいの勢いでバタンとドアを閉め部屋に閉じこもりました。皆、びっくり。老鼠兄のメンツは丸つぶれかも、でもそんなことはもうどうでもいい。老鼠が何か言ってきたけど、そんなこともどうでもいい。とにかく猫はブチ切れたのです。
老鼠の一言が猫の噴火口を開けてしまったのですが、猫が寛甸に着いてから猫に自由がなかったのが原因の一つです。どこに行くにも誰かがついて来るか、老鼠兄が連れて行ってくれるのですが、ゆっくりじっくり1人で楽しみたい派の猫には、皆の親切も少々苦痛になって積ってたんですね。
猫は外国人だし何かあるといけないからということでしょうが、猫は買い物くらいなら全然没問題で、日本人ってばれないよ。誰かがついてきて通訳(中国語猫が分かりそうな中国語)してるほうが、思いっきり怪しい。
老鼠兄の友人との食事会は本当にドタキャンして「昼からは猫は1人で外出するからっ、もうほっといて!」と言い放って、しっかり洗濯しました。冷静になって考えると、大人げないし、お世話になった老鼠兄には本当に申し訳ないけど、これが壊れるってことですね。
写真:猫が壊れた日の昼、寛甸で初めての自由行動。散歩しまくりました。
左 散歩してると横を貨物列車がゆっくり走って行ったので
中 線路のほうに行ってみました。踏切。遮断機があるところとないところがあるのは日本と同じ。
右 ついでに線路も散歩してみました。誰かが一緒だと絶対行かせてくれないでしょ。こんな好奇心旺盛な嫁だから、なおさら皆を不安にさせて軟禁されるのかしら?
その数日前、日本語会話の練習に付き合った老鼠兄の友人とその娘さんが、ご馳走したいと言ってきたようで、「たった数時間おしゃべりしただけなのに。」とまったく乗り気がしなかった猫は「え~、そんなの別に行きたくないよ。」とお断りしましたが、老鼠兄の強い押しに負け「老鼠も一緒なら。」としぶしぶOKしました。で、「昼がいいか?夜がいいか?」と聞いてきたので「どうでもいいよ。」と答えておきました。
お昼ごはんをご馳走(羊のしゃぶしゃぶの予定)になることになって、その当日。朝めずらしく水も出てるし、埃で茶色くなった洗濯物も溜まってる、寛甸を離れる前に洗っておきたい。でないと茶色く汚れた服で上海に帰ることになるぞ、さあ、洗濯だ~!といそいそと準備をしている猫に老鼠が言った一言が猫を怒らせました。「洗濯なんかどうでもいいよ!兄がもうすぐ迎えに来るよ!」
「はあ~!昼までまだ時間があるじゃん!大体今の猫には行きたくもない食事会より洗濯のほうが大事なんだよ!そもそもこんなに洗濯しないといけないのはここがほこってるからでしょ!日本だとこんなに洗濯に苦労しなくていいのにっ!食事会だって一度断ったよねっ、それを無理やりOKさせといて、何なんだその私のために設定したみたいな言い方は。わたしゃ、行かねぇ!ああ、行かねぇ!」
老鼠兄や老鼠母の前で、壊れるくらいの勢いでバタンとドアを閉め部屋に閉じこもりました。皆、びっくり。老鼠兄のメンツは丸つぶれかも、でもそんなことはもうどうでもいい。老鼠が何か言ってきたけど、そんなこともどうでもいい。とにかく猫はブチ切れたのです。
老鼠の一言が猫の噴火口を開けてしまったのですが、猫が寛甸に着いてから猫に自由がなかったのが原因の一つです。どこに行くにも誰かがついて来るか、老鼠兄が連れて行ってくれるのですが、ゆっくりじっくり1人で楽しみたい派の猫には、皆の親切も少々苦痛になって積ってたんですね。
猫は外国人だし何かあるといけないからということでしょうが、猫は買い物くらいなら全然没問題で、日本人ってばれないよ。誰かがついてきて通訳(中国語猫が分かりそうな中国語)してるほうが、思いっきり怪しい。
老鼠兄の友人との食事会は本当にドタキャンして「昼からは猫は1人で外出するからっ、もうほっといて!」と言い放って、しっかり洗濯しました。冷静になって考えると、大人げないし、お世話になった老鼠兄には本当に申し訳ないけど、これが壊れるってことですね。
写真:猫が壊れた日の昼、寛甸で初めての自由行動。散歩しまくりました。
左 散歩してると横を貨物列車がゆっくり走って行ったので
中 線路のほうに行ってみました。踏切。遮断機があるところとないところがあるのは日本と同じ。
右 ついでに線路も散歩してみました。誰かが一緒だと絶対行かせてくれないでしょ。こんな好奇心旺盛な嫁だから、なおさら皆を不安にさせて軟禁されるのかしら?
でも、中国では面子の方が重きに置かれます。これが日本で起こった事なら猫さんに軍配を上げます。
中国では自分の不利益を隠しても面子を保つ方が優先されます。
『そんなこと言われなくても分かっているわよ』と仰ると思います。
私はこの中国人の面子のために安全を脅かされた経験があります。
ですから、誰もが他の人の面子を考えて行動します。
今回は、猫さんと日本語を話す事が出来た事に感謝を示したいと言われ、老鼠兄さんがのその人の面子を立てるために承諾した。
それなのに今度は猫さんが承諾しなければ老鼠兄さんの面子が立たなくなります。
猫さんは面子よりも現実の方が大事だから洗濯を優先されました。
それによって老鼠兄さんも招待してくれた人も面子が立たなくなったのです。
中国で相手の面子を立て自分の面子を立てて貰うと言う事は、すなわちお互いに自分の事より貴方を大切にしていますよという表現なのです。
こうして中国の社会が成り立っているのです。
そりゃあ、人の面子よりも自分の面子と公言している人がいるのも事実。
その場合は、今の中国で改革開放路線に方向転換して、自分が生き抜くにはお金が無いと生き抜けなくなったからです。その前は全て平等ですから、少ないお金でも生きる事が出来たのですが、今の中国では『お金が無い=死』が現実になってしまっています。それは、何度も中国の地を訪れた猫さんもご理解出来るかと思います。
まあ、中国に居る時は他人の面子を大切にしてあげることが、結局自分に返って来ます。
つまり。『情けは人のためならず』と言う事です。
言いかえれば『他人の面子はを立てるのは自分の面子を立てる』と言う事です。
ご理解いただけましたか?
大人になるって大変だなあと思う36歳です(笑)
中国人が面子を重んじるのはよく理解で来てるんです。ですから冷静になると老鼠兄にも友人にも申し訳ないことしたなと思うのですが、その時はもう疲れちゃって壊れてたんですね。タイミングが悪かった。喘息で体調を崩してからは「日本に帰りたい。」と呟いては老鼠を困らせてましたから。
これが中国に着いたばかりの時なら大好きな羊のしゃぶしゃぶですもの、遠慮なくご馳走になってたかもです。
老鼠兄&友人には今度中国に行ったときにお詫びしないといけないですね。と思っていてもまた壊れるかも(笑)
longiさん
longiさんもブログを拝見すると、一人で自由行動したい派ですよね。あまり構われすぎると疲れますよね。
でも短い滞在期間にいろいろしてあげたいっていう皆の気持ちもありがたいので、受け入れなきゃいけないんでしょうね。お互い大人になれるようがんばりましょう(笑)
お嬢さんかわいいでしょう。奥様日本での育児大変だと思いますが、しんどいのはほんの2・3年です。がんばってください。ヤンヤンは只今3歳ですが、ずいぶん楽になりました。