老鼠和猫的愉快的日子

中国生まれの鼠(♂)と日本生まれの猫(♀)が出会って・・♪

猫被軟禁在家里

2009-10-31 12:08:14 | 中国滞在編
出発前は中国に行ったらヤンヤンの面倒はじいちゃん・ばあちゃんに任せて、猫は老鼠とゆっくりくつろいだり、双鴨山散策するぞ~と思っていました。
ところがですね・・ヤンヤンはただいま人見知りが激しくて、特に女性が苦手のようです。じいちゃんにはすぐなついてくれて抱っこされても平気なのですが、じいちゃんはミルクあげたりオムツ替えたりは出来ません。ばあちゃんはと言うとミルク作ってあげようとしても、ヤンヤンにすごい勢いで逃げられる始末。抱っこなんてしようものなら「何するだ~!」と言わんばかりにおお泣き。ばぁちゃんかわいそうに大ショック
結局、猫か老鼠がヤンヤンについてないといけない状態。とほほ・・・です。だから老鼠と一緒に出かけるのは、ヤンヤンがお昼寝した隙にせいぜい1・2時間だけ、大急ぎでスーパーに買い物に行くくらい。老鼠は自由に外出しますが、老鼠母は猫1人では危ないからと外にも行かせてくれない。近所の浴池(大衆シャワー場)に行くにも老鼠母の付き添いつき。まぁ、外国人なんてまったく見ない街ですからね~。一人で行っても日本人ってばれないと思うけど、日本人だって知ってる老鼠父母は心配なんでしょうね。
「私は中国まで一体何をしに来たんだ??」「そうだそうだ!ヤンヤンを老鼠父母に見せるためだった!猫が楽しんではいけないのだ・・・」老鼠実家で軟禁状態の猫は自問自答を繰り返したのでした。

写真:結構楽しんでいる感じのヤンヤン。持っているのは猫の大好きな椰子汁。僕、ミルクよりこのビール飲みたい!
お昼寝中の父子。この姿、猫に幸せ感を運んできてくれます。

東北料理

2009-10-30 23:39:31 | 中国滞在編
老鼠実家に着いたその時から、老鼠と猫が以前より痩せてしまっていることを心配した老鼠両親の「たくさん食べなさい!もっと食べなさい!」攻撃が始まりました。「我不客気。(遠慮しませ~ん)」なんて大喜びでご馳走になっていた猫ですが・・5日もすると大変失礼だが老鼠母の料理にも飽きてしまって・・・10日目には喉を通らなくなってしまいました。
基本すべて日本の濃い口よりさらに濃厚な醤油味の野菜炒め+お肉(しかも朝から)+おかゆか饅頭で、写真のようにすべてが茶色でいまいちな彩り。緑のものが加わったと思うと、それは猫が大嫌いな香草で・・・。
ご飯を食べれなくなった猫を心配して、老鼠が日本から持っていったうどんスープで作ってくれたうどんのおいしかったこと。お土産にと日本から持参したふりかけと梅干も自分で食べちゃいました。東北料理はどうやら猫の口には残念ながらしっくり来ないようです。
老鼠母に何が食べたいか聞かれてリクエストした魚料理ですが・・・鯉か鮭かどちらがいいか聞かれて・・・あまり食べたことのない鯉を選んだのですが、やはり海の魚のほうが猫は好きです。
でも今回初めて食べて、えらく気に入ったものもあります。写真の油条の横の油炸ガオ、中にあんこが入ってて甘い物好きの猫は油条より気に入りました。ただこれも油で揚げてるから結構ヘビーです。

写真:朝食で~す。油条と油炸ガオは外で買ってきます。売ってるところによりあたりはずれがあります。
ヤンヤンはじめて見る生きた鯉に大興奮。この後わしづかみ・・。
そしてまな板の上で料理された鯉。緑のは猫の大嫌いな香菜。老鼠家族は皆大好きらしく、猫に少しかじらせては猫の変な顔を楽しんでました・・・おっ、前に書いたことのある塩卵もありますね。これは猫も気に入りました、おかゆにぴったり。

ヤンヤン去医院了

2009-10-28 11:04:11 | 中国滞在編
ヤンヤンの腸炎は治る気配もなく、お尻もかぶれて赤くなっちゃったので、病院に連れて行くことにしました。ヤンヤンと老鼠・猫それに老鼠母・老鼠叔母・・赤ちゃん1人に大人4人で。
結構大きな病院でいろんな科や住院棟(入院棟)が4棟に分かれてます。中国の病院は前払いなので、掛号(受付け)で受付料と診察料を払って診察室へ。小児科は女の先生で、診察方法も日本とそう変わりませんでした。あっ、そういえば口の中を見るときのへらですが、日本は銀色の金属のやつですよね、それが木製でした・・・ちゃんと消毒はしているのでしょうが。
猫が、中国の病院も想像していたよりひどくはないなと安心していると、ヤンヤンの診察がまだ終わっていないのに、次の親子が隣に張り付いて、ヤンヤンのカルテを覗き込んだり、猫の顔を覗き込んだり、「早くのいてよ。」と言いたげで、と~っても感じが悪い。
そして振り返るとヤンヤンより小さい股われズボンはいた赤ちゃんをおばあちゃんが抱いて、お母さんがゴミ箱持って、ゴミ箱におしっこさせていました・・・。ぎょぎょっ、ここ診察室なんだけど・・・と思うのはたぶん日本人猫だけなんだろうな。看護士さんも注意しないし。やっぱり中国(双鴨山)の病院で出産しなくてよかったよ。
病院で払ったのは受付料6元+診察料・検便料6元=12元。安っ!後処方箋持って薬局に行き薬を買いましたが、薬が一番高かったらしいです。しかもこの薬冷蔵庫で保管せねばならず、老鼠実家は冷蔵庫がないためお隣さんに預けて、薬飲ませるたびに取りに行くと言う面倒なことになりました。

写真:掛号(受付)です。ヤンヤンの日本名書くと、「そんな字(姓)パソコンにないからだめっ。」て言われ、老鼠の名前書きました。それでたぶん老鼠の保険が使えて12元だったのかな?中国の保険はよく仕組みが分からないのですが。
児科(小児科)の入り口。老鼠叔母、カメラを向けるとにっこり。写真は笑顔でなきゃあね。
ヤンヤン診察されてま~す。もちろん大泣きです。横で老鼠母が心配そうに見てます。猫はもう病院でおお泣きされるのには慣れてますから。


ヤンヤンのお尻

2009-10-26 11:11:44 | 中国滞在編
ヤンヤンのお尻はぷりぷりでかわいい、そしてとってもデリケート。だから外出中以外はウンチの後はシャワーが習慣になっていました。がっ!老鼠の実家では無理なので、せめていいオムツをと老鼠と老鼠従姉(4歳の女の子持ち)が買い物に行ってくれました。
「中国にもいいオムツあるよ~」という老鼠の言葉を少し疑って、持てるだけ日本のパンツ式オムツ持って行ったのですが、全然足りそうにないので。
で、買ってきたのが写真のオムツなのですが・・・価格は日本とたいして変わらない(と言うことは中国では結構高い)のに、その質といったら日本のと比べ物にならないくらい悪いのです。ほれみろ老鼠、疑って悪かったが、正解だったでしょ。上海や北京ならともかく、股われズボンを愛着している地方都市にいい紙おむつがあるわけないでしょ。
真ん中の赤いパッケージのやつなんて「パッケージに偽りあり!」でパッケージには、立体ギャザーで漏れもばっちり防ぐなんてこと書いてますが、開けてびっくり「何処にギャザーがあるのよ!!」 中国の商品の「パッケージに偽りあり」には慣れていたつもりですが・・・赤ちゃんが使うオムツにまで。一人っ子を大事に大事に育てる中国の父母ジジババを敵にまわして商売やっていけるのかしら。もちろん返品しました。ずっと使ったのは黄色のパッケージのやつです。
それと、日本じゃ紙オムツは50枚~100枚くらいで大きなパッケージですが、中国には10枚パックがあって、これは色々お試ししてみるのに便利だなと思いました。
シャワーも浴びれず(お尻だけペットボトルシャワーしました)、いまいちなオムツをつけて、1日何回も下痢をするヤンヤンのお尻はみるみるかぶれて赤くなって、オムツ換えのたびに嫌がって大騒動。こりゃいかんということで、ヤンヤンは猫を差し置いて、中国の病院を体験することになるのです。

写真:中国のオムツ。パンパースも日本のより質が悪い。
ヤンヤン小さなたらいでお風呂。滞在中3度しか入れてあげられなかったけどお風呂大好きヤンヤンは、おおはしゃぎ。

水不出来

2009-10-25 12:11:14 | 中国滞在編
27日双鴨山に到着し、昼までぐっすり暴睡して元気を取り戻し顔を洗おうとすると、また老鼠母が洗面器に水がめから水を汲んでくれるではありませんか。・・・まだ水は出ないの?すると老鼠母「水は朝1時間しか出ないから、この水がめの水使ってね~。」
はっなんですと、朝1時間だけしかも朝5時から6時って・・・。ここは黄土高原か~!!まぁ、乾燥して土ぼこり舞ってるし、似てないことはないが。大きな水がめが2つあって、朝の1時間でそれに水をため使うらしい。老鼠両親の2人だけならそれで十分だけど、猫達が加わると足りなくなるといけないので、水もかなり節約して使わなければなりません。
顔は猫が洗ったあとその水で老鼠が・・・あっ、もちろん洗顔フォームなんて使えないので、双鴨山にいる間猫はスッピンピンでした。その水もバケツにためて、歯磨きした水もバケツにためて、食器洗った水もバケツにためて、大をした時にトイレに流すのです。
大だけでも芳しいのに、汚水で流すものだから芳しさ2倍、猫は慣れるまで吐きそうになってました。ヤンヤンがウンチしてもシャワーで流せないことを心配しているどころではなかった・・・。
老鼠も予想を超える実家の現状に「帰ってくるんじゃなかった・・・ごめん・・僕後悔してます。日本に帰りたい。」 しょうがないよ、新しいマンションに移ったって聞いたら、前よりいい生活を想像するのが普通だもん。もうせっかく帰ってきてしまったんだから後悔するより、早く慣れてしまって楽しもうよ!そう思えるところがたぶん猫の長所だな。
それにね老鼠、猫は新しいマンションに移っても、昔と変わらず質素な生活をしているご両親はえらいと思うし好きだぞ!
この後猫達が滞在している間、1日中水が出ないことが3日あり、給水車が来ました。バケツを持ってえっさっさ。ちなみに老鼠実家は7階建ての6階で、エレベーターはありません。

写真:老鼠実家のベランダから。なかなか素敵な町並みでしょ。
下の階のお宅の玄関。賑やかですね~。老鼠の実家は張ってませんでした。猫も持って帰ったので来年春節に部屋のドアを飾ります。
老鼠の実家のマンション。1回には薬局・美容院・ネットカフェがあって便利です。


熱烈大歓迎

2009-10-24 18:10:30 | 中国滞在編
老鼠の実家は双鴨山の駅からタクシーで10分もしないところにあります。駅前で老鼠父がタクシー運転手と交渉。皆遠くまで乗る客が欲しくて、重いトランク2つも持ってそんな近くで降りる猫達は無視です。こちらのタクシーはメーターがありません。どうやら近場は6元であとは交渉みたいです。他の乗客が駅前からいなくなるまで待って、やっと乗せてくれるタクシーをつかまえ老鼠の実家へ。
双鴨山は炭鉱の町なのですが、なんでもその炭鉱のせいで前の家の壁にひびが入り危険なので(地盤が悪くなった?)、その賠償で新しいマンションを最近あてがわれたようで、老鼠も初めて帰る新しい実家なのです。ただし皆さんご存知のように中国の新築のマンションは自分で内装をしないといけず、あてがわれたのは外側だけ。内装にお金をかけなかった老鼠親、マンション外観と中がアンバランスなことになっていました・・・・。
タクシーには歓迎されませんでしたが、実家では老鼠母と老鼠叔母(母の姉)が朝ごはんを準備しながら、まだかまだかと待ちかまえてまして、到着するなり熱烈大歓迎をうけました。「○×◇■▼△~~~。」早口だし猫も半寝ボケ状態なので、何言われたかよく分かりませんでしたが、とにかく老鼠母も叔母も興奮していました。
とりあえずトイレに行くと老鼠母が「水は流れないからこれで流して。」と水がめからひしゃくでお水をくれるではありませんか。水洗トイレなのになぜ??まぁ、いいか。ちょっと故障かな?今は眠くてたまらないので寝かせてもらおう、そう思い急いで朝ごはんを食べて、あとは昼まで暴睡させてもらいました。

写真:猫達が使ったお部屋とベッド
厨房(台所)とその横においてある水がめ・・・・

火車の旅

2009-10-23 22:44:46 | 中国滞在編
火車の改札の時間が来た。もう座席は決まっているのになぜにそんなに急ぐの?中国の人たちよ。老鼠「荷物置く場所確保するよ~!」 あぁ、そうなのね。
火車に乗って荷物を棚に載せて、老鼠がヤンヤン抱いて上舗に上がると、ヤンヤンは身を乗り出し下を覗き込んで興奮してます。高いところ好きなのよね~・・でも危ないから降りてきなさ~い。しょうがない今夜はヤンヤン抱いて通路のシートに座って開夜車(徹夜)だ!すると老鼠父「そんなの体を壊してしまう!」 でもどうしろと?えっ?
困った老鼠が車掌さんに事情(具合の悪い赤ちゃん連れ)を話して相談しました。幸いハルビン~双鴨山の中程で乗ってくるお客さんの席(下舗)がちょうど猫達の席の横にあるから、その人が乗ってくるまでそこで休んで、乗ってきたら交渉してくださいとのこと。
結局途中で乗ってきたその人にお金を払い席を譲ってもらい、老鼠とヤンヤンを交代で抱っこしながら座ったまま、長い長い11時間を耐えました。
長かった・・・大好きな中国火車の旅を楽しめるのは、ヤンヤンがもっともっと大きくなってからだな。でも明け方窓の外に広がる一面のとうもろこし畑を眺めていると、すがすがしい気分になりました。疲れすぎてハイになっていたのかも・・・。
午前7時ようやく双鴨山にたどり着きました。

写真:ジャムス~双鴨山の風景、オンドルの煙突が並んでます。
同じくジャムス~双鴨山の風景、中国は広いことを実感できますね~。
双鴨山の駅前。タクシーは白と緑のツートンカラー。

スカイプ

2009-10-21 21:31:04 | 日本生活編
中国滞在記とは関係ないのですが、最近スカイプが使えません。こちらから中国に電話をかけると、あちらの声は聞こえるのですが、こちらの声が聞こえないようで「ウェイ、ウェイ・・・ウェイ・・・」で電話を切られます。自分の携帯にもかけてみましたが、やはり聞こえません。
メッセンジャーでは会話できるので、どうやらパソコンやマイクの不具合ではないようなのですが、原因が分かりません。スカイプのバージョンアップしたからかな?どなたか詳しい方いらっしゃったら、対処方法教えてください。
スカイプ使えないと不便で・・・まだ電話カード買わないといけないのかな~。

写真:スカイプとは関係ないけど・・・ヤンヤン火車に乗る。
夜のホーム。この感じ猫は好きです。

人のものも自分のもの

2009-10-21 19:07:17 | 中国滞在編
ハルビン駅のVIP待合室(ここは料金も安かった)でのこと。猫達の前で1組の中年カップルがトランプをしていました。そのうち女性の方がお手洗いにでも行くのか、男性にバッグを預けて席を立ちました。
そしてしばらくすると男性はバックの中からお財布を取り出し、猫達に背を向けこそこそと中のカードやらお金をチェック。こそこそしても見えてますよ~。「女性の財布を勝手に見るなんていやらしい男」と、猫がいや~な気分になっていると、老鼠が「日本の男性あんなことせんやろ?(中国の)東北の男性はあんな感じ・・・。」 ・・・どんな感じだ??あんないやらしい男中国にもそうはいないと思うけど、多いの?そうね老鼠も日本に来た頃、猫宛ての手紙やら携帯のメールやら勝手に見て、それで喧嘩したものね。
今女性が帰ってきて男性が財布見ているのを知ったら、中国の女性はどんな反応をするのかな?と気になって仕方ありませんでしたが、結局ばれませんでした。

父と祖父

2009-10-21 10:34:44 | 中国滞在編
ハルビンから双鴨山までは火車で11時間かかります。夜8時に出て翌朝7時着。その火車に乗る前に老鼠の口から衝撃発言
老鼠「じいちゃん上舗を3つ買ったんだって・・・」
猫 「はぁ~!上舗!ヤンヤンどうやって寝かすのよ!」
老鼠「だって仕方ないよ・・・国慶節だから切符とり難いよ。下舗の切符は10月3日までないって・・・・どうにかなるよ、乗ってから他の人と交渉するよ。」
上舗とは中国の硬臥(2等寝台)の3段ベットの一番上の席です。一番安いのですが、上り下りが面倒な上に、狭くて起き上がって座ることも出来ません。赤ちゃん連れてはとても危険です。やんちゃ盛りのヤンヤンには真ん中の中舗でも危ないです。
猫は端から火車でゆっくり寝るつもりはありませんでした。ヤンヤンを寝かせて猫は座ったままちょっと眠れればいいかな。どうせ夜中何度もおっぱいあげたり、オムツ替えたりしないといけないしな~と思っていました。でもこれもちろん老鼠父が下舗をとってくれていることが前提。まさか全部上舗とは・・・・。
腸炎になってるって言うのは行く前に伝えたはず、それに10月3日まで待てば下舗が買えるなら、老鼠に帰国延期を勧めるべきではないのかい?えっ?老鼠父よ!
老鼠は中国へ早く帰りたい、老鼠父は早く孫が見たい、だから2人にとって「延期」なんてことはとんでもなかったんだよね・・・。2人を前に「ええぃ!てめぇら、何考えてんだ!」と叫ぶのをこらえた猫は、この時から少しずつストレス貯金をはじめました。だって4年半ぶりの再会だし、老鼠父は上舗の切符もたぶん必死で用意したんだろうから。
それにしても男親と言うものは・・・・

写真:火車内。ハルビン~双鴨山の火車には軟臥(2段ベッドの1等寝台)はありません・・と老鼠は言うけど本当かな??