老鼠和猫的愉快的日子

中国生まれの鼠(♂)と日本生まれの猫(♀)が出会って・・♪

猫VSナイナイ料理編Ⅲ

2013-05-28 22:08:01 | 中国滞在編
猫が勝利した料理対決?からしばらくして、ナイナイが「黄花魚(ぐち)があるから自分で作る?」と聞いてきました。「作りますとも!」と腕まくりする猫。
でもナイナイは「頭は要らないよね。落としとくね。内臓も出しておくね。」となかなか台所を明け渡しません。頭は中華包丁でスパッ、内臓はハサミでチョキチョキ。猫も包丁一本でそれくらいさばけますって。と言うか見てほしかったさばいてるところ。日本の包丁も便利なんですよ。
で、ナイナイが「何がいる?」と聞くので「お酒とみりんと醤油としょうが。あとお豆腐一緒に煮ようかな。」とごくごく普通の日本の煮魚の材料をリクエスト。すると50度以上ある白酒がどど~ん。ナイナイはみりんが何者かすら知りません。辞書で調べると甘料酒とあったのでナイナイに見せて、日本の料理酒は10度くらいだと教えると「じゃあ、お酒とお豆腐とそれ買ってくる。」と出かけました。
そして買って帰ったのが、お酒と豆腐となぜかトマトケチャップ。そして「甘さを出すにはこれがいいんだって~。」 もちろんナイナイはトマトケチャップなんて使ったことないし、どんなものかも知りません。子供のお使いみたい・・・・。
にんにくとケチャップで、お魚のソテー&イタリアン風ソースに変更と言う手もあったのですが、日本の煮魚作る気満々モードな猫はとりあえずみりんの代わりにお砂糖で作ってみることに。

この台所片付いてなくて使いにくいのですよ。その狭い台所で、ナイナイは猫の横に張り付いてます。中華なべで作る事にしたのですが、ナイナイいきなり油入れようとします。
猫 「あ~っ!だめ~!!」 ナイ「何で?油使わないの。」
猫 「使わないの!日本の煮魚は。」 ナイ「そうなの?じゃあ見てるだけにする。」
猫 「お魚に切り目いれて~。」 ナイ「へぇ~。なるほど。」
そうね、ナイナイのは切り目いれなくても十分こってりで、と言うか・・・出来上がった時一匹きれいな形で残ってないよね。見た目はどうでもいいらしい。
猫 「お酒とみりんがないからお砂糖ちょっと入れて、ショウガとお醤油、薄味にしたいからお水も少し入れてこんなもんかな。」とやってる猫の横で、ナイナイにんにくの皮むいてます。
ナイ「にんにく入れるよね。」 猫 「入れませんって。しょうが入ってるでしょ。」
ナイ「私、両方入れるよ。」 猫 「入れません!今、日本料理作ってるの!」
ナイ「八角は入れるよね。ここにあるから。」 猫 「・・・・・がるるるる
そして灰汁をを取ってると、「へぇ~お肉のときは取るけど、魚も取るんだね。」 肉でも魚でも野菜でも灰汁がでりゃ取るでしょうよ。
灰汁取りきって、お豆腐入れてふたしてしばらく煮込んで、お皿に移したら、ちょっとねぎなんか散らして、はい出来上がり。
ナイ「簡単だね~」 簡単でしょうよ、煮魚なんて。じゃあ、ナイナイのは手が込んでるの?そうね、油とにんにくと八角も入れるものね、灰汁は取らないけどね。ぶち切れ寸前の猫。

こんな感じに仕上がりました。なんだか照りが足りない。やっぱりみりんが欲しかった。もちろん薄味に仕上がってます。ご飯なくても食べれます。ナイナイ一口食べて「味、薄いね~。」 猫もぶりの照り焼きなんかは少し濃いめに作りますが、この日はわざと薄めにしてます。ナイナイの料理がどれだけ塩辛いか分かってもらうために。
ヤンヤンと二人で半分食べて、「また夜食べるから。」とラップして冷蔵庫に入れておきました。するとその夜、猫が油断した隙に「薄かったから塩と醤油足して炒めといたよ」と笑顔のナイナイ。しかも左上隅っこに写ってる肉とにんにくの芽の炒め物と合体してます。
ぶち切れていいですよね?でも、もはや戦う気力を一気にそぎ落とされた猫。老鼠実家で料理するのはやめました。

写真 右:一番小さい茶色いのが鶏の卵。中くらいの青みがかってるのががアヒル。一番大きいのがガチョウ。 

猫VSナイナイ料理編Ⅱ

2013-05-27 23:31:35 | 中国滞在編

左:リビングでテレビを見ている猫の前に「おいしいから食べなさい。」と持ってこられた豚肉とお醤油。たまげました
今、食事の時間ではないけど・・・えっおやつ周りのお肉はほかの料理に使うようで、これはその残り。茹でただけのものをナイフで骨からこそげとりながら、醤油つけて食べると・・・おっ!おいしい。シンプルイズベストとはこのことです。油も落ちてさっぱり。ダイナミックな豚しゃぶです。しばし遊牧民になった気分。ナイナイの肉料理にうんざりしていた猫もヤンヤンも、これはあっという間にたいらげました。たぶんナイナイは複雑な心境だったかと・・・。
右:猫が持参した包丁。猫は中華包丁は怖くて使えません。慣れると使いやすいのかもしれませんが、まだ未熟者ゆえ。

さて、自分でご飯を作ろうと思った猫、ナイナイがちょっと老鼠の工場に出かけて留守の間に、ヤンヤンにカレーとポテトサラダを作ってみました。工場から帰ったナイナイ、それまで食が進まなかったヤンヤンがすごい勢いでカレーを食べるのを見て、ちょっと猫に対抗心が芽生えたのか「それはなんという醤(味噌)?」と興味津々。前回も作ったんだけどな~、まったく興味がなかったのね。「加哩で~す。日本から持ってきたよ。」「ポテトサラダはこのマヨネーズで作るのよ。」フフフ・・勝ち誇ったかのような猫。
ナイナイは「へぇ~」と言ったっきり。こちらも負けないわ、私にはこの醤油とにんにくがあればいいのさっと言わんばかりに、老鼠と自分用に茶色い料理を作り始めます。
このとき猫は台所を見渡して、いまさらながら気が付きました。調味料の種類、少なっ!醤油・塩・砂糖・酢、そして香辛料の八角くらい。あとはこれににんにくとしょうがかな。マヨネーズやソース類はもちろんのこと、胡椒や唐辛子の類もありません。これでいろんなバリエーションの料理を作れと言っても無理です。でもそれならいっそシンプルな豚しゃぶにしてほしい。肉でも魚でも野菜でも何でも油と醤油で炒めようとするから、飽きるのです。・・・とナイナイにいっても無駄なのです。
茶色い料理を作っている横で猫は再び自分用に「やまかけうどん」を作ることに。台所に山芋が転がってたし、ねぎもあるし、讃岐うどんも買ってきたし、鰹節も持ってきた。山芋をすりすりしているとナイナイが「えっ!どうやって食べるの?えっ!生!・・・そういえば老鼠もそんな食べ方してた。」 はい、猫が教えました。
猫のうどんも出来上がり、ナイナイの茶色い料理も出来上がったところで、老鼠が「ただいま~。」そしてテーブルについて猫のうどんを見て
老鼠「え~僕のは。僕も食べたい。それちょうだい
猫 「ナイナイがご飯作ってるよ。あっ、カレーもあるからカレーうどんもできるよ。」
老鼠「やまかけうどんがいい!!」
猫 「分かった。これ食べていいよ。もう一杯作るから。」
老鼠「ズルズル・・・うまっ!おかわり要る。」
この日は猫の完全勝利 でもこれで自分の料理に自信をなくすようなナイナイではないのです。

猫VSナイナイ(老鼠母)料理編Ⅰ

2013-05-26 16:31:13 | 中国滞在編
仕事が忙しい老鼠、猫達を「来い来い」とせかしたのに、ほとんど家に居ません。老鼠父も老鼠と一緒に仕事に出かけます。そして家にはナイナイ&ヤンヤン&猫の3人。そしてナイナイは朝から晩まで何か作ってます。その何かとは・・・

茶色い料理。油&醤油&にんにく味の肉の塊にお魚、緑の野菜も茶色くして「さあ、召し上がれ。た~んと召し上がれ。」
あっ、忘れてた

「マントウがないとね。ワンタンもいかが。」
毎回毎回猫はこの料理にノックアウトなのです。マントウも好きじゃありません。のどが渇きます。でもナイナイはお茶を飲む習慣がなく食事のときも「露露」と言うアーモンドドリンクが出てきます。もしくは豆乳。どこまでも濃い料理。
今回は5日くらいはがんばって食べたかな。でも本当にのどを通らなくなります。でも老鼠母の「たくさん食べなさい。」攻撃は止むことなく、ついに猫は「もう無理~!脂っこすぎる~!塩辛い~!」しまいには「こんなもの食べ続けたら、病気になる!!」とまで叫んでしまいました。
せっかく作ってくれたものに「こんなもの」なんて失礼極まりないけど、そこまで言わないと気づかないのですナイナイは。猫達の口に合わないと・・・ってこれで3度目なんですけどね。毎回忘れてるみたい。そして「私もあまり塩辛いの好きじゃない。日本料理は体にいいみたいね。2サオ(2番目の兄の奥さん)の料理はもっと辛いよ。」とおっしゃります。
???言ってる事と作ってる料理があってませんが、老鼠母様。こりゃいかん言っても無駄だ、こうなりゃ自分で作るぞ!!
こうなるだろうと日本からわざわざ持参したのです、御料理包丁。猫もだんだん賢くなってますよ~。

ある夜

2013-05-25 16:37:16 | 中国滞在編
老鼠家のシャワー事情が悪いのは前回の滞在記でも書きましたが・・・。まずトイレと一緒なので誰かシャワー浴びてるとトイレに入れない。お湯がたくさんでず、シャワーの途中でいきなり水になることも。第一洗面所中が水びたしになるのが耐えられません。シャワー浴びるのに洗面所の床掃除している気分になる。お風呂にこだわるのは日本人の贅沢な一面ですね。で、大衆シャワー場にGOとなるのです。

左 :ここには家族風呂ならぬ家族シャワー室があると言うので行ってみましたが、夜7時までで残念ながらこの日はいつものシャワー場へ。
右 :シャワーを浴びた帰りにすぐ近くの夜市に行ってみました。老鼠の好きな涼麺です。おいしかったです。

左 :猫はチェリー買いました。
右 :そして・・・げげっ飲酒運転の取り締まりしてます。老鼠は飲酒はしてませんが無免許です。路肩に停めて「終わらないかな~」と様子を伺いますが、何せ場所が交通警察署の前で、終わるどころか警官の人数増えていってる気が・・・ぞろぞろ警官が出てきて、車の量も少ないので1台に2・3人警官がたかってます。交代もすぐできるしね。ちょうど老鼠兄のマンションの前なので、老鼠は猫たちだけ先にタクシーで帰して、自分は老鼠兄の家に行って取り締まり終わってから帰ろうとしましたが、老鼠兄が電話に出ません。仕様がないので取締りと反対方向にUターンすることに。どこでやってるかわからないから、がたがたの裏道選んで家までたどり着きました。
それにしても田舎なのにまじめに取り締まってるんだな。それとも田舎で車の量も多くなくて事故も少ないから、暇つぶし??点数稼ぎ??老鼠が捕まってお灸をすえられる日も近いかも。

市へGO

2013-05-23 19:16:37 | 中国滞在編
毎週水曜日にマンション前で市が開かれると言うことで、ヤンヤンとナイナイと行ってみました。

こんな感じ。日用雑貨やら、野菜やら、お菓子やら、下着&靴下等々とっても雑多で結構にぎわってます。マンションの人たちがみんな出てきてお買い物してるって感じ。猫が「老鼠の家ができたらこれ買おう。」とフライ返しやお玉のセットを手にとって眺めてると、ナイナイが「買ってあげるよ。日本にもって帰ったら。」・・・日本にもありますって。
ヤンヤンはおもちゃ売っているところ見つけてダッシュ。

ナイナイにおねだりして、もちろんゲット。おもちゃをゲットしたヤンヤンは「今すぐ帰る~!!お家で遊ぶ~!!」 ナイナイも猫も何も買わないまま、ヤンヤンにひっぱられて帰宅。一つ10元もしなかったようですが、滞在中とっても役に立ちました。ピンパン球(卓球)はリビングでテニスみたいにして2人で楽しみました。ちなみにヤンヤンはピンパンチュウは日本語で卓球と言うことを知りません。時には中国語を先に覚えることもあるのです。
それにしてもヤンヤン、なかなか上手だぞ。さすが半分中国の血が流れてるだけあるな。中国人は皆卓球が上手だと勝手に思い込んでいる猫を納得させたヤンヤンでした。
数字のボードは磁石が付いてて、ナイナイとイエイエとこれを使って、足し算やら引き算を楽しんでました。このおもちゃは猫たちと一緒に日本に帰国しました。
市は大体朝5・6時くらいから出始め、8時くらいが一番にぎやかで、11時には終わるようです。猫は滞在中にまた行けると思っていたのですが、朝からテレビドラマにはまってしまって結局行かずじまいでした。

猫の仕事

2013-05-20 23:29:46 | 中国滞在編
猫が中国の家に着いてまずやること、それは部屋の掃除。今回は昨年から老鼠が使っている部屋なので遠慮なくさせていただきました。机からキャビネットの中まですべて出して、雑巾で拭き拭き・・・真っ黒です。どうやったらここまで汚れる?
そして分かりやすいように仕切りをつくり整理整頓。後は窓から床から隅々まで拭き拭き・・・。アレルギーの薬飲んで、しっかりマスクつけてやったのに、猫の鼻炎が酷いことに。でも掃除せずにほこった部屋に居たらもっと酷いことになるから、仕方ありません。
仕事から帰ってきた老鼠に「はい、何がどこにあるか説明するよ~」と言うと「猫が僕の部屋の説明?」と笑ってました。「猫は片づけが好きだね~、ありがとう!」とも。別に片づけが好きな訳ではありません、あまりに散らかって汚れてて、猫の許容範囲を超えてるからです。
せっかく新築2年目の新しいマンションなのに、部屋の中が汚いともったいないじゃないですか。と思うのはどうやら猫だけのようですが・・。

さて、中国で老鼠はいったいどんな車に乗ってるのだろうと思ってましたが、仕事からのって帰ってきたのが左端の車です。相変わらず中国では無免許です。そしてこの車の中がすごいほこりで・・・。舗装されていない道もあるから外が汚れるのは仕方ないです。洗車したところで走ればすぐ汚れます。きれいに乗りたかったらそれこそ毎日洗車するしかありません。
でも、車の中くらいきれいにしてよ!と老鼠とヤンヤンも巻き込んで、拭き拭き拭き拭き・・・・。ぼろっちぃ車でも清潔にしてたらそれなりに見えるもの。家でもそうだと思います。中国の古い家がみすぼらしく見えるのは、周りにごみが散乱してたりして清潔感がないからだと思うのです。農家でも家人の性格で庭とかがきれいに片付いてると、古くてもそれなりに趣があっていい家に見えます。
かくして、中国3日目は掃除に没頭して日が暮れました。

写真 中:老鼠とマンションの周りを散歩してると、とってもかわいい3輪車が止まってて「かわいいね~これなら猫も乗れるんじゃない?」なんて言いながら前にまわると・・・
右:「老年代歩車」とありました。2人で大笑い。お年寄りが乗るんですね。免許いるのかな?要るんだろうな。でも、中国の免許とってこれ買おうかな~とまで心惹かれた猫です。

猫累死了

2013-05-19 23:04:58 | 中国滞在編
日本出発前に老鼠が「瀋陽で遊ぶのは来た時がいい?帰る時がいい?」と聞くので「お土産とかも買いたいから帰る時かな。」と答えました。と言うわけで、瀋陽に着いた翌日には寛甸に向かうことにしました。
前日ホテルに着いたのが9時、疲れ果てシャワーを浴びる元気もなく横になったので、翌朝ゆっくり浴びて昼過ぎに帰ればいいやと思っていた猫。4時間だから夕方には着くしね。でも
老鼠「早く準備して10時のバスに乗るよ。バスターミナルまで30分かかるよ。」
猫 「何でそんなに急ぐの?」
老鼠「忙しいよ。帰って仕事行くよ。昨日も朝仕事してから来たよ。」
慌ててシャワーを浴び、缶のお粥食べて出発。あわただしすぎる。
ぎりぎりでバスターミナルに到着し、荷物をX線に通すと「おいで、おいで」と手招きされました。はっ!やばい、日本から包丁3点セット持ってきてたんだ。飛行機は預けるからひっかからなかったけど・・・。すると老鼠「飛行機2回載せてきてんだよっ!なんか問題あるか!急いでんだ!」と強行突破。10時のバスに間に合いました。
瀋陽から寛甸は4分の1程は高速ですが、後は一般国道しかも山を越える峠道・・・ああ~体が揺れる。ぐっすり眠れない・・・頭痛い。そして老鼠に抱っこされて寝ていたヤンヤンが、起きるなり老鼠の胸に「おえっ」かわいそうですが仕方ありません。乗り物酔い3連発です。
家に着いたらナイナイがこってり油料理を用意してるかもと予測した猫は、老鼠に電話をかけさせました。「ヤンヤンが昨日から乗り物酔いで吐いてるから、お粥だけ用意しておいて。」と。
そして家に到着、家の前の広場で待ち構えていたナイナイが飛んできました「ヤンヤン~猫も疲れたでしょう
ナイナイの嬉しそうな顔を見ると、一瞬疲れが飛びました。一瞬ね。
家に入ると「さあ、おなか減ったでしょう。おかゆと~おかずは何がいい?」 でた~!いきなり「食べなさい攻撃」
老鼠「だからっ、粥だけでいいって言ってんだろ。」
ナイ「おかずないと食べられないでしょ。」
猫 「塩だけでいいよ。」
ナイ「それはだめよ。何炒めようか?」
老鼠「はいてる子供に油物食べさせる気か?」
ナイ「・・・・分かった。」
猫 「私、食欲ないから寝る。老鼠仕事がんばってね。」
ナイナイにヤンヤンを任せて、その後4時間ほど記憶がありません・・・。起きたらナイナイが「ヤンヤンにはお粥食べさせたよ~。吐いてないよ~。で、猫は何食べる?」
猫 「私も具合が悪いので、塩粥で・・・」
とにかく疲れました。がんばれば2日で着くけど、疲れる・・・。 


左:瀋陽で。事故と野次馬。滞在中3回事故を見ました。
右:瀋陽で。渋滞で救急車が進めず、歩道を走ろうとしてます。分かりますか?救急車。以外にも猫は走ってるところ初めてみました。

老鼠不見

2013-05-18 23:45:55 | 中国滞在編
予定より30分ほど遅れ午後8時頃瀋陽に到着しました。飛行機酔いしてちょっと疲れているヤンヤンに「もうすぐお父さんに会えるよ。迎えに来てるよ~。」と言うと、とっても嬉しそうに目を輝かせました。
そして荷物を受け取り、到着ロビーに出て行くと・・・老鼠の姿はありません。ロビーの端から端を2人で「お父さんどこだろね?」とウロウロ。そのうち人もまばらになって・・・ついには猫たちだけに。携帯も持ってないのでとりあえず案内所に行きました。
猫  「公衆電話ありますか?」
係の人「ここにはありません。」
猫  「迎えが来るはずなんだけど、見当たらないんです。」
係  「あ~それはたぶんT2(第2ターミナル)で待ってるかも知れませんね。」
猫  「T2?どうやって行きますか?」
係  「そこから外に出て、建物沿いに右の方に行ってください。」
ヤンヤンはすぐに会えると思っていたお父さんが居ないので「お父さん・・・」とべそかいてます。そんなヤンヤンの手を引き、25キロの荷物を持って外に出ると、白タクのおじさんたちに集られました。「迎えが居るから。」と振り切り、工事中でがたがたで歩きにくい歩道をゴロゴロゴロゴロ・・・。ヤンヤンは男の人の人影を見ると「あっ!お父さんかも。」と駆け寄ろうとするし、第2ターミナルまでは500Mほどあるし、猫の疲労はピークに。
そしてやっと第二ターミナルについて一息つくと、老鼠が笑顔で「ヤンヤン~!」と登場。
「どこで待ってんだよ!」これが久しぶりに会った老鼠に放った猫の第一声でした。老鼠はキョトン??自分がターミナル間違えたと思ってないから。普通ターミナルが二つあったら、どちらにつくか調べないかな~。いや、たぶん自分で調べて「第一ターミナルに着くからそっちで待っててね」って言わなかった猫が悪いんだな・・・・。
老鼠は「だって前に帰ってきたときこっちに着いたよ。」 
あのね老鼠、格安航空会社って言うのは、カウンターもターミナルも登場口もコロコロ変えられるもの。空港の都合で、一番不便で遠いところにね。だからそのつど確認しないと・・・なんて言っても無駄なのです、行き当たりばったり老鼠には。いいのよ猫と2人のときは行き当たりばったりで。でもヤンヤンと居るときにそれは勘弁してほしいと願う猫です。
家族3人を乗せたタクシーが瀋陽の市内に着いたのは午後9時。空港から市内まで40分ほどかかります。長かった一日がやっと終わりました。


これは帰りに撮った写真だけど、瀋陽市内から空港へ向かう道。タクシーの車窓より。

瀋陽へ

2013-05-18 10:37:44 | 中国滞在編
老鼠がいる寛甸鎮の近くの大都市は、丹東でバスで2時間、その次が瀋陽でバスで4時間、そして大連がバスで6時間です。前回は大連経由だったので今回は瀋陽にしました。丹東にも空港はあって上海からも飛んでますが、毎日ではないし春秋航空ではなく南方航空みたいです。
高松から上海は定刻どおり飛んだし、ヤンヤンも酔うことなく順調順調。ヤンヤンは飛行機に乗るとまず「安全のしおりを」端から端まで熟読します。毎回必ず。そして救命胴衣とマスクの説明をよ~く聞いて、シートベルト確かめて・・・日頃の避難訓練や各種安全教室の賜物でしょうか?そのうち非常口の確認まではじめそうです。
上海浦東空港では次の瀋陽行きの便まで約3時間ありました。あせらなくていいしそれほど暇をもてあますでもないし、ちょうどいい感じ。高松で買ったタバコやうどんを無理やりスーツケースに押し込んで、さっさと荷物を預け、帰りに泊まる空港内のホテルに予約を取りに行きました。いつもの一番安い部屋も取れて(それでも358元)、順調順調。
さて瀋陽行きの飛行機に乗って・・・ヤンヤンはまた「安全のしおり」熟読。5時間前にも読んだでしょうに。
猫の隣のかわいいお姉さんがヤンヤンを見て「男の子ですよね。かっこいいお子さんですねっ!」 どうやら団体観光客の1人らしく、他のお仲間呼んで「ねっ!かっこよくない?」他の人も「まつげが長いね~、僕何歳?」とヤンヤンに話しかけます。でも中国語が分からないヤンヤン「ねぇねぇ、お母さん、何言ってるの?」それを聞いたお姉さん???「んっ?なんて言ったの?」
あ~あ、ばれちゃった中国人じゃないって。正直に「私たち日本人なんです。父親が中国人で。」と言うと、周りの人たちが「じゃあ、お母さんが日本語で、お父さんが中国語で話してれば両方しゃべるようになるよ。私の知り合いの子供もそうだよ。」そうなんですよね~それが一番いいんだけど、3人一緒に暮らしてればね。
瀋陽までは約2時間半。1時間も過ぎると飛行機にも飽きたヤンヤン「後何分?ねぇねぇ後何分?そろそろ降りた~い。」「降りた~いって言っても降りれないんだから、寝たら。」 汽車にバスに飛行機2回じゃさすがに飽きるよね・・・。マーブルチョコあげてなだめててたらウトウトしはじめたので、猫も一緒にウトウト。
でもしばらくすると「わ~ん」と言うヤンヤンの泣き声に起こされました。「足しびれた~!」と足さすりながら「おえっ」おっ、そんないきなり。袋も間に合わず・・・いすの上に出ちゃいました。ヤンヤンは足はしびれてるし吐くしで、軽くパニックって「痛いの痛いの飛んでけ~して~」と大泣き。でも後ろのほうの席だったので、乗務員さんがすぐにお絞りとナイロン袋とBOXテッシュ持ってきてくれて、拭き終わるとミネラルウォーター持ってきてくれて「これで口ゆすいであげてください。」 BOXティッシュは使わなかったので返そうとすると「いいですよ。使ってください。僕、もう大丈夫?」と、とっても親切にしていただきました。
汚したシートきれいに拭いて、ヤンヤンもすっきりして、しばらくするといつもの「春秋航空体操」が始まりました。これが始まるともうすぐ着くんだというのが分かってるヤンヤンは、元気に体操をしました。
窓から瀋陽の町が見えるころにはすっかり暗くなってました。


右:猫たちのお部屋。前回は老鼠父母がこちらの部屋だったのですが、入れ替わったようです。ベットの下においてあるのはソファーのクッション。3人川の字で寝るにはちょっと狭いベットなので、猫はこのソファーで寝ることに。でもベットより落ち着くので、ヤンヤンまで降りてきて狭い所で2人抱き合って寝てると老鼠が「おいっ・・」
左:部屋からの眺め。
本文と写真があってませんが気にしない気にしない。 

ヤンヤン暈火車了

2013-05-17 19:17:51 | 中国滞在編
やっと金曜日、今週は疲れました。そしてお待たせしました。今日から中国滞在記書きます。

出発前の数日ヤンヤンの体調が悪かったので、準備がなかなかできず・・・前日の20日にバタバタと準備をし、その夜はほとんど寝るまもなく、出発の時間を迎えた猫。それでも2人ともまあまあ元気に、朝6時40分に予約していたタクシーに乗り込みました。
今回も春秋航空利用なので、高松まで2時間半の汽車の旅です。汽車って結構揺れるんですよね~。それにヤンヤンは後ろ(進行方向と逆の方)を向きたがります。普段できないことをしたいのでしょうね。いつもは猫の車でしっかりチャイルドシートに座って、おりこうさんしてますから。
そして・・・「お母さん、なんかオエ出そう」 そんな明るく言うことじゃないでしょうよ。ヤンヤン初めての乗り物酔いです。楽しいけど気持ち悪くなっちゃったって感じで、自分でちゃんと袋もっておえ~っ そして「あ~すっきりした」と言ってまた後ろ向いてます。まったく懲りないヤンヤンです。
高松駅から空港まではリムジンバスで40分ほど。すでに3時間以上乗り物に乗ってます。空港に着いたらさっさとスーツケース預けました。スーツケースと手荷物で25キロもありました。これに16キロの4歳児・・・猫すでに疲れてます。
春秋航空は機内食なんて出ないから、お昼ごはん食べなきゃ。「香川と言えば讃岐うどんだよね~」とざるうどんで腹ごしらえ。老鼠にもお土産で讃岐うどん(いろんなうどん屋さんのを)たくさん買ったら・・・重い
後は免税店でタバコ。ヤンヤンにはお酒やタバコの免税範囲は適用されないから、本当は2カートンまでだけど3カートン購入。子連れだと中国でも荷物見られることはないだろうと踏んだ猫です。実際前の人とかは「こっち、こっち」と手招きされて、荷物チェックされてたけど、猫たちは「行って、行って」と手で合図されて素通りでした。免税店でヤンヤンの目に留まったのが300円のマーブルチョコ。300円渡してレジに並ばせて、サインも自分でさせました。手荷物バックにおやつを少し用意していたものの、それよりこのマーブルチョコの方が、長~い移動中のヤンヤンのご機嫌取りにおおいに役立ってくれました。


左 高松へGO。隣にアンパンマン列車が止まってました。あれに乗れたらもっと楽しいのにね。
右 瀋陽から寛甸へ向かうバスの中。