老鼠和猫的愉快的日子

中国生まれの鼠(♂)と日本生まれの猫(♀)が出会って・・♪

出生届

2008-10-31 20:29:39 | 和宝宝在一起編
ヤンヤンが生まれて12日目まだお腹の傷は痛んでいましたが、市役所に出生届を出すためにヤンヤンは老鼠に任せて外出しました。生まれて14日以内って短すぎると思うのですが。30日くらいにしてくれればいいのに。
出生届けだけなら老鼠でも大丈夫だけど、そのほかの出産にかかわる届出は色々ありすぎて老鼠ではちょっと無理。国保(乳幼児医療受給者証の交付)の加入やら、赤ちゃんセットもらって予防接種の説明聞いたり、出産一時金・高額医療費の請求と市役所内をうろうろ、すべて完了した時にはぐったりでした。
ちなみにヤンヤンは日本国籍で、猫の戸籍に入ってます。
散々悩んだ名前は、結局漢字二文字になりました(今のところ猫の氏です)。中国語読みだと「ルイシー」です。落ち着いたら今度は裁判所に氏の変更について聞きに行ってみようと思っています。

A型

2008-10-29 15:08:01 | 和宝宝在一起編
退院時に入院時に調べた宝宝の血液型を教えてもらいました。その結果ヤンヤンはA型でした。
まぁ、そうだろうとは思ってましたが。だって猫方の家族(両方の祖父母・父母・弟)は全員A型だし、老鼠の家族もそうらしいので。O型の可能性もあるけどこれだけAがそろっていると、A型でしょうと確信してました、猫は。
老鼠はA型と聞いて「よかった・・・」 何をそんなに安心してるの?どうやら老鼠は今回の妊娠は人工授精なので、病院で精子くんを他の人のと間違えられたりする可能性はないのだろうか!?と心配だったようです。女の人は間違いなく自分の卵子って分かるけど、男の人はそういうこと心配なんですねぇ。
さてこのA型、巷ではまじめで細かいと言われていますが、猫と老鼠もまじめで細かいです(笑)ただその細かいところがお互いに違います。
たとえばヤンヤンを寝かせている時、老鼠は物音に気を配り猫と話すのもひそひそと、とても中国人とは思えない小声ではなします。なんだかいけない会話をしているみたいに。猫が家事でもしてて大きな音立てようものなら「ヤンヤンがびっくりする。」と怒ります。でもね、老鼠がいない日中猫は散々大きな音立てて家事してるんですけど・・・大体我が家の洗濯機は静かに回ってはくれないし。
そして猫が気になるのは清潔さ。自分の服が少々汚れてるのはかまわないんですが、ヤンヤンにはきれいなものを着せてあげたい。オムツがえのときうっかりウンチが付いちゃったとかっていう服はすぐにでも取り替えてあげたいんです。でも老鼠は「少しくらい大丈夫!」なんて言ってそのまま寝かせようとします。じゃあ老鼠、自分はウンチの付いた服着てても平気なのかい!?明日から老鼠の服洗ってあげないぞ!
こんな感じでA型同士の静かな戦いが毎日繰り広げられています。

写真は日本のじいちゃんが送ってくれた高知の新高梨(で、でかい!)とヤンヤン。「こんなに食べられないよ~」

そのころ中国では

2008-10-27 12:00:39 | 和宝宝在一起編
ヤンヤンの誕生を今か今かと待ち構えていた老鼠両親。今日は確か手術日のはずだが、息子(老鼠)から知らせの電話が遅いとばかりに、お祝いの餃子を作り痺れを切らせていました。やっぱりお祝いの時は餃子なのね。日本の赤飯と同じですね。中国の南方では何を食べるんでしょう?八宝飯かな?
ヤンヤンとも感動のご対面を果たした老鼠は、午後中国に知らせるため一度自宅に。スカイプで2時間以上も電話したようです。興奮する老鼠と中国のじいちゃん・ばあちゃんの様子が目に浮かぶようです。
そして再び病院に戻って来た老鼠が猫に伝えた老鼠父からの伝言
病院で宝宝取り違われないよう気をつけて!
そんなこと気にするなんて、中国では宝宝の取り違えが多いの?そりゃ日本より宝宝の数も多いだろうけど・・・自分の子供間違えるはずはないよ!
もちろんヤンヤンが一番かわいいに違いない、そう思って新生児室にいる他の赤ちゃん眺めた猫、あれっ、やばい・・皆ヤンヤンに見える・・
看護士さん曰く「今入院している赤ちゃんって、皆体重同じくらいだし、皆髪の毛ふさふさなのよね~。」 こんな台詞、老鼠父が聞くと心配で眠れないに違いありません。

飴と鞭

2008-10-26 14:22:17 | 和宝宝在一起編
猫が出産したのは個人の産婦人科ですが、完全母子同室で出産したばかりのママに休む暇を与えないというのが鞭なら、3度の豪華な食事+おやつはまさに飴でした。
すべて個室(ウォシュレットトイレやテレビ、冷蔵庫もあり)なので、ママさん達の交流を図る目的で入院中に一度皆が集まって食事会があり、その時は宝宝を預けてゆっくり食事が出来るのですが、シェフが料理の説明をしてくれて、目の前でてんぷらを揚げてくれ、食後の飲み物選べて、至れり尽くせり。
そして猫も老鼠もびっくりしたのが退院前日の夜に頂ける、お祝い膳(写真)。毎月月代わりでメニューが変わるそうです。もちろんとてもおいしくて、老鼠と半分ずつ食べてもお腹いっぱいになりました。

すべて個室で食事が豪華となると気になるのがその費用。猫の場合およそ46万円でした。そのうち9万ほどは保険適用の手術費などです。でも高額医療費で返ってくるのは1万弱です。市からもらえる出産一時金が35万円だから、帝王切開の分お金がかかったって感じですね。
猫は初めての出産なのでこの費用が安いか高いか分からないのですが、大きな総合病院で個室じゃなければもっと安いのかな?
保険適用外の費用の中に「胎盤処理費用」として700円が計上されていました。もちろん術後「胎盤どうされますか?」とは聞かれていません。

スパルタ教育

2008-10-25 14:14:39 | 和宝宝在一起編
スパルタ教育といっても猫のヤンヤンに対するではなくて、病院の猫(出産したママ全員かな?)に対するです。
手術の翌日午後カテーテルをはずされ、ようやく足の麻痺もおさまるとすぐに「さぁ、立ち上げってみましょう!」 まぁ、これは早期離床を目指す病院としては普通ですね。盲腸の時も術後6時間で自分で歩いたし。でも盲腸の時の傷はせいぜい3センチ、今回は9センチ・・・痛いのなんのって。しかも「母乳を出すには水分が必要、たくさん水分を取ってがんばってトイレに行きましょう!」と取った水分の量とトイレの回数と尿の量をチェックされるので、痛いからトイレ行きたくないので水分控えようなんてことは出来ません。
自分で立ち上げることが出来るのを確認すると、新生児室にいたヤンヤンが連れてこられ、「さぁ、抱いておっぱいあげてましょう!」 え~っ、猫はまだ自分のことで精一杯なんですがっ!
でもヤンヤンはそのまま部屋に置いて行かれ、普通分娩のママさん達と同じく産後1日目から母子同室となったのです。お腹の痛みを歯を食いしばってこらえながら、オムツ替えてお乳あげて、しかも夜は痛みで眠れず・・・3日目疲れ果てて放心状態でいると、やってきた助産師さんが「ねこさんがんばりすぎっ!そんなにがんばったらお乳のでも悪くなるよ。しんどい時には新生児室に預けていいのよ。大体帝王切開の人は術後3日目から母子同室でいいのよ。」
え~っ!?だって1日目の夜、老鼠が帰った後は自分で抱き上げるの大変だから、新生児室に預けるつもりだった猫に看護士さんが「本当はママが自分で世話する方が赤ちゃんのためにもいいのよ~。でもどうしてもママが無理だっていうなら預けてもいいよ。」なんて暗に「預けるな。」って言い方されたから、悔しくてがんばったのに・・・。
でもこのときがんばったおかげで、退院するころには経産婦のような余裕すら出てきて、しまいには「ねこさんって2人目でしたっけ?」っていわれるまでにいい加減に・・いや、手馴れて来ていました。
そういう思うと甘えさせてくれなかった病院に感謝した方がいいですね。

請給我止痛薬

2008-10-24 17:14:29 | 和宝宝在一起編
手術の時に苦労して入れた硬膜下麻酔のカテーテルは、手術中は麻酔薬を術後は鎮痛剤を入れるためのものだったので、鎮痛剤を入れ始めてもらってから傷の痛みは徐々に消えていき、老鼠と元気に会話できるようになりました。
病室に様子を見に来た先生や看護師さんの第一声は皆「大変だったね~、よくがんばったね!」でした。どんな苦労でも誰かねぎらってくれると、報われると言うか忘れられる気がします。
さて硬膜下麻酔ですが、これまたお腹より足に効いて、切れていいはずの麻酔が翌日午後になっても切れず(しかも左足だけ)、自分で動かすことも出来ず、先生に「このまま鎮痛剤入れ続けたら足に麻痺がずっと残ってしまう恐れがある。麻痺が残るより今痛いほうがいいよね?」何て言われ、予定より早くカテーテルをはずされてしまいました。
痛い!って訴えれば痛み止めの錠剤をくれるけど、気休め程度しか効かず8時間空けないと飲めず、一度元気になった猫は再び痛みでもがくことに・・・。
術後先生に「筋腫とった後の子宮きれいだったよ、まだ次の妊娠も可能だよ。」といわれ喜びはしたものの、次も普通分娩は無理らしいし、たぶん次も同じような目に遭うと思うと、躊躇してしまいました。
がっ、しか~し、人は忘れる動物です。特に精神的なものでなく体の痛みなんかはすぐ忘れる。退院するころには「どのくらい空けたら2人目OKですか?」と先生に聞いてる猫がいました。

初めての言葉

2008-10-23 17:44:11 | 和宝宝在一起編
出産前に、ヤンヤンを初めて見たとき、自分はどんな行動をとるんだろう?どんな言葉をかけるんだろう?と色々想像していました。たぶん号泣だとは思っていましたが。
で、あふれた涙も止まり、きれいに拭かれたヤンヤンを顔の横に連れてきてもらった時の猫の様子はと言うと・・・
どんな行動?
唇尖らせてヤンヤンの唇を奪った
何て声をかけた?
ニーハオニーハオ
たぶん周りで聞いてた看護師さんたちも、老鼠が中国人だって知らない人は「何で?ニーハオ??」と思ったに違いありません。
大変だった手術の後病室に連れて行かれると、そこには待っているはずの老鼠の姿はなく、しばらくしてビデオ片手に満面の笑みで新生児室から帰ってきました。
猫の死にそうな顔を見ても笑顔!、とにかく笑顔!そして「痛い・・・」と訴える猫に「もちろんよ!」ですって。でも「がんばったね、ありがとう」 その言葉を聞いて一瞬だけ痛みが消えました。

2008年10月10日

2008-10-22 17:44:31 | 和宝宝在一起編
2008年10月10日、ヤンヤンの誕生日となるこの日は、4時起床で術前のいろんな処置が行われ、8時ちょうどに老鼠に「じゃあ、がんばってくるね。」と言って、手術室に入りました。この時の猫気分は、がんばるのは先生なんだけどね~。猫は麻酔効いてるから横になってるだけだしといった気楽なものでした。
ところが手術室に入って腰椎麻酔と硬膜外麻酔をはじめて事態は一変したのです。背中をえびのように曲げなければいけないのですが、前に突き出たお腹が邪魔して思うように曲げられない、足と頭を看護師さんに押さえつけられ、くっ、ぐるしい~、息が出来ない~ 看護師さんは「体硬いのね。」と容赦がなく、でも声が出ないので「お腹が邪魔だからだろっ!」って反論も出来ず、猫はこの時点ですでに涙目。
先生2人がかりでの手術だったのですが、さらにその先生方の会話が猫を凍らせることに。
先生1「骨に針が当たって麻酔が入らない・・・」
先生2「やっぱりヘルニアが影響したか。」
先生1「じゃあ、他の場所で・・」
麻酔の針を入れたり抜いたりすること3回、結局本来打つべきところよりかなり下の方に打たれたのです。そう、下の方(足)だけかなり麻酔が効いて、お腹はなんだかあまり効いて気がするんですけど・・・
でも先生方は「まったく感じないってことはないからね・・・」と言い放って、「じゃあ、始めましょう!おねがいしま~す。」 え~っ、嘘でしょ~ でもメスを入れられて安心、なんだ痛くない、よかった・・・でもお腹がぐにゅぐにゅ動いてる感じはあり、かなり気持ち悪い。
そして8時44分、宝宝の産声を聞いたのです。猫は感激して涙があふれました。そして宝宝を目で探すものの、胸のところで目隠しされているので見えず、目だけキョロキョロ。しばらくしてきれいに拭かれた宝宝を顔の横に連れてきてもらいました。きゃ~、かわいい!
そんな感動的な宝宝とのご対面のあとに待ち受けていたもの、それは・・・麻酔が切れかかってる中での子宮とお腹の縫合。針をさすごとに「痛い、おえ~っ(お腹空だから吐きはしないけど吐きそう)」と訴える猫の声を、聞こえてるけど無視して作業を続けなければいけない先生も辛かったろうけど、猫もしまいには意識が朦朧としてきて、もう2人目は無理だ、死んでしまうと思いました。
頭を抑えて励ましてくれる看護師さんも「がんばって、もう少しだから!あと5分だから。」って、もちろん5分では済まない「あと5分」を3回繰り返しました。
出血も多量だったらしく、その後猫は思いっきり貧血になりました。
こうして猫の帝王切開は無事終わったのです。

入院

2008-10-20 12:58:46 | 和宝宝在一起編
10月9日午後に、元気にバスで病院まで行って入院した猫ですが、前回の子宮筋腫の手術で入院した時と同じ部屋を用意してもらってて、勝手知りたるゆえ看護師さんも「説明しなくていいよね?パジャマに着替えたらくつろいでてね~。あ、シャワー行っとく?」ってな具合。猫も翌日手術するって言う緊張感まったくなし。
言われたとうりシャワー浴びてくつろいで、時々血圧・体温測定して、この日のメインは宝宝の心拍数測ることくらい。食事は豪華な夕食を食べたあと9時から絶飲絶食なのですが、先生ったら「夜こっそり食べたら駄目よ、手術中おえ~っってなって気持ち悪いのは自分だからね!」って・・・そんなに念押ししなくても・・・猫って見るからに食い意地はってそうなのかしら?妊娠中体重管理もばっちりでちょうどいい増え方(妊娠前より+8キロ)してるはずなんですけどっ!
翌朝は4時から色々な処置開始で、8時から手術ってことなので、9時にはベッドに入り結構ぐっすり寝ました
そう、このときは帝王切開なんてへっちゃらって余裕かまして、次の日に遭うとんでもない目なんて予想すらぜずに・・・

写真は余裕かましている手術日前日の猫と生まれたてのヤンヤンです

生まれました

2008-10-18 13:50:18 | 和宝宝在一起編
10月10日午前8:44、無事宝宝が生まれました

3298グラムの元気な男の子です。そして術後の経過もよく昨日(17日)退院しました。
入院前に応援のコメントをしていただいた皆様、ありがとうございます。
入院~出産~退院~子育ての様子は順次更新していきます。宝宝の写真もそのうちUPしたいと思っています。
とりあえず本日はご報告まで。