老鼠和猫的愉快的日子

中国生まれの鼠(♂)と日本生まれの猫(♀)が出会って・・♪

老鼠と猫

2007-12-09 16:35:32 | 恋愛編
「なぜ老鼠と猫なの?」っていう質問を数名の方からいただきました。
これはですねぇ、まだチャットでloveloveだった付き合い始めの頃に戻ります。
老鼠はいつも仕事が終わって(大体深夜12時以降)そのままネットカフェに行ってチャットしていたので、お腹がすいています。そこで出前のワンタンやらを食べながらチャットしてたのですが、よく食べるのが瓜子。老鼠は細面な顔立ちなので、瓜子を歯でかじかじしている姿は、友人のところで見たハムちゃんがえさを食べている姿とそっくり。ハムスターを中国語でなんというか知らなかった猫は、思わず「老鼠みたい」と言ってしまったのです。老鼠は年老いた鼠と言う意味ではありません、鼠を中国語では老鼠と言います。次の日からメールは「食いしん坊の老鼠より」って来るようになりました。
一方猫は老鼠とチャットする時間までに、食事やお風呂を済ませ、時にはパジャマに着替えて軽く一眠りしてからチャットしていました。すっかりくつろぎモードです。しかも猫はスリムな老鼠に比べてぽっちゃり系、まるで家でごろごろしている猫のよう。で老鼠からもらったメールには親愛的大懶猫」 怠け者の猫へ・・・・
それからお互いのことを中国語で、mao(猫)、laoshu(老鼠)と呼ぶようになったのです。
でもこれのほかにもお互いの呼び方は色々あります。その時の気分で呼ぶのですが、最近一番多いのはお互い苗字の後に「さん」をつける、ですね。

ちなみに猫や老鼠(ハムちゃん)は飼ってません。我が家には猫と一緒に暮らしてもう14年になる、亀の「比尓(ぴえ~る)くん」が居ります。

猫、上海へ

2007-11-27 12:05:20 | 恋愛編
猫と親猫は冷戦状態のまま、2004年12月30日、猫はまた上海へ。上海へ着いたのは夕方。その日上海は何年ぶりかの雪で、雪になれない上海ドライバーの起こす交通事故で、道は何処も大渋滞。空港から市内まで普段の2倍時間がかかりました。ホテルに着いた猫はすぐに老鼠にTel「今着いたよ~」。老鼠はこの日仕事を休んで、朝からずっと待ちぼうけ、すぐにホテルにやってきました。
毎日チャット&メールはしてたけど、実際会うのは2回目、お互いちょっと緊張。でも本当にちょっと・・・あっという間に何年も付き合ってるかのような感じなりました
猫が上海に行ったのは恒例のお正月旅行と、結婚について老鼠と具体的な相談をするため。

このとき猫と老鼠が決めたことは
1.猫が2005年6月いっぱいで(夏のボーナスもらって)仕事をやめて、上海に引っ越す。
2.上海で猫は中国語の学校に入学する。老鼠も日本語学校に入学して、お互い1年間みっちり勉強する。(一緒に通える学校も探しました)
3.学校に通いながら結婚準備&結婚
と、まぁこんな感じ。でもこれはその後がらりと変更することになるんですけど。

あと、老鼠がいつも行っているネットカフェに連れて行ってもらって、2人で国際結婚の手続きについて調べたりして、こうやって猫と老鼠の結婚準備はスタートしたのです。

親猫Ⅲ

2007-11-27 00:09:57 | 恋愛編
しばらくしてまた、少し落ち着いた猫父から電話がありました。猫父は猫母と違って、猫を本当に心配してくれてるのがわかります。だから老鼠のこと、これからのこと、色々聞いてきました。

でもやっぱり・・・
猫父「本当に大丈夫か~?お父さん心配やが・・・」
猫 「じゃあ、老鼠にあってどんな人か、自分で確かめれば良いよ。パスポートさえ取ってくれたら、猫が中国に連れて行くよ」
猫父「パスポートいうたってぇ・・・・」
猫 「簡単よ、取ってよパスポート」
猫父「そんな・・・・・・・・・・・・・・・」
猫 「もうっ、お父さん!しっかりしてよ!」

猫は猫父が大好き。とても温厚で、いつもニコニコしている。周りが「猫が結婚する時大変だぞ~。猫父お泣きするぞ」といつも言うくらい、傍から見てもわかるほど猫をかわいがってくれた。
そんな優しい猫父に対して「しっかりしてよ」なんてきついことを言ってしまったけど、猫はこのとき猫父が猫母を諭してくれれば、と期待していました。そういう意味も含めた「しっかりしてよ」だったのです。
ごめんねお父さん、娘と妻との板ばさみにしてしまって・・・・
でも猫は、老鼠を選んだことに対して「ごめんね」を言うつもりはないから。

親猫Ⅱ

2007-11-26 23:09:21 | 恋愛編
猫父が電話を切って5分後、今度は猫母から電話が。すでに泣いていました。
猫母「たのむけん、やめて!」
猫 「何で?猫今結婚せんかったらずーっと一人かもよ」
猫母「そのほうがいいっ!」
猫 「だからなんで?」
猫母「・・・・・・・・・・・・」

解ってます、理由は相手が中国人(外国人)だから。ただそれだけ・・・・。じゃあなぜ中国人だといけないのか?母はそれを答えることは出来ないでしょう。自分の親を悪く言うのはいけないことかもしれない。でも猫は猫母のそういうところが嫌い。偏見の塊・・・人に対する判断基準が猫とはまったく違う。そして母の反対は猫を心配してではない、ただの偏見。だから何もいえない。
猫はそんな猫母に怒りをぶつけました・・・ぶつけてて悲しくなりました。
嘘でもいい、ただ「猫のことが心配だから」そう言ってくれればいいのに。

親猫Ⅰ

2007-11-26 19:08:42 | 恋愛編
その日は彼らにとって突然やってきました。そう、猫の両親が衝撃を受ける日。
猫がお正月を上海ですごすため準備をしていた2004年12月下旬、猫宅の電話が鳴りました。電話の主は猫父。
猫父「元気か~?お正月はどうするん?どっか旅行にでも行くんか?」
猫 「うん、中国に行く」

猫父「また中国!好きやねぇ~。誰と?」
猫 「一人・・・(どうしようかな、今言っちゃおうかな~)」
猫父「なにっ、1人。それ、危ないことないか~?」
猫 「(ええぃ、言っちゃえぃ)うん、大丈夫よ!あっちに彼氏おるけん。ちなみに結婚するけん。(いいのかこんなにさらっといっちゃって・・・でももう言っちゃった)」
猫父「なにっ!!結婚!?中国人とか!?」
猫 「(やっぱ、そういう反応よね~)そうよ、中国人と」
猫父かなり動揺して言葉が出ない・・・
猫父「いったん電話切るけん・・・」
そして、ガチャ、プッ~プッ~。お~い・・・
う~ん、あまりに唐突で衝撃が大きすぎたらしい。

猫の作戦

2007-11-25 17:09:35 | 恋愛編
さて2人のメール&チャットでの交際も順調だし、2005年のお正月は上海で迎えることにしたし、残るは心配1の両親のことをどうするか。まず猫は一番仲良しで、近くに住んでいる叔母に話を聞いてもらうことに。
まさかこうなるとは思ってなかったので老鼠の写真も持ってない、初めてwebカメラつけてチャットした時も「こんな人だっけ?」って思ったくらい老鼠の顔も覚えていなかった猫は、とりあえず老鼠に写真を送ってもらいました。
それをもって叔母とデート。叔母はよく「結婚せんの?いいひとおらんの?」と言ってたけどその日も案の定きいてきました。
猫はおもむろに老鼠の写真をみせ、彼は中国人であること、マッサージ店で知り合ったこと、結婚を考えてること、7つ年下であること等等説明しました。
叔母の反応は反対じゃないけどちょっと心配。その心配の内容が、老鼠は若くてかっこいいから、猫はそのうち捨てられるかも。
ひどい、叔母ちゃん・・・・。でも反対じゃなくてよかった。これで猫は勇気100倍。両親への報告のタイミングをうかがうことにしたのです。

国際結婚で周りからまったく反対されないカップルはいないんじゃないかな~。どちらかの親が反対、もしくは両方が反対してたり。両親が賛成でも親戚や外野がうるさかったり。

猫が救われたのは、老鼠のご両親が反対じゃなかったこと。自分の両親に反対されるより、相手の両親に拒否されることのほうが猫はつらい・・・・。老鼠ごめんね・・・そう思った猫でした。

年の差

2007-11-25 14:12:46 | 恋愛編
猫には2つ下の弟が1匹います。老鼠はそれより5つも下。老鼠は3人兄弟の末っ子、上に兄2人。猫は一番上のお兄さんより年上。
はぁ~どうしよう・・・
「いまどき年の差夫婦って珍しくないよね、そうよね」と自分に言い聞かせる。「そうか?男が年上の年の差カップルはたくさんいるが、女が年上の年の差カップルは何かと注目されてるぞ、見てみろテレビのワイドショーを」と意地悪な神様がささやく。そう、自分の周りにだっていない・・・・
ああっ、もう考えても仕方ない。がんばれ猫!加油、加油。


そして猫は言ったのです「ねぇ、猫の年知ってる?」
猫のほうが年上だろうとは思ってた老鼠は「1976年生まれ?」と聞いてきました。老鼠は1977年生まれなんです。
猫「ううん、違う」
老鼠「1975年生まれ?」 猫「ううん」
老鼠「1974年生まれ?」 猫「ううん・・・」
老鼠「・・・・・・・」 猫 (いゃ~沈黙しないで~っ)
老鼠「我愛你,就可以了,是吧?(僕が猫を好きならそれでいい、でしょ)」 
猫 号泣
心配その3は解決。
心配その2もあっさり解決、どうやら日本に来たいという意思はないらしい。
残るは心配その1。これはなかなか手ごわい・・・。

猫の心配

2007-11-25 13:13:31 | 恋愛編
老鼠のプロポーズを受けて、感激の涙も止まって、冷静になった猫は突然心配になりました。猫の心配は・・・
その1 猫の両親はきっと猛反対する。どうやって告白して、説得するか。
その2 老鼠は実は猫がすきなんじゃなくて、ただ日本に来たいだけで、本当の目的は日本のビザではないか。
その3 老鼠は猫の年をまだ知らない

猫は1人で色々考えました。でも考えるだけじゃ何も解決しない。自分でも唯一自分の長所だと思う「行動力」。これを今使わずしていつ使うの。

そして猫が出した解決策
その1 まず味方をつくろう!両親に打ち明ける前に外堀固めて、猛反対に遭ったときのクッションを作っておこう。
その2 これは老鼠に「結婚したら私が中国に行ってそちらで生活しよう」といってみる。もし老鼠が「え~っ、日本で生活しようよ」なんていえばちょっと怪しいかも。

問題はその3 猫比老鼠大七才(猫は鼠より7つも年上)
老鼠がまだ知らない事実(だって聞かれなかったから・・・)猫もどうすることも出来ない事実。外見や性格は猫の努力次第で少しは改善できると思うけど、この年の差だけはどうしようもない。知らずにプロポーズしてるんだから、老鼠もそう年の差は感じてないのかもしれないし、猫も感じない。でもっ、「猫は老鼠より7つ年上だよ」って白状した時の・・・・老鼠の反応が怖い。

老鼠のプロポーズ

2007-11-25 12:28:22 | 恋愛編
お互いの気持ちも知って更にloveloveなチャットをしていたある日、またまた老鼠が突然「僕に嫁いで来てくれませんか?」
なんと古風な言い方。老鼠の告白はいつも唐突で、そのくせ控えめ。

猫はびっくりしたけど、もちろんうれしかった。うれしくて涙があふれてきました。そして後先考えない猫はまたも即答「はいっ、嫁ぎます」

「知り合ってまだ1ヶ月もたってないんだぞ。いいのか!?そんなに早く決めてしまって」どこかで神様がそう言ってたかも知れないけど、もう「はいっ」って言っちゃったもん。自分でも不思議。3○年も生きてると恋愛経験もまぁ人並みに、でも猛烈に誰とでもいいから(笑)結婚したかった22歳頃をすぎてからは、結婚はしてもしなくてもいいやとぐらいにしか思ってなかったのに。

老鼠の告白・猫の告白

2007-11-25 11:14:31 | 恋愛編
当時我が家のインターネット環境はダイヤルアップ接続。約束の時間になるとオンラインにして、パソコンの前でスタンバイ。老鼠もパソコンを持っていなかったので、ネットカフェへGO。猫はマイクとwebカメラ持ってなかったので、チャット中ひたすら中国語ピンイン入力の鍛錬。正直この頃のチャット内容まったく覚えてません。

チャット始めて5日目(だったと思う)、老鼠が唐突にバラの絵文字を送ってきて、
「僕の気持ち受け取ってくれますか?」
ええっ~!?こっ、これって愛の告白?そうよね?
猫は時々後先考えず行動する。その時猫が取った行動、それは・・・
「我愛你!!」とピンイン入力。
老鼠の控えめな告白に対して、猫の大胆な告白・・・・だって手が勝手に動いたんですもの。

一度大胆になった猫は「我想听你的声音!(声が聞きたい)」と、老鼠に要求。老鼠は国際電話をかけてきてくれました。でも今度は猫が緊張して話せない・・・・おいおい。猫は大いに反省しました。中国から公衆電話で国際電話をかけると高いことを知ってたのに、簡単に声が聞きたいなんて言って、そんなに多くないであろう給料を無駄に使わせてしまったんですから。しかも緊張して話せないだなんて、老鼠にしたらトホホって感じですよね。
だから猫はマイクとwebビデオ買うことにしました。そしてインターネットも常時接続にしたのです。