老鼠父初めての飛行機

やっと手荷物検査が始まると、老鼠父はそわそわ、ＶＩＰルームでくつろぐ私達をせかせます。老鼠父「早く入らないと乗れなくなる！」　登場手続きも終わってるし、心配しなくても乗れますから。中待合室も寒いに決まってるし、ぎりぎりまでＶＩＰルームにいた方がいいものね。老鼠も「そんなに心配なら１人で先に入ってれば？」　でもそれは不安で出来ない老鼠父。やっぱりでっかい子供だ。ここまでくるとちょっとかわいいと思ってしまった。
飛行機の搭乗が始まると、我先にと搭乗口に詰め掛ける乗客。席は決まってるのになぜにそんなに必死になるのか猫には分かりませんが、中国人の血が騒ぐのでしょうか？老鼠は日本慣れしているのでまったく慌てませんが、老鼠父はここでもダッシュ・・・・だからそんなに慌てなくても乗れるって。
猫達が最後に搭乗口に行くと、飛行機は滑走路近くに止まっていて、バスが搭乗口で待機しているのに、皆あせって小走りで飛行機に向かってます。バスは猫達ともう一組の全部で５人だけ乗せて飛行機へ。もちろん老鼠父は小走り派です。
今回も中国南○航空だったのですが、遅れたことを空姐が「ごめんなさい。」と飛行機前方でお詫びしただけでした。しかも満席で狭い狭い。ヤンヤン抱いてはとっても辛く、しかもヤンヤンはぐずりっぱなしで、しまいに猫はヤンヤンを静かにさせるため、１時間ほどずっとおっぱい攻撃でした。
さて飛行機初体験の老鼠父はと言うと、初めてだから耳がおかしくなるだろうと思い、「これかんでください。」とガムを渡すと、ガムを口に入れその包み紙を通路にぽいっ・・・あ～っ！なんてことを。老鼠がさっと拾いました。６０才過ぎた老鼠父にマナーを分かってもらうのは至難の業です。まだ痰や唾をがーっぺっしないだけ良しとしましょう。
機内食を楽しみ、ビールも飲んで、後は空姐をカメラの収めたら大満足だったのですが、空姐にカメラを向けたらお断りされてました。そんな猫達を乗せた飛行機はＰＭ１０時ごろ上海に無事到着しました。

写真：上海浦東空港で、初めての動く歩道にご機嫌な老鼠父。
寝起きのヤンヤン。