荒巻豊志の整理されないおもちゃ箱

日本一下手なドラマーです。仕事の話をすることはこのブログではめったにありません。

音楽を頭で聴く(4)

2011-05-14 02:26:23 | 趣味
松田聖子の「天国のキッス」

松田聖子の中では5本指に入る曲。もちろん思いで補正が強くかかっていることもあるが。大学に入学して東京に来たときの曲で、アルバムのユートピアはレコードがすり減るくらい聴いたものだ。

イントロA 4小節
イントロB 2小節
サビメロ  4小節×2
間奏=イントロAB 6小節
Aメロ   8小節×2
サビメロ  4小節×2
間奏=イントロA  4小節
Bメロ   4小節
サビ    4小節×1
間奏=イントロA  4小節
Aメロ   8小節×2
サビメロ  4小節×2
間奏=イントロA  4小節
Bメロ   4小節
サビメロ  4小節×1
間奏=イントロAB 6小節
サビメロ  4小節×2
エンディング=イントロAB' 6小節

とにかくイントロと同じフレーズが間奏に用いられていて、同じことをただ繰り返しているようにみえて、イントロのメロディーにコーラスを乗せたり、歌詞をつけさせたりして飽きさせない。サビが何度も出てくるために脳裏に残りやすい。なんとサビは基本は4小節だが、これが10回も繰り返されている。それでいてしつこくないのは、イントロBの後、Aメロの後、Bメロの後と3パターンあるからだろう。
作曲と編曲は細野晴臣。作詞の松本隆とははっぴいえんどからの仲間だから息はぴったり。これは詞の付け方によっては駄曲になっていた可能性が高いと思われる。





ドラム練習(87時間目)

2011-05-14 00:12:05 | ドラム
今日はレッスンの日。
「負けないで」卒業公演。
先生の見ている前では緊張してしまって、気合いの入ったプレイはできなかったけど、無難に叩いて終了。

それにしても、また今日もほとんどが音楽の話。シンバルの進化の話や俺が疑問に思っていた作曲と編曲の関係などなど。先生がドラムをはじめたきっかけはジョン・ボーナム(レッド・ツェッペリンのドラマー)だって。「あれ、どこかで聞いたことがあるような?」。そういえばコメントでミスムンさんが教えてくれた人でした。

今まで一人で黙々と練習し、レッスンも他人と比較する(される)ことなくやっていたからか、最近はドラマーの演奏風景とかを見るようになった。そこで今日は、俺から

「先生、3分くらいでいいから、好きなフレーズ叩いてみて。何か盗みたいから」

「いいですよ」

ここからが圧巻。いったい何がどうなっているのかわからない。スティックがくるくる回りながらリムショットをまじえながらいたるところを叩いている。

何がなんだか全くわからない。何一つ盗めない。はじめてAKB劇場に行ったとき何を(誰を)見ればいいのかわからず「あれ、あれ、あれ」って感じに似てた。

すっかり、落胆。

「87時間も練習してそこそこ叩けるようになったと思ってたんですが・・・」

「ハハハ。一応30年やってるんですよ」

「でも・・・」


悔しくてたまらん。


後は、いったいどういうプレイをしていたのかを解説してもらう。
とにかく何か難しいことをやっているわけではないことはわかった。ただすごくアクセントを効かせている。この強弱がキモなんだな。それとライドシンバルやクラッシュシンバルの叩く場所をチップやショルダーで使い分けているところが様々な音色を出せている理由だということもわかった。


ということで、先生曰く

「次までに何かビートルズの曲でドラムパートだけ採譜してください。口でいってかまわないですよ。ドッタタタッタカ・・・というように口で言えるだけでいいんです」

ちなみに通勤途中でちょっとチャレンジしたが、全く口で言えない。

なんで、こんな課題が出されたんだろ?。たぶん、俺が演奏よりも音楽の構造自体に興味をもっているからかもしれない。それとも俺をいじめたいだけか?。
なんだかドラムのレッスンというより音楽学校に行ってる気がしてきた。