2週間ぶりに練習。
5時間練習してタコの下にマメができてとても痛いだけの結果に終わった。上達もなにもありゃしない。確実に下手になっている。
もしかしたら本当に下手になっているのかもしれないが、これだけ練習していて成長しないのならわかるが下手になるのはおかしいと思ってので少し考えてみた。
たぶん、今が「カベにあたる」ということをはじめて体験しているのかもしれない。もちろん、いろんな段階で「カベ」はあるわけで、あくまで「カベ」のひとつにすぎないが。
超えるべき存在は昨日までの自分。この状態は練習をすれば昨日よりも多少上達するわけで、なかなかカベを感じにくい。もちろん、昨日から上達しないなぁというのはあっても「退化」したという感覚はない。
しかし、あるとき、目標の設定が昨日までの自分を超えることではなく、何か別なものになったとき、明らかに昨日までの自分よりも上達していたとしても、いや、むしろ、昨日までの満足していた自分であるほうが上手く感じられる記憶が残っているだけ「退化」したと感じられる。これが「カベ」ではないかということだ。
ドラムは自由な楽器だがやはりある程度の合理性がある。いくらなんでもスネアを左手しか届かないところに置くやつはいない。いくら自由といっても、ーいや、むしろ枠があるから自由なのだがー、はちゃめちゃなことが許されるものではない。その枠の中でどれだけ自由にやれるかだ。
だいたい、俺のセッティングは普通のドラマーからみたら全く信じられないセッティングだ。ハイハットを右に置いただけで後は全部右利き用なのだから、そんなめんどくさいことせずに、普通に両手をクロスさせればいいじゃないかと。
俺もそれについてはなんとなくはわかっていたが、右側にハイハットを持っていったのは右手のためでなく、左手の自由度をより増そうということだった。この原点に帰って、体の作り(足を広げればつま先も開くetc)や俺の体格を踏まえてずっとセッティングをさぐっていた。今の時点ではほぼ固まった。前回撮影した「ノエルの夜」の映像では撮影するカメラをいつもと同じところに置いているのに体がカメラに向かってかなり正面を向く感じになっている。
このセッティングでハイハットが右にあっても体がきゅうくつにならずに16ビートを刻めるようになった。さらにタムをひとつしか使えないと思っていたのにたぶん3タムまでセットできると思う。ネックはスタジオにあるセットを大幅に動かさなければならないことだ。10分では無理で下手すると20分はかかる。もちろん片付けるのにも。
来年は早々に自宅スタジオ化計画を進行させる予定。時は金なり。毎回40分ちかくをセッティングと片付けに使う無駄を省くことで少しでも上達のスピードをあげたい。
上達を感じられなくても練習していると時間があっという間に経っていく。とても楽しい。いつものスタジオは正月は休み。練習したいが仕方ない。家でパットを相手にトコトコ右手の練習するだけ。
了
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5時間練習してタコの下にマメができてとても痛いだけの結果に終わった。上達もなにもありゃしない。確実に下手になっている。
もしかしたら本当に下手になっているのかもしれないが、これだけ練習していて成長しないのならわかるが下手になるのはおかしいと思ってので少し考えてみた。
たぶん、今が「カベにあたる」ということをはじめて体験しているのかもしれない。もちろん、いろんな段階で「カベ」はあるわけで、あくまで「カベ」のひとつにすぎないが。
超えるべき存在は昨日までの自分。この状態は練習をすれば昨日よりも多少上達するわけで、なかなかカベを感じにくい。もちろん、昨日から上達しないなぁというのはあっても「退化」したという感覚はない。
しかし、あるとき、目標の設定が昨日までの自分を超えることではなく、何か別なものになったとき、明らかに昨日までの自分よりも上達していたとしても、いや、むしろ、昨日までの満足していた自分であるほうが上手く感じられる記憶が残っているだけ「退化」したと感じられる。これが「カベ」ではないかということだ。
ドラムは自由な楽器だがやはりある程度の合理性がある。いくらなんでもスネアを左手しか届かないところに置くやつはいない。いくら自由といっても、ーいや、むしろ枠があるから自由なのだがー、はちゃめちゃなことが許されるものではない。その枠の中でどれだけ自由にやれるかだ。
だいたい、俺のセッティングは普通のドラマーからみたら全く信じられないセッティングだ。ハイハットを右に置いただけで後は全部右利き用なのだから、そんなめんどくさいことせずに、普通に両手をクロスさせればいいじゃないかと。
俺もそれについてはなんとなくはわかっていたが、右側にハイハットを持っていったのは右手のためでなく、左手の自由度をより増そうということだった。この原点に帰って、体の作り(足を広げればつま先も開くetc)や俺の体格を踏まえてずっとセッティングをさぐっていた。今の時点ではほぼ固まった。前回撮影した「ノエルの夜」の映像では撮影するカメラをいつもと同じところに置いているのに体がカメラに向かってかなり正面を向く感じになっている。
このセッティングでハイハットが右にあっても体がきゅうくつにならずに16ビートを刻めるようになった。さらにタムをひとつしか使えないと思っていたのにたぶん3タムまでセットできると思う。ネックはスタジオにあるセットを大幅に動かさなければならないことだ。10分では無理で下手すると20分はかかる。もちろん片付けるのにも。
来年は早々に自宅スタジオ化計画を進行させる予定。時は金なり。毎回40分ちかくをセッティングと片付けに使う無駄を省くことで少しでも上達のスピードをあげたい。
上達を感じられなくても練習していると時間があっという間に経っていく。とても楽しい。いつものスタジオは正月は休み。練習したいが仕方ない。家でパットを相手にトコトコ右手の練習するだけ。
了
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