荒巻豊志の整理されないおもちゃ箱

日本一下手なドラマーです。仕事の話をすることはこのブログではめったにありません。

「第9地区」

2014-03-01 17:51:27 | 映画
なかなか映画をみるという慣習が定着しない。

部屋を片付けていたら、このDVDがみつかった。記憶では渋谷のTSUTAYAの店頭で購入したと覚えている。

エイリアンものは手当たり次第にみるほうなのでストーリーとか全くわからずみてみる。

とてもいい映画だったと思う。
なんでもアカデミー賞にノミネートされたかなにかそういう作品らしい。

南アフリカに突如訪れたUFO。中には栄養失調のエイリアンが。仕方なくエイリアンを街の一角に住まわせるが、繁殖が著しいうえにたまに人間に悪さをするものだから、離れたところに隔離しようとなる。
エイリアンの居住区へ隔離する責任者が主人公。不幸にも彼がエイリアン居住区でみつけたある物質に触れたことから、体がエイリアンになっていく。どうすれば人間に戻れることができるのか?。一方でエイリアンにしか使えない強力な兵器を彼が使えるようになったために彼を兵器として利用しようとする武器商人。そして、故郷へ帰りたいエイリアン。アクションあり、ヒューマン的な要素もきっちり埋め込まれたとても見応えのある作品だった。



「宇宙戦争」

2014-01-11 22:00:16 | 映画
B級映画をみたあとはやっぱり大作をみたくなる。

トム=クルーズの「宇宙戦争」をみる。特撮の水準、エキストラの数。B級映画とは比べ物にならない。

レーザー光線で町を人をなぎ払う宇宙からの使者。とにかく逃げようとするのに賢明な主人公、事態がつかめずなきわめく子ども。いらだつ、そしてその自分を落ち着かせようとする主人公。緊張感が伝わってくる。フェリー乗り場の前後からのシーンは息もつけない。

それにしてもトム=クルーズの演技のうまいこと。頼りなくエゴイストな父親を見事に演じている。正義感が強く父に反発する息子。実は10歳の娘が一番しっかりしているのかもしれない。

エンディングはなぜか結局は人類が勝つ。理由はわからねどスカっとする。なんかあまりにもハッピーエンドくさいし、不思議な箇所が最後になるほどみられるんだが、まぁよしとしましょう。


この映画をみて、なぜ自分がゾンビものやエイリアンものといった映画が好きなのか理由がわかった。それを書く日はいつかくるはず。











「世界侵略2012」

2014-01-11 20:31:05 | 映画
何年か前にB級映画を漁るようにみていたことがある。
これもそのひとつかもしれない。B級映画とはストーリーの大きさに比して予算が与えられていないものと俺はとらえている。特撮や特殊メイクを必要としなければ低予算でもそれなりの映画はできるように思えるのだが、そのバランスが崩れていることが滑稽にみえてしまうのがB級映画だろう。

この映画は登場人物が英語で会話しているシーンがあり、スペイン語での字幕が出ている(スペイン語だとは思うがわからないラテン系であることは間違いない)。日本の商社マンが出てきて日本語で会話しているところなんかでもスペイン語での字幕が出ていた。ちなみにこの日本語を話す人は確実に役者ではなく素人をつれてきていた。

勝手な憶測だがアメリカ映画ではあるが、ヒスパニック系の人たちへの娯楽として作られたのではと思っている。あるいはただのメキシコ映画か。


B級映画は費用の少なさからがヤマ場の訪れがとにかく遅い。最初から1時間近くはなんの映画か忘れてしまうほどだ。


ある一家がドライブ中にエイリアンらしきものに拉致される。隕石がおちる。遺跡を調査していた人が謎の死を遂げる。これらがひとつに結びついていると考えた科学者たちのチームが謎を解いていく。

1時間ほど経過したところで、エイリアンらしきものは一度も姿をみせない。ただ3種類のエイリアンが地球にきているらしい。ひとつは人間をのっとるバクテリアのエイリアン。もうひとつは人間と同じ姿をしたエイリアン。そして最後はいわゆるグレイタイプの人間の見方であるエイリアンらしい。それにしてもエイリアンとコンタクトをとったわけでもないのに、なぜこの3者に分かれるという想定がなされるのだろう。


そしていよいよ70分くらいになって、エイリアン登場。

たけしのTVタックルに出てくる感じのエイリアンだ。悪いエイリアン(人間の姿)が科学者たちを襲う。その窮地を味方のエイリアンが救う。敵を追っ払った後で味方のエイリアンが地球滅亡の映像をみせる。

そして!。





このまま終わってしまった。

もちろんエンディングはちょっと謎めいた終わり方なのだが、それがなんなのか全くわからない。


いったいこの映画はなんだったのだろう?。


しかし、金をかけた映画でつまらないものよりもつっこみがいがあるだけB級映画のほうが面白い。



「遊星からの物体X ファーストコンタクト」

2014-01-07 20:30:25 | 映画
なんかこの題名はみたことがあるので借りてみてウィキペディアで軽く調べてみた。
1982年に「遊星からの物体X」でロードショーされたものの前編に位置づけられる作品でリメイクではないらしい。1982年と言えば高校3年の時でこのときもよく映画をみていたから記憶に残っていたのか。

南極で謎の電波が発信されていて調査すると地下に巨大な建造物と氷につつまれた生命体を発見。その生命体は地球には存在しない宇宙生命体のようで、隊員たちは世紀の大発見と喜んだのもつかの間、この生命体は生きていて犬を一匹、隊員を一人殺害する。生命体が潜む小屋を丸ごと燃やして殺した後、解剖してみる。殺害された隊員が食べられていて生命体の体内で発見する。詳しく調査してみるとどうやらこの隊員の細胞を複製しているようだ。

人になりすます細胞をもった生命体。このことを進言する科学者の意見を他の隊員は耳を貸さない。その間にもその生命体の細胞は隊員を遅いその隊員になりすます。隊員になりすましていた宇宙生命体を一匹退治するものの、まだ誰かがのっとられているかもしれない。誰が宇宙生命体なのかわからないまま隊員たちは疑心暗鬼に陥る。このあたりは「ボディスナッチャー」にみられるのっとり系のエイリアンものによくみられるストーリーだ。

最後までハラハラドキドキの連続、宇宙生命体のグロテスクさ、とてもいい映画だった。




「ダーケストアワー」

2014-01-06 20:05:11 | 映画
いったいどんな映画を借りたのかも忘れてしまった。とりあえずみてみる。
CGがなんかちゃちくて金はあまりかけていないゆな感じ。まぁ、よくわからないが。

モスクワにビジネスにきた大学生くらいの男子二人。モスクワは20年以上前に一度飛行場に寄ったことしかないので町並みとかそんなものをこの映画ではじめてみた。スターバックスやマクドナルドの看板のキリル文字のつづりに目が向かう。映画の本筋とは違うところに興味をもってしまう。

ビジネス相手にだまされてクラブでヤケ酒のところに同じアメリカから来た女性二人と出会う。急に停電がおこり、外へ出たところ空から何かがふってくる。それにさわろうとした警官が蒸発するように爆発して死亡。にげまとう民衆。追ってくるのは姿の見えないエイリアン。モスクワは一夜にしてゴーストタウンと化す。なにせ死体が残らないほど高温で溶けてしまう感じ(くだけちってしまうというのが正しい)。どうやらゾンビ映画ではなさそうだ。

宇宙生命体は透明なので人間からはみることができない。ところどころ宇宙生命体から地球上のものがどうみえるかという視点の映像がはさまれる。このあたりはプレデターに似ている。彼らは姿が見えなくても電磁波異常をおこすようで通り過ぎると電灯が点滅したりするので接近すれば気づくことが出来る。ガラスはどうやら彼らの知覚をおかしくするようでガラスの知覚にいると向こうから気づかれることがない。

逃げる中で新しい仲間と出会い、そして仲間を失う。敵の弱点をみつけ少しずつ反撃に転じる。最後に一人だけ残るというようなストーリーではなく悲しい中に希望は残る。

低予算の割にはよくできた映画だったように思える。