このホテルは、日本郵船や明治製菓の重役を務めた山本直良が.明治38年創業しました.
アメリカで設計を学んだ岡田時太郎の設計で,すべて日本人によってつくられています.
電灯によるシャンデリア照明、英国製のカーペットの採用など、当時の最先端・最高級の設備
が整えられています。
初めの利用者は外国人が多かったのですが、次第に近衛文麿・渋沢栄一・大隈重信など日本
を代表する政財界人が数多く滞在するようになっていきました。その後様々な経過をたどり昭和
55年(1980)3月に軽井沢に贈与それました。木造純西洋式のホテルとして、札幌の豊平館に
次ぐ古い建物です.昭和55年(1980)5月に、国の重要文化財に指定され、昭和58年4月から
内部の一般公開が行われています。(写真Mr麹町)