日本の金融界の重鎮で、明治から昭和初期にかけて首相、蔵相などをつとめた政治家で、こ
こは高橋是清翁（１８５４～１９３６）の邸宅があったところです。翁は昭和１１年２・２６事件
により、８３歳で世を去りました。没後、昭和１３年１０月に高橋是清翁記念事業会が、この
地を当時の東京市に寄付し、昭和１６年６月東京市が公園として開園しました。戦後昭和５０
年（１９７５）港区に移管されたものです。
その後、大戦中の空襲、国道２４６号線の拡張工事等ありましたが、翁の銅像も昭和３０年
に復活され、和風庭園はほぼ当時のままの姿といわれています。庭園の奥やや高みに翁がどっ
しりと鎮座ています。最近テレビで「坂の上の雲」が再放送されていますが、日露戦争におけ
る外債募集に活躍する高橋是清を西田敏行さんが演じていますが、イメージにぴったりの感じ
がいたしました。
