毎年この時期になると３月１０日の東京、１３日の大阪の大空襲の話題になります。これは
台東区が昭和６１年３月に建立した碑です。言問橋西詰の隅田公園一帯は昭和２０年３月１０
日の東京大空襲により亡くなられた、数多く方々を仮埋葬した場所です。大戦中の空襲により
被災した当時の下谷、浅草区民は多数に及びました。
亡くなられた方々の遺体は区内の公園等に仮埋葬されました。戦後に荼毘に付されて、墨田
区の東京都慰霊堂に納骨されました。年月が経過して不幸な出来事や、忌まわしい記憶が忘れ
去られることのないようにこの碑が建立されたのです。「ああ東京大空襲 朋よやすらかに」
と刻まれています。改めてご冥福をお祈り致します。
