9月6日公開『ナミビアの砂漠』本予告
第77回カンヌ国際映画祭 国際映画批評家連盟賞受賞作とのことです。
『あんのこと』が良かったこともあり観てみました。
【感想】
カフェで友人と話す昔の知り合いの自殺の話も、後ろで見ず知らずの男性グループが話している
「ノーパンしゃぶしゃぶ」の話も同じように聞こえてきていて、別れた彼氏とする色々な話もそれほど
本人には深く根付いていない感じで、先行きが見えずこれからの方向さえ解らない現代をよく映画化していると思いました。
主人公が情熱的だったりにこにこしている様な映画よりもリアリティーを感じます。
河合優実さんは『あんのこと』も良かったですが、こちらは普通の人の役柄を上手く演じていると思いました。
河合優実さんが一人で白いTシャツ姿で道路を歩くシーンがありますが、歩き方が何か未分化な感じなので、
特定の人格を深く演じるよりも、未分化な役柄を演じるのが合っているのでしょう。
様々な境界が曖昧になっている現代を上手く表現した一作でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます