TVおじさん

世相の鏡であるテレビから学び、時として批判も。メディア表現にも触れる。まだ元気、散策の想い出も綴りたい。

やまと旬菜・三笠

2012-07-21 | グルメ

奈良に詳しい知人の薦めで、今夜訪ねた。

遠くあちこちから集まったメンバーなので、まず足の便がいいこと。

近鉄奈良駅前にあり、この条件はまずクリアー。

予算はほどほどに。

刺身、揚げ物、牛肉、そうめん、釜飯等々、

大酒飲みもいて地元の「春鹿」などをかなりの速いピッチで飲んでいたが、

値段はそこそこだった。

今回は10人のグループだったが、テーブルの配置などに気くばりがあり

周囲を気にすることもなく、楽しい時間を過ごすことができた。

店内はカウンターを除いてほぼ満席に盛況だった。

予約をしておいたほうがいいだろう。


慈光院八景

2012-07-21 | 散策

片桐石州の作。「借景と刈込を本位とせる庭園として、優秀なるものなり。

寺としてよりも境内全体がひとつの茶席として造られて」いるという。

作庭師・重森千も「門から玄関にいたるアプローチの侘びた風情、

書院からの眺めが大変素晴らしい」と賞賛している。

この日の慈光院は、曇り・雨のち晴れで、変化ある姿を見せた。

寺の計らいで庭を散策することもできた。

飛び切りの八景を紹介しよう。


御影ダンケ元町店

2012-07-20 | グルメ

神戸・元町から鯉川筋を少し上がったところに、

バターブレンドコーヒーが売りの御影ダンケが店を出している。

はじめはブラックでのんだが、ミルクを入れるとよりまろやかな味わいとなった。

コーヒー店特有の香りに包まれた感じはないが

こじんまりした店内の雰囲気はよく、どの客もくつろいだ様子だった。

この日は、金で縁取りしたまばゆいばかりの白の器で、

コーヒーの色合いとうまく調和していた。

すべて大倉のカップだそうだ。

ちなみに水曜日はお休み。


光明皇后ゆかりの寺

2012-07-19 | 散策

きょうの奈良はずい分蒸し暑い。

でも予定通り、光明皇后ゆかりの法華寺と海龍王寺を訪ねた。

法華寺は、光明皇后が総国分尼寺として建立した寺で、

本尊の十一面観音菩薩立像は、皇后をモデルにしたといわれている。

ご本尊は閉扉中だったが、分身像を拝することができた。

分身といっても、最上の白檀の一木造の稀有なものだ。

適切な表現が見当たらないが、とにかく吸い込まれるようだった。

浴室(からふろ)で多くの病人を救済したという

皇后の姿がそっくり現出したような感じがした。

光月亭でいただいた茶菓も、この日の暑さをひと時忘れさせてくれた。

 

海龍王寺は、ほうほうの体で唐から戻った玄(げんぼう)の開基。

住職が玄の人となりや大きな業績を丁寧に説明してくださった。

玄の存在が意図的に消された理由もよく分かった。

ここでは端正なお顔のご本尊『十一面観音菩薩立像』を拝する事ができた。

とりわけ金の輝きが神々しく、一見近づき難いような感じがあるものの

こんなお姿の方(光明皇后)に施しを受けることができれば・・・。

なんとも嬉しい出会いだった。

西金堂に安置されている国宝の五重小塔もお見逃しなきよう。

 


大和西大寺のランチ処

2012-07-19 | グルメ

奈良の銘酒・豊祝の名をそのまま使った食事処、

カウンター中心のお店は、気軽な居酒屋だが、

昼は700円のおきまりランチが売り物になっている。

きょうは、サバ・鶏のから揚げ・ヒジキの煮物・素麺など、

濃くもなく薄くもないほどらいの味付けで、

私の口にはちょうどいい。

場所は近鉄『大和西大寺駅』の駅ナカで、

ショッピングモールの一番奥のスペース。

近鉄奈良駅の構内にもどうタイプの店がある。

一度足を運んでみてください。

お酒の好きな方は一杯引っ掛けてください。


お得!3dayチケット あす発売

2012-07-19 | 散策

最近はお得チケットがいろいろ出ている。

とりわけお得なモノは、あまり積極的なPRがないように思う。

その代表が、JRの「青春18切符」。

私がよく使っているのはスルッとKANSAIの「3dayチケット」、

自分の好きな3日をチョイスできる。1枚5千円、子どもはもちろん半額。

関西の私鉄路線、それにバス路線のほとんどに乗れるので

かなり格安な切符といえる。

ちょっと遠いが、たとえば姫路の人が

和歌山の高野山や、大津の比叡山などを日帰りしても

ケーブルも組み込んであるので1666円しかかからない。

有効期間は明日7月20日から8月いっぱい、

いよいよあす発売。大いに利用すべし。

 

 


何に見えるかな?

2012-07-16 | 散策

遠目から見ると、犬のようであり、また熊のようでもあり。

誰かが石垣に貼り付けたのかと思った。

近くで見ると、これは明らかに木の切り株だった。

3~5秒ほどの短い時間だったが、

「なんだろう」と楽しませてもらった。

一本の木、根元から切ると

きっといろんな表情があるのだろうと思った。

この木はさて石垣を積む前からあったのか、

それともある程度配慮して石垣を組んだのか。

ではどうして伐ったのだろうか。

こんなことも散策の楽しみのひとつ。

 

 


ドシャ降り 日曜舎へ

2012-07-13 | グルメ

 

夕方6時10分頃から約20分間、

神戸北町周辺は黒い雨雲に覆われ、大粒の雨が道路をたたきつけた。

車のワイパーが役に立たないほどだったが、息子夫婦と夕食に出かけた。

目的の店は、山間の隠れ家風の『日曜舎』。

ステーキどんぶりや、クリームコロッケなど思い思いに頼んだ。

私は若鶏の香草焼き、ボリュームのある料理だった。

メニューは、和食っぽいものを含め豊富にある。

ちなみに本日は4人で万札1枚。

いつ来ても、ゆったりとした時間を過ごさせてくれる。

 

 

 


山田五十鈴 逝く

2012-07-11 | 散策

「粋で奔放、妖艶・・・。映画舞台に大輪の花を咲かせた

女優の山田五十鈴さんが9日、亡くなった」という書き出し。

この記事には、朝日元編集委員の山本健一氏の

山田五十鈴を偲ぶ評伝がついている。

ここから彼の山田五十鈴に対する募る想いが読みとれる。

文化勲章を辞退しようとして周囲を困らせたことや

両親や娘・嵯峨三智子の死をみとることができなかったことなど

身近な者にしか分からないことを綴っている。

「幾多の名優らと出会い、芸を吸収した。

『男は芸のこやしになる。むこうもこやしにしているけど』と

妖艶に笑う美しき怪物でもあった」という部分は圧巻。

山田五十鈴の人物像が浮かび上がってくる。

朝日放送の“必殺”で見せた妖艶さ、

かなりのお歳のはずだが、画面に吸いつけられた。

あの振る舞い、かすれ声のセリフ、何とも魅力的だった。

嵯峨三智子のとろける色気も当然親譲り、素晴らしかった。

また好きな役者が逝ってしまった。

 

さてテレビはどんな作品を見せてくれるのだろうか。

必殺シリーズは是非見たい。

 

 

 

 

 


馴染みの店が また一軒・・

2012-07-10 | グルメ

 

神戸山手の中華料理店「阿昌」、

仕事場のすぐ近くにあり、30年ほど前の開店当時からよく通った。

とりわけ昼が多くサービス定食や牛バラなど、仲間はみんな満足げだった。

時折夜にも使ったが、テーブルに並べられた前菜で酒も話も進んだ。

ところが・・・である。今月7日、七夕の日に閉店となった。

この日お名残惜しやという仲間が集まった。

オーナーの龔さんの特別の計らいで、ご馳走に浸った。

この味を失うのはもったいない。

どうしてこうもなじみのお店が閉じてしまうのか。

龔さんの話では、1日の労働時間は17から18時間、

60歳を越えた体には、きついという。

うまくギヤを入れ替え、新たな人生を歩んでほしい。

本当にご馳走さまでした。