TVおじさん

世相の鏡であるテレビから学び、時として批判も。メディア表現にも触れる。まだ元気、散策の想い出も綴りたい。

有働アナは気が強い?? 

2011-09-11 | メディア

8月下旬の放送だったと思う。NHKの『あさイチ』で琵琶湖周辺の話題をたっぷり紹介した。

私も訪ねたことのある高島市の鮒ずしの老舗「喜多品」が登場した。

 

この日目立ったのが有働アナの“気の強い”ところ(いつものことか!!)。

「琵琶湖一周何キロか?」と問われてオタオタした若手のアナに突っ込みを入れた。

ところが、この後有働さんも失態を演じてしまった。

本来なら“汚名返上”なのに“汚名挽回”と言ってしまった。

私がアレと思ったのは、ここで誰も訂正しようとせず、番組が進んでしまったことだ。

「有働さんには誰も口出しできない」「やっぱり気が強いのかなあ」と、私は首をかしげてしまった。

ちょっと恥をかかせることになるかもしれないが、もしここで突っ込んでいれば、

有働さんのアナとしてのテクニックが光ったはずだ。

有働さんの“名誉挽回”の場を見たかった。残念で仕方がない。

 

でも私はこの番組が大好き。

小さなことにはこだわらず、有働さんの巧みなリードもあって、明るく楽しくテンポよく進んでいる。

これからもこの調子で頑張ってほしい。

朝ドラからカメラがポンと切り替わって、気の利いたコメントが出てくるところは特にライブ感があって心地いい。

 


“避難指示”ちゃんと修正

2011-09-10 | メディア

9日の『NHKスペシャル』“緊急報告 記録的豪雨の衝撃”を見た。

深層崩壊など災害の恐ろしさが生々しく伝わってきた。

 

私が指摘した“避難指示”についても、山崎登解説委員が問題点も含めて分かりやすく解説してくれた。

「言葉の響きだけを考えると、避難勧告のほうがどうも強いというふうに誤解している・受け止めている人が多い。

避難指示はすぐに避難してくれという市町村からの“避難の命令”だ」とパターンを指さしながら丁寧に説明した。

その上で“オオカミ少年”になることを恐れる市町村長に向けて

「危険が迫ってきたら、空振りを恐れずにこの情報を出してほしい」と訴えた。

さらに住民に対しては、「この情報(避難指示)が出たら直ちに避難して、もし災害がなかったら“それはよかった”と受け止めてほしい」と呼びかけていた。

もうひと押し、この言葉の見直しについても踏み込んでほしかった。

 


この程度の認識なのか

2011-09-09 | メディア

 

この映像を見て”抵抗”はないですか。

何かを感じてほしい。できれば憤りを!!

7月3日の夜7時のNHKニュース、

避難勧告と避難指示を比べ

どちらがより深刻なのか?

正解は避難指示です。

指示が出ると、もうそこにいては駄目、

一刻も早く避難しなさいという

命令の性格を持った指示です。

「避難指示・勧告」とするべきでしょう。

 

 兵庫県篠山市の説明を拝借しました。

こと人命にかかわる問題なので大目に見てください。 

NHKは、どうしてこんな表記を、放送に出してしまったのか。

しかも、紀伊半島の広域で、未曽有の被害が出ている時に・・。

この後眼を凝らして見ていたが、こんないい加減な表記は目にしなかった。

おそらくはかなり厳しいチェックが入ったものと思います。

 

これは私の考えですが、”指示”という言葉は”勧告”よりも

軽く受け止められているからではないでしょうか。

この点をしっかり調べてほしい。

災害を経験した地域とそうでないところでは

温度差・認識が違うかもしれないが、

それなりの人数に聞き取り調査をすれば

はっきり分かることです。

できれば“避難命令”“退去勧告”等々知恵を出し合って

見直してほしいと思います。

とにかく「国民がどう感じているのか」、一日も早く調査をしてほしい。

 

 

 

 

 

 


秋篠寺 苔の道

2011-09-08 | 散策

 

愛染明王・帝釈天・十二神将、

ものすごい迫力で、迫ってくる。

秋篠寺を訪れるのは今回が3回目だが、

つい仏と目を合わせてしまう。

お願いを聞くというよりも

人のためにつくせとの説諭を受けたような気がした。

本堂の仏像と真摯に向き合ってほしい。

何かが聞こえてくるはずだ。

見逃してはならないのが、本堂に通じる苔の道。

たまたまかもしれないが、

今日は、緑が映えるだけでなく

陽の光が差し込んでいた。

これに応えるように

一面に敷き詰めたマンジュゴケが輝いていた。

ほんとに良い日に訪れたと、独り喜んでいる。

 


西大寺の大茶盛

2011-09-08 | 散策

まほろばの里大和、

大仏殿のある東の大寺・東大寺はよく知られているが、

平城京をはさんで西側には、西の大寺・西大寺がある。

寺域は盛時にはおよそ1キロ四方もあったという。

火難などで衰退した寺を再興した叡尊さん、

大茶盛もこの高僧によって始められた。

なんと1239年、今から750年ほど前のことだという。

「八幡宮に献茶した余服を雲集する衆生に喫せしめられたのに始まり、

驚嘆に値する使用器具の巨大なのはこれに由来するもの」と記している。

ちなみに茶碗は高さが21センチ、周囲は1メートルを超える。

”開基勝宝”と記された金貨の形をしたお菓子をいただき、

回し飲みの格好でお茶を味わった。

まさに「他に類例を見ない特異の茶事」でした。

23人ののグループゆえに実現した大茶盛、

みんな大喜びだった。

 


オリジナル・グッズ

2011-09-06 | ブログ

友人といっても元々は友禅ぼかしの染師だが、

ご存知のように呉服はあまりにも高価で

特定の人の贅沢品になってしまった。

しかし、腕を生かしていろんな取り組みをしている。

一時は、自宅アトリエで浴衣の染指導をしていた。

染め絵の傘も作っていた。

最近は、阪神百貨や伊勢丹で

ペットやふくろう、干支などの実演販売もしている。

彼はいつも自作のかっこいいTシャツを着ている。

誂えの一品だが彼の作品はかなり格安だと思う。

お願いしていたら

初心者でも作れるという見本を送ってくれた。

「浜野生久」で検索すれば彼の作品や活動を知ることが出来ると思う。


ガラス越しの台風中継

2011-09-03 | メディア

NHKは繰り返し台風情報を出している。

ゆっくりした動きの台風12号、各地に大雨を降らせ被害が出ている。

各放送局からの持ち回りの中継で、台風が次第に接近してきていることを実感させられる。

自ずと備えを意識する。

強風に吹き飛ばされてはいけないので、きょうは1万歩のウオーキングを取りやめた。

 

気になった点をひとつ、それは徳島市からの中継。

明らかにガラス越しの映像、吹き降りの雨がガラスに当たって港の様子がよく見えない

。危険な状況の時はそれもやむを得ないが、穏やかになってからもまたガラス越し。

残念ながら“現場の実感”が伝わってこなかった。

どうしてこんなことになったのだろう??


必見!おもろい動画

2011-09-03 | メディア

 

「つい、最後まで見てしまう」のがNHKの『特ダネ!投稿DO画』という番組、

 昨日も時間調整なのか放送していた。

何よりも魅力的なのが“狙っても撮れそうにない”一瞬の映像。

 

ヒグマが加えた好物のサケを別のヒグマが横取りしようとする。

争いになったすきを見てサケは川に戻り難を逃れるという作品。

投稿された動画は左程面白いとはいえないが、

巧みに編集された画像にうまくコメントをつけ、音楽などで臨場感を高める。

撮影した本人の声もあり、状況がよく分かる。

 

8月18日(木)には夏のスペシャル版を放送していた。

カリブ海の海底の穴を探索するダイビングを紹介していた。

「誰が撮影?、泡が一切見えない」という書き込みコメントはつい見落としがちな部分を気づかせてくれた。

海底から噴出する渦巻きについては、東大教授の「しみだした真水が加速しながら上昇している」

という説得力のあるミニ解説がつけられていた。

6時間がかりで撮影したみかんの皮をむく作品は、

「過程を表現したかった」という作者のねらいが十二分に伝わってきた。

 

いずれもこの番組のホームページで紹介されているので、興味のある方はご覧いただきたい。

投稿された動画とともに、これを編集し放送した作品も紹介されている。

容易には撮れない映像をアマチュアが提供し、熟練のプロの編集マンがねらいを絞って魅せる映像に仕上げる。

この2人3脚が功を奏した事例といえるだろう。

http://doga.nhk.or.jp/doga/ の“放送アーカイブ”をどうぞ!!