まほろばの里大和、
大仏殿のある東の大寺・東大寺はよく知られているが、
平城京をはさんで西側には、西の大寺・西大寺がある。
寺域は盛時にはおよそ1キロ四方もあったという。
火難などで衰退した寺を再興した叡尊さん、
大茶盛もこの高僧によって始められた。
なんと1239年、今から750年ほど前のことだという。
「八幡宮に献茶した余服を雲集する衆生に喫せしめられたのに始まり、
驚嘆に値する使用器具の巨大なのはこれに由来するもの」と記している。
ちなみに茶碗は高さが21センチ、周囲は1メートルを超える。
”開基勝宝”と記された金貨の形をしたお菓子をいただき、
回し飲みの格好でお茶を味わった。
まさに「他に類例を見ない特異の茶事」でした。
23人ののグループゆえに実現した大茶盛、
みんな大喜びだった。