「つい、最後まで見てしまう」のがNHKの『特ダネ!投稿DO画』という番組、
昨日も時間調整なのか放送していた。
何よりも魅力的なのが“狙っても撮れそうにない”一瞬の映像。
ヒグマが加えた好物のサケを別のヒグマが横取りしようとする。
争いになったすきを見てサケは川に戻り難を逃れるという作品。
投稿された動画は左程面白いとはいえないが、
巧みに編集された画像にうまくコメントをつけ、音楽などで臨場感を高める。
撮影した本人の声もあり、状況がよく分かる。
8月18日(木)には夏のスペシャル版を放送していた。
カリブ海の海底の穴を探索するダイビングを紹介していた。
「誰が撮影?、泡が一切見えない」という書き込みコメントはつい見落としがちな部分を気づかせてくれた。
海底から噴出する渦巻きについては、東大教授の「しみだした真水が加速しながら上昇している」
という説得力のあるミニ解説がつけられていた。
6時間がかりで撮影したみかんの皮をむく作品は、
「過程を表現したかった」という作者のねらいが十二分に伝わってきた。
いずれもこの番組のホームページで紹介されているので、興味のある方はご覧いただきたい。
投稿された動画とともに、これを編集し放送した作品も紹介されている。
容易には撮れない映像をアマチュアが提供し、熟練のプロの編集マンがねらいを絞って魅せる映像に仕上げる。
この2人3脚が功を奏した事例といえるだろう。
http://doga.nhk.or.jp/doga/ の“放送アーカイブ”をどうぞ!!